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  • 編集済

    登場人物たちの心理や戦略が複雑に絡み合い、読者に想像力をかき立てられる展開となっています。要塞が実際には砦であるという事実や、それをスタニスラフに献上するという計画は、予想外の展開を期待させるものです。
    緻密な計画とそれに伴うリスクのバランスを巧みに描いており、次の展開が待ち遠しいです。素晴らしい章をありがとうございました。引き続き、ゆっくりとですが、読んでいきます。




    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     計画は遠大なんですけど、それを読み手に感じさせずに、いかに驚いてもらえるかが、この章の狙いなんです。
     うまく伏線が機能してくれればよいのですが。

  • 焼き討ちからの水攻め。やられた方はたまりませんけど、これは戦。情けは無用ですし、人的被害を最小限に抑える方法ですね。

    奏多の筋書き通り、各国の力を並ばせる事で争いを無くしましたが、今後どうなるか。
    願わくばこの平和が、長く続きますように。

    最後はあるべき場所に帰る。
    本当に帰れるかは行ってみるまでわかりませんけど、例えどこに行こうと奏多ならやっていけそうです。

    異世界に降り立った軍師の物語、完結おめでとうございます!(^^)!

    作者からの返信

     無月弟(無月蒼)様、コメントありがとうございます。

     火攻めからの水攻めは、最強コンボかなと思います。
     魏の曹操を破った赤壁の戦いが火攻め、呂布を下邳で降したのが水攻め。
     中国史を見てもこれだけ鮮やかに計略がハマった時代はないかなと思います。
     それも各国に「孫子」の兵法があったればこそ、ですね。
     スタニスラフは張良で兵法が止まっていたので、裏をかかれた形になっています。

     果たして奏多くんはこちらの世界へ戻れるのか。
     新たな世界へと渡り、また兵法を伝授して回るのか。
     決めないほうが余韻があっていいかなと思いました。

     長編の一気読み、お疲れ様でした。そして誠にありがとうございました。
     ★レビューも賜り、恐悦至極に存じます。


  • 編集済

    「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか。」

    と云うとき、

    「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば一生食べていける」

    老師の格言です。

    カナタは去りましたが、これからは彼らの手で平和を続けていくのでしょうね。

    完結、おめでとうございます。
    読みごたえのある物語をありがとうございました。

    作者からの返信

     るしあん様、コメントありがとうございます。

     「釣り方を教えれば」は老子の言葉ですよね。
     奏多はこの世界から去りましたが、釣り方は教えてもらえましたからね。
     あとは実践の機会を求めて大陸外へ打って出るか、大陸の平和統治のために兵法を応用していけるか。

     完結祝いありがとうございました。
     できうるかぎり読みやすい文章を目指しましたが、スラスラとお読みいただけたようで何よりです。

     御作『異世界忠臣蔵』に★レビューを付けておきました。
     時間がかかって申し訳ございませんでした。

  • 言葉ひとつでただの砦が難攻不落の要塞になる。
    ハッタリも駆け引きのうち。中身は変わらなくても言い方を変えるだけで相手は警戒してしまうから、面白いものです。

    そしてただの、要塞の名をもらっただけの砦で終わるわけじゃないみたいですね。
    どんな結果になるか、期待大です。

    作者からの返信

     無月弟(無月蒼)様、コメントありがとうございます。

     同じものなのに、言葉を変えると性質が変化する。
     今回は砦を要塞と言い切っているわけですが、意外と効果はあるんですよね。
     一目見ればさすがに難攻不落とは思われないでしょうが、実際に手合わせするまでは警戒心を抱かせるにはじゅうぶんです。
     今回用意している木造要塞は、最終決戦で効果を発揮します。
     ちょっと考えればすぐにわかるのですが、そのくらいのほうがワクワク感があっていいかなと。

  • 奏多の狙い通りに事が運びましたね。
    こっちは万全の状態で、相手はコンディションを悪くして戦わせる。相手にはデバフが掛かってるみたいなものですから、これは数よりも大きな強みになりますね!(^^)!

    そして伏兵。先を読む力が必要で使いどころが難しい方法ではありますが、見事成功。
    天才軍師の存在を、見せつけました(*´▽`)

    作者からの返信

     無月弟(無月蒼)様、コメントありがとうございます。

     人に致して人に致されず。
     『孫子』の一節ですが、これを実践している人ってあまりいないんですよ。
     自分の戦い方に自信があって固執していると手玉に取られる。
     今回の奏多の狙いはそこにありました。
     いつも勝っているという自信を打ち砕くために、こちらから戦場を設定しました。
     伏兵は戦いの推移を見極めないと使いどころが難しいのですが、今回はエピオーネ側も混乱していましたから、それを増幅させるのに役立ちましたね。

  • ジロデ公国軍を撃退しただけでは終わらずに、その倒したジロデ公国と手を取るとは。
    今回のことだけでなく、先を見据えた同盟ですね。

    これで2つの大国も、迂闊に手出しできなくなったはず。
    もしも奏多の提案がなかったら今回の戦の勝敗に関わらず、ユーハイム公国もジロデ公国もいずれ、大国にやられていたかもしれませんね。

    作者からの返信

     無月弟(無月蒼)様、コメントありがとうございます。

     今回の勝ちだけで終わってしまうと、より強いエピオーネとスタニスラフが弱体化したユーハイム公国へ攻め込んでくるのは必定でした。
     そこで、単に倒すのではなくジロデ公国の兵をそっくり丸抱えすれば、スタニスラフはまだしもエピオーネは牽制できます。
     そのための天下三分の計ですね。ユーハイム・ジロデ同盟がエピオーネとスタニスラフの双方を相手にするには、この計略を仕掛けるのが最上と奏多は考えたわけです。
     ですが、そうは問屋が卸さない。
     相手が天下三分の計を知らないので、想定外の行動に出られます。
     まあそこも織り込み済みではあるのですが。

  • カナタ、重要な地位につきましたね。
    こうまで信頼されているのですから、ぜひともそれに応えないと。
    地形に文化、それにものの流通の知識なんかも、どこかで役に立つかもしれません。
    知識と知恵を武器に、活躍してください(≧▽≦)

