おかねのつかいみち

ゔぃれ

第1話 プロローグ

 あっつ!!


 お気に入りのナイフが刃こぼれした。

 「流石にこれ以上は無理か……」


 僕の名前は、城田 京也。大学4年生。

 今、ロボットのプラモデルを作っていた所だ。


 僕は昔からプラモ作成が好きで、大学では模型サークルに所属している。

 勿論サークル活動だけでは飽き足らず、こうして家でも常にプラモデルを組み立てている。


 今、大学では文化祭が開催されていて、展示だけ済ませた僕は家で大人しくプラモデル作成に勤しんでいる。


 ……が、プラモ作成中にお気に入りのナイフが欠けてしまった。

 何度も砥ぎながら使っていた所為でもう限界が来てしまった様だ。

 取り敢えずその場しのぎでいいので、すぐにお手軽なナイフが欲しい。


ナイフを買いに行く為、手早くお出かけ用の服に着替えるとそのまま家を出る。


「……どうせなら買い物ついでに学校の様子でも見てくるか……」


 あまり乗り気ではないが、取り敢えず大学に向かう事にした。

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