概要
はらはらと降る雪は、世界から熱を奪っていった。
こんなことになるのなら、いっそ奪えばよかった——
深山深雪。
僕は彼女のことが好きで、彼女も僕のことを好きで。
きっといつまでも一緒に歩いていくのだろうと、子供みたいな純粋さで疑うことなく信じていた。
深山深雪。
僕は彼女のことが好きで、彼女も僕のことを好きで。
きっといつまでも一緒に歩いていくのだろうと、子供みたいな純粋さで疑うことなく信じていた。
いいのかい？ それは……いいや嬉しいよ。そんな風に言ってくれるなんてね。ああ、有難う。これからも頑張
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