    作者からの返信

     無月弟(無月蒼)様、コメントありがとうございます。

     転移者は頻度こそ少ないものの、いないわけではなく、能力も高いことが知られているという裏事情もあります。
     開始当初から軍を率いるようにしているのですが、正式に軍師として兵を指揮できるようになって、奏多の思いどおりに戦況を進められるようになったのが大きいですね。

  • 関羽の敗因は倨傲《きょごう》で尊大な性格に原因ですね。
    関羽が謙虚で慎重かつ寛容な人物であったなら、少なくとも自陣営の人間からは離反されないで済んだように思います。

    韓信のような野心は無かったのでしょうが、なまじ力が有っただけに、彼を諌めることが出来るのが劉備だけだったのが残念です。

    人の換言を聞き入れるだけの度量、人に仕事を任せることが出来る余裕が無いと国のトップに居続けることは難しいかも知れないですね。





    作者からの返信

     るしあん様、コメントありがとうございます。

     関羽は自らの義を通すことを最優先にしていたようですよね。
     部下がいくら諫言しても、自らの義に適わなければ採用しなかった。
     正々堂々一騎討ちで戦うことに固執したことも、死期を早めた一因でしょうか。
     張飛は部下を激しく鞭打って関羽敵討ちをしようとして部下に殺された。
     個人の武が強いと、どうも我が強くなる傾向にあるようで、そのために早死にする武将が多かった印象です。
     個人の武といえば、蜀の五虎将軍がありますね。五人の中でも、結局我を通さずに軍師・諸葛亮に指示されたことを違わず実行していた趙雲が、いちばん最後に老衰で亡くなるというのも、名将の条件かもしれません。
     ちなみに私は趙雲派です (^ ^)

  • 第3話 玖月奏多と小隊への応援コメント

    兵法マニアの高校生。理屈の上では有効そうな作戦ですが、実際機能するかはやってみるまで分からないもの。はたしえ机上の空論に終るか、戦果をあげれるか。

    異世界に来ても、冷静に物事をとらえられていますね。
    状況を判断できる力は、軍師にとって必要不可欠ですね。

    作者からの返信

     無月弟(無月蒼)様、コメントありがとうございます。

     兵法を効果的に活用するには、実戦の場でいかに冷静になっていつもどおりの思考や判断ができるかにかかっています。
     それを示すため第一話で戦略思考ができることを示してみました。
     試験ごときでもしっかりと戦略思考ができていれば、まったくの素人よりも慣れるのは早いはずです。

  • 第11話 ジロデ公国と張良への応援コメント

    狡兎死して走狗烹らる

    韓信と違い、いち早く漢帝国から去った張良は名軍師だったのでしょうね。

    作者からの返信

     るしあん様、コメントありがとうございます。

     張良は過去の兵学にも通じているので、大功を成した将軍・軍師の末路を知っていたはずです。
     『孫子の兵法』の孫武は呉を覇者にしてすぐ国を離れています。
     「孫呉の兵法」と並び称される『呉子』の呉起は魏を大国にしてのち他の国へ行って富国強兵に努めようとして国王が死んだら車裂きの刑に処されました。
     秦の富国強兵に努めて大国とした商鞅は『商君書』を表すほどの政治家でしたが、王が代替わりしたときに呉起同様車裂きの刑に処されています。

     張良はその先人の事例を知っているので、漢帝国が成立した直後に神仙の道に進んでその後一切の消息を絶っています。
     残された韓信は反逆者の汚名を着せられて処刑されました。
     陳平は劉邦死後の呂太后を諌められずにやりたい放題されて全国の知事職を劉氏から呂氏へと次々に変えられていきました。それを止めようとした義士もいましたが皆処刑されて、功績のある陳平ですら手が出せない状態に。

     やはり軍師としては孫武と張良が最も出処進退をわきまえた将軍・軍師だったということですね。

  • 再び開いた空間の歪み。このタイミングでそれが起きたということは、カナタがこの世界でやることは終わったという証拠なのかもしれませんね。

    カナタはこの世界から去ってしまいますが、彼の功績、そして残した兵法が、これからも根付いてくれますように。

    作者からの返信

     無月兄様、コメントありがとうございます。

     奏多もこの世界での一定の役割は終えましたね。
     ただ、それでもこちらに残る選択肢自体はあったのです。
     ですが、やはりこの世界からすれば異物であることに違いはありません。
     空間の歪みがいつ訪れるかわからない以上、元の世界へ戻るほうがよいとの判断ですね。
     一度この世界に必要とされたのなら、これから先また奏多を必要とするときはまた空間の歪みが発生するだろう。という打算も込みですが。

     兵法は四大国に受け継がれ、大陸の平和に寄与するのであれば、奏多がいなくなってもだいじょうぶ。
     奏多の成した功績もきっと後世に語り継がれるでしょう。
     そしてまた必要となったとき、奏多が選ばれるとは限りませんが、誰かがあちらの世界へと旅立つことでしょう。

     最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。

  • 見事、戦わずして勝つを成功させましたね。
    数で上回った以上まともにぶつかっても勝つことができたでしょうけど、このやり方が政治的にも最良の勝利の形なのでしょうね。

    作者からの返信

     無月兄様、コメントありがとうございます。

     ここで兵を損ねると、最強のスタニスラフと戦うとき不利になりかねません。
     そこでなるべく戦わずに降して戦力強化を狙いました。
     これが来るスタニスラフ戦でも心理的な優位に立てました。
     その代わり、スタニスラフ戦がとんでもないことになります!

  • 直接の戦いだけでなく、そこに至るまでの政治的な部分も濃く書かれているのですね。

    一つ二つの戦いでなく国家としての勝利やその先にある平和を考えると、そういう部分の方がより重要になってきそうです。

    作者からの返信

      無月兄様、コメントありがとうございます。

     ただの連戦連勝だけでは逆に面白くないかなあと思い、次の戦いに向けた内政と軍備の構築にもページを割いています。
     そうしないとただ戦って勝つだけの単調な物語になりますからね。

  • カイ.智水 様
     完結おめでとうございます! 雷魔法を水魔法で封じるっていうのは、水属性の敵には雷魔法が効果が高い、という発想と真逆でしたが「なるほどー」と思いながら読んでました。戦い方次第ってこういうことなのかなーと思いました! 面白かったです!
     ではでは完結おつかれさまでした!
     

