第27話

「ほら早く動け!」

はぁはぁなんで俺たちがこんな目に、、!

あの6人以外の俺たちは苦しい日々を送っていた。

それも知らずあの6人は進んでいっている。

くそ!なんで俺たちが後始末を!

現在あの6人が倒したモンスターの死骸から使える部分を取り回収するいわゆる雑用をしている。

「ほら!止まるな!」

「キャー!」

魔法や物理攻撃などで攻撃され無理矢理だ。

なぜこんなところまで連れてこられてやらないといけないんだ!

「HPは、、」

2000。

最初のうちはみんなが勧誘され飯を食っていたが、必要がないと判断すると同時に、ある事を話す。

それは料理の中に爆弾を仕掛けたこと。

そしてそのダメージは50000。

俺たちでは一撃で死んでしまう!

1人だけそれを超すものもいるが、受ければ動けなくなるし、なんせ優遇されているのでわざわざ逃げようとはしないだろう。

こんなことならモンスターにすればよかった。

いや、、奴らはもう死んでいるか?

はははっ!惨めだぜ!

「おい!そこ!」

グハッ!

「動けよ。」

こいつは絶対倒してやる!

***

「うまいな!」

「そうであろう。」

現在2人はフェンリルから教えてもらった美味しいモンスターの食べ方を学んでいる。

ゴブリンを食べると言われ少し引き気味だったが意外と美味しかった。

「本当?」

「おう!」

と大声で言うのでリーフも食べて、

「んっ!美味しい!」

虜になった。

「さて教えてやったのだ。レベルアップするぞ。」

「はーい。」

そしてモンスターに目掛けて

「ブラックホール!」

よし。

「んん、、ほとんど実力は同じだと思っていたんだけど、、」

と悔しそうにするリーフ。

「見ておれ。」

今フェンリルはあれから大きくなり大人の姿になった。

「リーフカッター。」

!一撃か、、

「これぐらいは強くなってもらわんとな。」

「くっ、、」

「そうだ。リーフよ。よかったら教えてやろう。」

「本当ですか!」

「ふむ。今こやつは闇魔法で有頂天になっているからな。最下位に落として、、」

串刺し!

フェンリルの髪が揺れる。

「、、、」

「すみません。後ろにモンスターがいたもので。」

「感知していたが相当遠かったぞ。」

「いやいや少しでも早く倒しておいた方がいいでしょう。イレギュラーが起きるかも知れませんし!」

「はぁ、、、」

ビュッ!

顔に傷がつく。

「、、、フェンリルさん?」

「いやはや少し後ろにモンスターがいたのでな」

「見事に返されましたね」

とリーフ。

「そしてマイクさん。そろそろまた危険モンスターを倒してもらいたいのですが、、」

「嫌です。せっかく異世界に来たのでもう少し楽しませてください!」

「、、、せめて1ヶ月に1体は倒してくださいね。」

「わかりました。」

「そして半年に一度に超危険も、、、」

ん?

「そして1年ごとには四天王を」

とんでもない爆弾だな。

「まぁできる範囲で」

「そういう奴は大抵しないのだぞ。」

と槍。

「、、いらないことを」

「我は早く戦いたいからな!」

そうですか。

「じゃあ貴方がやる気が出るよう、そして仲間集めのためにもしばらくは旅行をしましょうか。」

ということで少なくともこの1ヶ月は安泰そうだ。

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