    作者からの返信

     冴木さとし様、コメントありがとうございます。

     雷属性は水属性に対して漏電で威力を増す。つまり漏電をどうコントロールするかでどちらに有利になるかが決まるのです。
     このあたりは陰陽五行説の相剋、反剋の思想を混ぜています。
     いろいろな思想を取り混ぜて世界観を構築しています。

     ねぎらいのお言葉、ありがとうございました。

  • 確かに、水源絶たれては生き物は死しかないですね😨

    作者からの返信

     スズキチ様、コメントありがとうございます。

     山などに行っても、真っ先に水源を確保しておかないと、楽しいキャンプにはなりませんからね。
     軍は大勢の人が存在しますから、水源の確保は最優先ですね。

  • まさか、あっという間に帰って終わるとは!
    驚きました。空間のゆがみの向こうにあるのが、果たして元の世界なのか、またほかの世界なのか分からないという余韻が良いですね!

    世界を渡れるのはカナタだけの模様。すべきこと(兵法を伝える使命)を果たしたら、世界を離れる運命なのですね。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     今回の異世界転移は「張良」にヒントを得たんです。
     張良も漢の高祖・劉邦が楚漢戦争に勝利してから、表舞台から姿を消して、二度と現れなかったそうです。神仙の道に進んだとされています。
     だから、もし「張良」なら、統一の大仕事を終えたら、その世界には未練がなかったのではないか、と。
     ただ、奏多がこれからどこへ向かうことになるのかは誰もわかりません。
     そもそも奏多は「空間の歪み」が見えて、そこに踏み込むことができる人間で、その「空間の歪み」はつねに現れるわけではありません。
     デュバルのいうとおり、求められているのなら、行くべきではないか。
     それが元の世界であっても、まったく新しい世界であっても、そしてこの世界の別の大陸に行くのであっても。
     そこは詳しく書かないほうが続編も作れそうでいいかなという打算も込みです (笑)

     これまでご声援頂きまして、誠にありがとうございました。

  • 完結、おめでとうございます。
    長編を2編も連載されていたのには感服いたします。
    他の作品も読ませていただきます。

        広之新

    作者からの返信

     広之新様、コメントありがとうございます。

     ヨム活をこれほど大規模に行なっていなければ、長編をもう一本書いていたと思います。
     反省会で総括して、次回作へとつながる課題を見つけたいと存じます。

     このたびはご声援ありがとうございました。
     文章をできるだけ軽く作っているので、文字数ほどには読みづらくない、という塩梅がとれている作品ばかりなので、気が向いたらお読み頂けたらと存じます。

     これまでのご声援、誠にありがとうございました。

  • 完結お疲れさまでした。
    空間の歪みの先に、カナタの求める世界がありますように。

    作者からの返信

     奇蹟あい様、コメントありがとうございます。

     「空間の歪み」が見えさえすれば、人は今とは別の体験ができるかも。
     そういう状況のヒントとして陽炎を思い浮かべました。
     気温差で「空気が歪む」のを「異世界へのゲート」に置き換えてみたんです。
     奏多の行き先は、元の世界か、まったく新しい世界か、それともこの世界へと戻ってくるのか。
     それはきっと世界だけが知っているのだと思います。

     これまでのご声援、誠にありがとうございました。

  • 完結、本当におめでとうございます。お身体の調子が本調子でないところ、よく完結されることができたと存じます。その努力に敬服いたします。

    作者からの返信

     雨 杜和様、コメントありがとうございます。

     なんとか2本目も完結まで到達しました。
     やはりヨム活をしながら3本目は書けませんでしたが。
     まあ次回はきっちり準備して三本の矢で挑みたいところです。
     まさか旧年に「頭もやもや症状」が出るとは思わず。あれでだいぶ執筆が苦労しました。
     一度書いたシーンやセリフが別のシーンやセリフで出てくることが多くて、正直気持ちが折れかけました。
     でも、なんとか微修正を加えて全体の物語はなんとか形になったと思います。

     今回の反省会をしっかりして、次回作に取り入れられたらと存じます。

     これまでのご声援、誠にありがとうございました。

  • 第5話 カナタと軍師就任への応援コメント

    ハイブ公爵もエルフィン将軍も、なんと良き上司か!

    数ある(数ある?)異世界行きの中でもカナタにとってはここ以上の当たりはないですね(*⁰▿⁰*)!

    作者からの返信

     ハマハマ様、コメントありがとうございます。

     「即軍師採用」との煽り文句のため、よい国へと渡ったことになります。
     この異世界は数十年にひとりくらい現実世界人が来ているという設定で、異世界が奏多を求めていた、という感じですね。

     本作、1章4話でサクサク進んでいくので、どこで読みさしてもだいじょうぶなように作ってあります。
     途中下車推奨のようですが (笑)

  • 本当に戦わずして勝ちましたね!
    これも計略だけでなくしっかりとした下準備があったからこそ。
    まさに備えあれば患いなし、でした👍

    作者からの返信

     綾森れん様、コメント失礼致します。

     エピオーネ戦直後から木造要塞を作らせたのは、火で燃やせる点と、上水を得るためにダムを作って水路を引く。という利点がありますね。
     火の次は水。兵同士の戦いではなく、自然にあるものを活かすのは兵法では当然の戦術ですね。
     寒かったら氷を使うし、夏場は日で暴れさせる。
     季節や天候、地理を駆使するのが、本当の軍師なのです。

  • >こちらは唐代までの兵法に通じているのだから

    兵法は唐代で完成を見ているということでしょうか?
    唐代以降の中国史では、大陸が統一されていてそれ以上兵法が発展する戦がなかったということかな?

    作者からの返信

     綾森れん様、コメント失礼致します。

     中国の古典兵法に「武経七書」があります。七冊あるんです。
     『孫子』『呉子』『六韜』『三略』『司馬法』『尉繚子』『李衛公問対』の七冊です。
     このうち最も時代が新しいのが『李衛公問対』で、唐の太宗・李世民が部下と兵法談義をしているところをまとめたものです。
     ですので「唐代までの兵法」とは「武経七書」に精通しているという自負を表しています。
     まあここまで細かく書くと物語のテンポが落ちるので、さらっと書いたんですけどね (^_^;)

  • 雷電魔法を封じる大規模な水攻めが見られる予感・・・!?

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     半分正解ですね!
     しかしただの水攻めではありません。コンビネーションが鍵を握ります。

  • 第43話 同盟入りと撤兵への応援コメント

    力で押さえれば離反される可能性が高まる。お互いに利益がある状態で協力関係に持ち込んだ方が、強固な同盟を築けるということですね。
    国家運営を見ても 恐怖政治を敷く政権が長くもった歴史ってありませんよね……

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     おっしゃるとおりで、どちらかが屈従する関係は長続きしません。
     太平洋戦争後の日本が、世界的に見て特殊だっただけです。
     アメリカに大敗して占領されましたが、日本人はアメリカ兵を受け入れていました。
     しかしこれを教訓としたベトナム戦争やアフガニスタン戦争ではアメリカはベトナム国民やアフガニスタン国民から支持されなかった。
     つまり現実では屈従させると反発するものなんです。

     恐怖政治はたいてい一代で終わります。落ち目になったところで革命を起こされたり、二代目に引き継いだところでそっぽを向かれたり。
     北朝鮮は国民に与える情報を制限することで、革命を抑制していますが、おそらく金正恩の後は続かないと思います。娘のジュエ氏がトップに立ったらどうなるか。歴史上、女性が独裁政権のトップに立つと苛烈な恐怖支配が敷かれました。

     政治は難しいですね。

  • エピオーネ王が愚王じゃなくてよかったです!
    兵法を学んだカスパーさんは国を思う気持ちがあるなら、絶対に国王を説得しようと頑張ると思っていましたが、国王が馬鹿だったら意味ないですもんね・・・

    そしてついに大国スタニスラフとの戦争ですね!

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     カスパーさんの働きかけが奏功しました。
     まあ今和睦しないとスタニスラフが怖いですからね。
     損得勘定でも和睦が有力な選択肢でした。

     そしていよいよスタニスラフとの一大決戦です!
     (奏多のえげつない戦術が炸裂します!)

  • 太公望、めちゃくちゃ有名だけどどういう作戦を取った人かは知りませんでした。
    なるほど、ひたすらじっくり待つ胆力が求められますね。
    焦って手を出さないことが「戦わずに勝つ」秘訣という気がします。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     実は太公望はただの一戦、殷周戦争の決戦・莫邪の戦い以前に活躍した話はあまりありません。しかもその後も斉の国に封ぜられたから、戦うことはなかったようです。
     しかし春秋戦国時代でも斉は「強国」としての立場を維持していましたから、兵法が富国強兵の御旗であったことは疑う余地がないかなと。

  • 第38話 再戦と原則への応援コメント

    兵法というと戦争にしか役立たないイメージですが、平定した後平和な世の中を統治するにも使えると言うことなんですね。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメント失礼致します。

     兵法は確かに「いくさの法」ですから、戦争に役立てるのが第一なんです。
     ですが、兵法は平和維持のためにも使えるのです。他国が謀略を図ろうとしているとき、企業統治の観点からも兵法は使われていますね。
     平和を維持するために、兵法で牽制し合えばうかつに攻められませんからね。

  • 第37話 再戦と事前交渉への応援コメント

    二国だけがユーハイム側に来ても戦争の火種をまくだけなんですね。

    ウクライナがヨーロッパ陣営に近づいているという危機感からロシアが侵攻したようなものかな。
    確かに旧ソ連国すべてが一度に離反したら、、、戦争どころではありませんね!笑

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     中央アジアやコーカサスの国々がいっせいに離反したら、ロシアも止まるかもしれません。
     現に少しずつですが、ジョージアはロシアを見限っているし、カザフスタンウズベキスタンなども距離をとり始めています。
     奏多としては、エピオーネをどう料理して、最強国スタニスラフを牽制するかを考えています。

  • ついにエピオーネとの全面戦争待ったなしといった状況に?
    カスパーさんは戦後処理や和議の内容を話し合う時に役立ちそうな人材ですね。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     おっしゃるとおり、エピオーネとの再戦は待ったなしです。
     しかしカスパーさんの交渉術が炸裂します。
     奏多のアシストもありますので。

  • 軍師カナタさんに敵はなしって感じですかね🤔

    作者からの返信

     スズキチ様、コメントありがとうございます。

     カナタくんは兵法で敵なしの軍師です。
     弱点をつけようか迷ったのですが、張良に弱点がなかったので今回は無双してもらうことにしました。
     『異世界孫子』で一兵卒から軍師になるまで紆余曲折ありましたが、今作は「最初から軍師で無双」にしてみました。
     これが吉と出るか凶と出るか。
     ひとつの実験ですね。

  • 第33話 仲違いと神の木への応援コメント

    「なにかあったら必ず盟主のユーハイム公国を頼るのだぞ」という言葉を読んで、ふとロシアもCISの中で盟主の立場を維持し、構成国のいざこざを仲裁するはずだったんじゃないかなあと思いました。
    現実は違う方向へ進んでいますが・・・

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     ロシアはウクライナに攻め込んでから、構成国同士が諍いを始めても仲裁に入っていませんよね。そのせいでどんどん険悪になってしまっている。
     領土紛争に発展しているのに、派遣する兵がない。すべての兵をウクライナに投入しているので。
     このあたりもロシアを参考にしていますね。

  • ここまで、楽しく読んでまいりました♪

    ついに軍師始動!

    私の中では、軍師といえば諸葛亮孔明!
    小学生の時に横山光輝先生の三国志を読んで以来のファンです。

    兵法について研究されてこられた作者様の、新たな軍師の活躍を楽しみながら、読み進めていきます♪

    作者からの返信

     大木 げん様、コメントありがとうございます。

     奏多も正式に軍師の座に就きました。
     目指す軍師像は張良と諸葛亮なんです。
     これからも二人の戦い方を参考にして軍を率いますので、お楽しみにしてくださいませ。

  • 防衛研究所の専門家も戦争は外交の 一つの手段だと言っていましたね💡
    ああいった専門家が現代の軍師なのだろうか?

    前話の説明で初めて 兵法というものがつかめてきました!
    実にシンプルな基本法則。
    いかにしてその状況に持っていくか ということですね

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     あけましておめでとうございます。

     戦争は外交の延長線という考え方は、カール・フォン・クラウゼヴィッツ氏が『戦争論』という書籍に書いてあります。
     そして兵法は単純な論理をどう成立させるか。彼我を誘導していくのが兵法です。
     騙し合いもそのためのものなんですね。

  • コメント失礼します。

    この章の魅力は、何といっても兵法と魔法の対比や相互作用にあります。兵法は戦わないための技術であり、魔法は戦うための技術であるという見方が示されます。この見方は面白いですね。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     兵法は戦わないための技術ですからね。それが政略レベルにまで到達すると諸国の支持をとりつけて戦わずに統治できるようになります。
     魔法は生み出すものなので、戦いで優位になります。政略レベルではなかなか使い道がないのも確かです。
     まあ魔法装置が発達すれば、魔法も国民の生活に資するんですけどね。

  • 属人主義は危険ということですね。
    誰でも運用できるシステムを作った現代の政治のほうが、まあ安定するのでしょうね。

    嫉妬心むき出しにするハイブ公爵、ちょっとかわいかったです笑

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     結局ハイブ公爵には兵法を教えていませんからね。
     まあ覇者には帝王学でも学ばせておけばいいのです。
     実際に戦を指揮するわけではないので。

  • 最強国は孤立する――なるほど、地球で言うとUSAやロシアは孤立する可能性がありますね。
    現代だと軍事だけでなく経済も関係してくるとは思いますが、今後は中国やインドもここに該当してくるのかな?
    一方ヨーロッパは小国がたくさんあるから同盟を結んで孤立を避けていますね。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     とくに軍事的に急進して最強国になると、周りがすべて敵になりますね。
     ローマ帝国もだしブリタニアもだし。
     最近だと戦前の日本は典型ですね。
     終戦後のアメリカとロシアは小国を集めて覇権を維持する形で孤立を防ぎましたが、現在は中国が軍事的な孤立を招いています。
     インドは経済成長では優れていても、軍備の増強には積極的でないので、軍事的孤立は避けられています。
     ヨーロッパは前出のローマ帝国やブリタニアのような巨大国家以外は小国の合従連衡で軍事バランスを調整していましたね。ですが第一次世界大戦、第二次世界大戦によって総力戦という形で荒廃しましたが。だからナチスドイツが最強国となって孤立したおかげで、小国がまとまることがてきたともいえますね。

  • 第25話 兵力再編と協力への応援コメント

    素人は「戦略」を語り、プロは「兵站」を語ると言われます。我が国の戦国時代に活躍した、秀吉もプロの武将だと認識しています。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     どんなに戦略が素晴らしくても、兵站つまり補給が満足にいかないと実現はしませんからね。電撃戦で一気に勝つ以外に、兵站を考慮しない戦略はありません。
     秀吉は闘将ではなく、後方支援を得意とした武将ですよね。そのために有能な武将を数多く抱えましたから。

  • 兵法ってこんな感じなんですね!
    シンプルに勉強になります!

    作者からの返信

     スズキチ様、コメントありがとうございます。

     兵法は「大は小に勝つ」「多は少に勝つ」「実は虚に勝つ」「満は乏に勝つ」といったひじょうにシンプルなんです。
     それをいかに実現するか。それが兵法書で語られています。
     トントン拍子で戦いと内政に振り分けていますので、次なる戦いを想定しながらお読み頂けたらと存じます。

  • 第25話 兵力再編と協力への応援コメント

    ついにエピオーネをも味方――というより配下に置くことができましたね!

    たとえ専制君主制でもトップが善政を敷けば平和な国が作れる――なるほどです。
    日本の江戸時代はこれに当てはまるのでしょうか?

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     ユーハイム公国が覇者としてジロデ公国、エピオーネの同盟を取り仕切る関係ですね。なので今の段階では「盟主」にとどまっています。

     専制君主制も善政さえ布けば、というと古代中国の唐や明が手本になるかなと。
     江戸時代の徳川幕府は、確かに善政を布いていましたね。
     中央集権で全土を統治するのは徳川幕府が発でしたから。

  • この章は、敵国と対峙する戦場で緊張感や迫力が伝わってきます。主人公の勝負ぶりや戦略も興味深かったです。戦いにおいては、水源の確保が大事だという趣旨も理解できます。この時代にも内通者(スパイ)がいるというのも面白いです。

    作者からの返信

     神崎小太郎様、コメントありがとうございます。

     水源の確保は宿営地を決める決定打になるので、しっかりと書いておこうと。
     エピオーネとの戦いはあっという間に終わります (笑)
     それだけ完璧な勝利となるわけですが。
     天下三分が崩れたので、当初の方針から戦略を変えます。

  • エピオーネ軍は完全にカナタの手のひらの上ですね!
    斥候の報告を聞いていい気になって攻めてしまうのでしょう。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     エピオーネ軍は、奏多の戦略思考から外れていない判断をしているので、想定通りの動きなんですよね。
     そしてこれ見よがしに宿営しているので、強襲を仕掛けるべく長駆してきます。それが悪手であるのは、兵法を知っていればわかるのですが、残念ながらエピオーネにはそこまで察する将軍も軍師もいないのです。

  • スペックの高い主人公、良きです!

    作者からの返信

     スズキチ様、コメントありがとうございます。

     戦略思考が確立した男子高校生ということで、最初からスペックを高くしないと、すぐに軍師採用してもらえないよね。
     ということで、異世界転移を選びました。
     もうひとつの『異世界孫子』のほうが女子高生の一人称視点で書いているのですが、そちらは一兵卒からスタートしての成り上がりものだったので、そちらとの差別化の意味もあります。
     物語はサクサクと進みますので、山場が多いのも本作の特徴です。

  • 第21話 エピオーネと斥候への応援コメント

    カナタ、こっちの世界で骨をうずめそうですが、元の世界に帰るなんてことがあるのだろうか?
    今はまだ想像できませんね。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     奏多は元の世界に帰るのか。
     実はラストのテーマがそれなんです。
     最終話でどちらかを決めます。
     書き終えてはいるのですが、まだ手を入れようか迷っております。

  • 第5話 カナタと軍師就任への応援コメント

    楽しく読ませていただいています。
    物語の展開が小気味よく、読んでいてストレスを感じませんでした。カナタが作戦を明かすタイミングや、エルフィンの絶妙な素人具合など、これから物語がどう展開していくのか楽しみです。

    今話で時事ネタを入れてきたのには驚きました。意外すぎたので声を出して笑ってしまいました。

    また読ませていただきます。

    作者からの返信

     名無之権兵衛様方、コメントありがとうございます。

     本作はテンポよく、内政も勘案して進みます。
     兵法を真正面から書くと重くなるので、今回はエンタメに振り切ってみました。
     時事ネタや古代中国ネタが随所に出てきますので、そういったところも面白くてためになるかなと考えております。

     またの機会がございましたら、続きを読みにお伺いいただければと存じます。
     このたびは閲覧誠にありがとうございます。

  • いつの時代でも、国境を越えて、平安を祈りながら戦いに挑んできたのですね。これで、次の章に移りますが、引き続きゆっくりと拝読させてください。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     毎日更新ですが、時間のあるときに読むでかまいませんよ。
     なかなか難しい話が続きますからね。

  • 異世界に行ったってのに割と落ち着いている
    理解が追い付いてない的なアレなのか、はたまたこれも戦略思考の賜物なのか

    作者からの返信

     幼縁会様、コメントありがとうございます。

     奏多が驚かず戸惑わないのは、戦略思考であると同時に戦のある世界ならワンチャン兵法を使えるのでは、との打算もあります。
     あと、冒頭で主人公をあまり困惑させてしまうと、物語の導入としては弱いかなと考えました。

  • ただ戦いの場を描くだけでなく、この章は雰囲気が変わっています。こんなところも上手ですね。

    コーラルとデュバルの物語は、彼らが奏多と共に歩む道のりに、一層の魅力を添えています。商人であるコーラルは、その職業を超えた広い視野と国との繋がりを持ち、情報の海を巧みに泳ぐ存在です。彼女の人柄は、商人としての親切さと気さくな振る舞いに表れ、読者にとっても心地よいキャラクターとなっています。いつの時代にもこうした存在が必要だったのでしょう。

    また、扇子の由来や情報を巧みに織り交ぜる流れは、物語に深みを与え、僕の知的好奇心を刺激します。ありがとうございます。

    作者からの返信

     神崎小太郎様、コメントありがとうございます。

     単に戦闘シーンばかりを集めても、それはそれで娯楽作品としてはありなのかもですが、そこに至るまでのやりとりを混ぜて単調にならないようにしています。
     それでもやはり読み手の方は戦闘シーンが見たのかな、と。
     そのあたりの配分が難しいですね。

  • 第19話 下準備と国際会談への応援コメント

    「日本の戦国時代のように気持ちでなんとかなると思っている節がある」確かに武士って精神論ってイメージがあります。
    古代中国の兵法はあまり使われていなかったのでしょうか?

    作者からの返信

     綾森れん様、コメント失礼致します。

     戦国時代随一の武を誇る武田信玄は『孫子』好きで有名でしたね。
     定かではないものの織田信長も読んでいたらしいと聞いたことがありますね。
     当時は写本を手に入れるしかなかったので、『孫子』を読むだけでもひと苦労ありました。
     だから戦国時代は戦乱の世であっても古代中国の兵法はあまり使われていないんですよね。

  • 第18話 下準備と輜重隊への応援コメント

    なるほど、攻めてくるという情報を得ても敢えてこちらは挙兵しないんですね。
    スタニスラフという強国が目を光らせていることで、それなりの秩序は保たれている世界といった感じですね。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメント失礼致します。

     スタニスラフは三国志でいう魏のポジションなんです。
     対スタニスラフ戦も三国志を想起させますよ。
     お楽しみに (^ ^)

  • 第15話 同盟軍と蕭何への応援コメント

    この章は、戦略と戦術、そして人材の重要性について深く掘り下げています。
    「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇(あだ)は敵なり」武田信玄の言うように人材はいつの世でも大切ですね。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     今回は人材を主に取り上げました。
     とくに後方支援を担う人材は重要で、ここに人材を得るかどうかで、長期的に戦えるかどうかが決まります。
     蕭何は、敗れ続けた劉邦に人、金、物を送り続けた異才で、そのおかげで劉邦は項羽に勝てました。
     戦後の軍功第一を得たことで将軍・韓信からは不満も出ましたが、実際蕭何がいなければ韓信も満足には戦えなったんですよね。

  • この章は、軍師と丞相の戦略的な対話を通じて、国家運営の複雑さと深さを巧みに描き出しています。登場人物たちの知恵と戦略が、強い印象を与えます。
    まさに、このやりとりを読んでいると、現代社会の外交努力の難しさを物語っている気がしてきます。作者は、本当に鋭い洞察力の持ち主です。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     戦略はあくまでも政略の一環であり、富国強兵をせずに覇者となった国はありません。
     私は洞察力があるというよりは、持ち前の戦略思考で大局から俯瞰して見ることを意識しております。
     なので、まず政略を整えることを先行させました。

  • 人為的に異世界に呼ばれた可能性もあるってことですか!
    驚きです、そういう方向に話が進むと思っていませんでした。

    しかし謎は深まりますね・・・
    知識の宝庫である異世界人を呼ぶ技術があるなら、王国で管理して専門の魔術師が呼びそうなのに、辺鄙な森の中なんかに転移するとは。

    ネットが分からないのは、意外と最近の人が少ないということかな?
    「うちわ」のように歴史の長いものは広まってますよね。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     人為的な場合と自然発生的な場合がある設定です。
     人為的な場合はおっしゃるとおり国で管理しています。
     自然発生的な場合は、今回の奏多のように空間の歪みが発生します。
     後者は能力が未知数な人が転移してくるので、行き当たりばったりになりやすいですね。
     今回はなんとか軍師級が来てよかったですが。

     コンピュータやネットを知らないので1970年以降の人は来ていないんですね。
     それ以前の人はある程度来ていたようです。

  • 第15話 同盟軍と蕭何への応援コメント

    異世界にも地球の古代中国史が伝わっているって設定が分かりやすくてよいですね!

    強い者こそねらって倒しますから、戦乱の世が長引くと人材不足になるのはうなずけます。
    源平合戦を描かれていた小説でも同じような内容を読みましたが、三国時代も然り、でしたね。
    ウクライナ戦争でもよく「将軍打ち取ったり!」の報が流れていました。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     今回の異世界転移は、張良にスポットを当てて、奏多を最初から軍師に据えるよう、転生ではなく転移を選択しています。
     張良は楚漢戦争の終結後に姿をくらましていますので、そういう意味でも使いやすいキャラクターですね。
     この「転移」というシステムで最終シーンを築き上げました。

     優秀な敵を狙って倒しに行くので、どの戦争も長引けば不利になるんですよね。人的資源が豊富であるなら長期戦に持ち込んで消耗を強いる手もあるのですが、この大陸では最強のスタニスラフなら採用できますね。
     ただ、奏多が長期戦には持ち込ませませんが (^ ^)

  • 第13話 同盟軍と劉邦への応援コメント

    この章には、宮廷魔術師が参加する国際会議が描かれており、壮大な物語が展開されます。歴史に名を残す人物たちが登場し、現代の視点と照らし合わせることで、一層の深みを与えています。現実世界で言えば、まるで宮廷サミットのよう……。特に、競馬や博打といったギャンブルや競技にまつわるエピソードは、ユーモアに満ちており、読む者を楽しませてくれます。歴史愛好家からファンタジーのファンまで、多くの人々がこの物語を楽しめることでしょう。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     まあ競馬の逸話は司馬遷『史記』に記載がありますので、その逸話は憶えておりました。
     国際会談を宮廷魔術師が行うのは、迅速性と会談を開くまでの時間短縮を狙っています。もし顔を合わせての会談となれば、準備だけでひと月はついやすでしょうから。

     裏設定として、この世界に来たのは張良のみで、他は張良から聞いた話として名前と逸話が語り継がれてきたというところですね。

  • この章は、冒頭から魔法のスクリーンで「真実の姿」を描いていますね。

    軍師カナタは、諸葛亮のような知識や経験をもとに、ユーハイム公国とジロデ公国がエピオーネとスタニスラフに対抗するために必要な手段を提案している。
    確かに強大な国に対抗するには、「三つの勢力が均衡する状態を生み出さなくてはいけない」というのが正論かもしれない。
    僕は、三国志で描かれた諸葛亮が大好きです。                   

    カナタは諸葛亮の戦略を参考にしながらも、自分の言葉で世界を変えようとする姿勢や、彼が持つ魔法の力を表している。この小説はどんな展開になるだろうか。私は次回も楽しみに読み進めたいです。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     本作は基本的に大きな話になっているので、細かな暮らしは描いていません。それは『異世界孫子』のほうで書いているので、今回の結果を鑑みてこれからの作風を模索する予定です。
     やはり一人称視点が書きやすくていいんですけどね。

     諸葛亮は卓越した政治家であって、軍師としてはあまり評価できなかったりします。
     とくに北伐をやったのも、兵法的な勝利を求めてではなく、魏から攻めこまめないために予防措置で仕掛けていた面があります。
     つまり外交の一環だったわけです。
     それでも諸葛亮の軍略も大きかったので、軍師が務まっていたわけですが。

  • 軍師は戦だけできてもだめ、経済についても考えるわけですね。

    諸葛亮は政治家タイプ、なるほどという感じです。
    三顧の礼、劉備は諸葛亮より20歳くらい年上なのに、何度もスカウトに来るなんて腰が低い・・・? というような気もします。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     この経済策は、斉の桓公の宰相・管仲が実施したものなんです。
     この仕組みで国庫が一挙に膨れ上がったのです。
     その財を背景にして斉を覇者(春秋時代なので「春秋五覇」のひとつと呼ばれます)に押し立てました。

  • 第11話 ジロデ公国と張良への応援コメント

    「軍師カナタが外交の舞台に立つ。未来を左右する一手が静かに動き出す。その条件は、決して悪くない」という場面でしょうか。

    この章では、カナタの外交デビューと戦略の展開が巧妙に描かれ、僕を引き込んでいます。彼の深い知識と説得力が、ユーハイム公国の未来を左右する重要な局面で生き生きと描かれています。

    楚を滅ぼし、暴走した劉邦を止めたと伝えられる稀代の天才軍師、「張良」の登場もあり、物語はさらに高まる興奮を引き立てます。凄い世界ですね。ᓚᘏᗢ

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     張良は漢の建国には尽力したのですが、劉邦が帝位に即いた途端に軍師を辞して山に籠もったと言われています。
     その後の消息が不明なので、「実は異世界転移していた」ということにしてみました。

     奏多の外交デビューはなんとかうまくいったかなと思います。
     まあ損得勘定を刺激するだけなんですけどね。
     それが意外と難しいのです。

  • 第13話 同盟軍と劉邦への応援コメント

    異世界で諸葛亮談義になるとは思わなかったって、確かに。

    でもいいですよね。

    作者からの返信

     雨 杜和様、コメントありがとうございます。

     まあ異世界に諸葛亮が来なかったからこそ、孔明談義になるのでしょうか。
     本作、古代中国のパワーバランスがちょくちょく出てきます。

  • この章では、短い文章でも戦略と戦術が巧みに描かれており、思わず緊張感を味わえます。

    三国志の名将、孫武や諸葛亮も、カナタのように悪名高く恐れられた存在だったのでしょうか。カナタは敵将の命を奪うことで、勝利を確定させました。その時、彼の軍師としての才覚と冷徹さが鮮明に浮かび上がります。

    日本の戦国時代に例えれば、桶狭間の戦いで信長が今川義元を討ち取ったようなものです。

    「どれだけの国を味方につけられるのか。残された大国の脅威に対抗できるだけの勢力が必要だ。」これは現代の国際政治にも通じる、専守防衛的な戦略なのかもしれませんね。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     奏多くんは戦略思考で動いているので、より多くを生かすために、必要最小限の犠牲は甘受します。
     このあたりも孫武や諸葛亮を見習っています。諸葛亮は「泣いて馬謖を斬る」が有名ですね。孫武は呉の国に仕官するとき、呉王の寵姫二人を軍律のために鉞でバッサリ切り捨てています。

     織田信長の桶狭間の戦いは、実は兵法的に理に適っているんですよね。
     局所的な数的有利を作り出して、一気に本営を直撃して今川義元を討ち取りましたから。もし時間をかけていたら信長の勝ちはありえません。

     のちに語りますが、この時点での奏多くんの狙いは「天下三分の計」です。小競り合いはあっても安定した世を築くのが目的ですね。

  • あえて三すくみの状況を作り出すのですね。
    古代中国の勉強もできて興味深いです。
    軍師の起こり、知りませんでした。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     この時点では最も有力な案ですね。
     古代中国は得意なので、語りでかなりの情報が流れてきます。

     軍師はそもそも太公望が始まりで、それ以前の兵法巧者であり兵法の祖と噂されたのが三皇五帝のひとり黄帝とされています。
     ですが、黄帝にしろ太公望にしろ兵法書が残っているわけではないので、現存する世界最古の兵法書『孫子の兵法』(単に『孫子』とも)が最高傑作でもあり、兵法の代名詞になっています。

  • 異世界の軍師、戦の舞台で繰り広げられる策謀の嵐。この章は、軍師カナタの戦略的な思考とリーダーシップが見事に描かれています。彼の冷静さと先見の明は、深い印象を与えてくれますね。

    特に、敵の混乱を誘うための偽情報の使用や、「鶴翼陣」を用いた戦術の説明は、カナタの軍略への深い理解を示している。この陣形は、武田信玄が活用した八つの戦法のひとつとしてよく知られていますね。NHKの大河ドラマで観たことがあります。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     おっしゃるとおりで、鶴翼陣は信玄と謙信の川中島でも使われた陣形ですので、日本史に詳しい人は知っているかなと思って選びました。
     まあ少数で多数を囲むには適した陣形なんですよね。
     戦場が限定されているときでないと、戦場を移される可能性もあって、なかなかうまく決まらないことも多いのです。
     だから川中島のような限定的な戦場では有効なんです。

  • 凄いっすね。カナタ軍師の圧勝だ。
    兵法とはかように有効なものなのですねぇ。勉強になります!

    作者からの返信

     無雲律人様、コメントありがとうございます。

     兵法は戦略思考で「小を捨てて大に就く」を地で行きます。
     だから捨て駒を使うときもありますし、相手の判断を誤らせるときもあります。
     それだけ奥が深いんです。兵法って。

  • この章は、新たな軍師カナタが自身の役割と責任を理解し、新しい環境に適応する様子を描いているんですね。彼の鋭い観察力と判断力が、彼がどのように自分の立場を確立していくのかを見事に描き出しています。

    物語は「軍師」としての成長を描いている一方で、サラリーマンの立身出世を描いているかのようなユーモラスな要素も含んでおり、その独特の魅力が際立っています。
    (あくまでも、僕個人の感想ですが……。 ༼ つ ◕_◕ ༽つ)
    また、物語は軍事戦略と人間関係の両方に焦点を当てており、多くの洞察を提供してくれます。これらの要素が絶妙に組み合わさって、読者を引き込む力強い物語が織りなされていますね。続きが楽しみです。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     兵法を扱った異世界ファンタジーも少ないですから、ほとんどライフワークのようになっていますね。
     今年一次選考を通過できなくても、次回も新作を書こうと考えております。
     軍師ものだとどうしても偏るので、そろそろ将軍ものにしようかなと考えていますが、諸葛亮のような軍師も描いてみたいんですよね。
     そこまでは軍師で行ってもいいかもしれませんね。

  • 軍師カナタ有り、と知らしめるのか。
    核の抑止力みたいなものですかね。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     「あの国には恐ろしい軍師がいるから手を出すのは控えよう」と思わせられれば、少なくとも時間は稼げますからね。

  • 第7話 カナタとブラックへの応援コメント

    ちょっと面白い誤字を発見したのでご報告です。

    「働きの割に見返りが少ない職場のことを墨の世界ではブラック企業って言うんですよ」

    墨→僕、かと。
    話がブラックのことなので、妙に内容にマッチした誤字だなあと思いました(笑)
    と言いつつ、当初は「兵法の話だし墨子?」と一瞬だけ思いましたが。

    作者からの返信

     五色ひいらぎ様、コメントありがとうございます。

     うわっ! こんなところで「墨」のミスとは!
     お教えいただきましてありがとうございます!
     さっそく訂正しました。

     私も「墨子か?」と思ってしまいました。
     実は今、視力がかなり怪しくて、細かな字を識別できなくて。
     そろそろメガネを作り変えないといけないかなと。
     でも、前髪が伸びていて視界を遮っているので、まずは床屋かなと考えております。

     でも誤字脱字はもっと注意深くならないとですね。
     気を引き締めます!

  • ぼつぼつ読み進めております。

    この文脈で占いが出てくるのが流石カイさんだなーと感じました。
    タロットは自分でもやっているのですが、他の、とくに命術系は全然知識ないです自分。
    周易など興味はあるのですがなかなか機会もなく……
    占いも古代の理論と考えると奥深いです(タロットは占い道具になったの比較的最近のようですけど)

    作者からの返信

     五色ひいらぎ様、コメントありがとうございます。

     エンタメに振り切っているので、細かな点で食い違いがあるのですが、勢いで読んでいただけたらと存じます。(とハードルを下げてみる / 笑)

     中国の占いは、政治や軍事で使用されてきたものが元なので、兵法をマスターしている奏多くんも、ある程度の占いは使いこなせる設定です。
     ただ、一年が365.24日であるとはかぎりませんし、1日が24時間ともかぎらない。
     だからこちらの世界の占いはほとんど使えないんですよね。
     周易のように、偶然の出目だけで占うものならだいじょうぶかもしれませんが、それとて世界が陰陽で構成されていないと使えない。
     タロットのように占う側の認識が拡大するタイプの占いなら、使えるのですが、専用のカードが必要ですからね。

     なので、今回は「異世界で占いは使えない」ということにしてみました。

  • 第7話 カナタとブラックへの応援コメント

    コメント失礼します。

    主人公の奏多は、いよいよユーハイム公国の軍師として正式に仕官されるんですね。戦には地図が読めなくてはいけない。ごもっともな気がします。

    この章は、彼が新たな世界で軍師としての役割を果たすための準備と、その世界の複雑さを描いていますね。主人公やエルフィンの観察力と戦略的思考が、臨場感豊かに光っています。

    作者からの返信

     神崎小太郎様、コメントありがとうございます

     奏多くんは兵法による戦略思考にすぐれているので、人の死を乗り越えられたら優秀な軍師になりますね。
     この第二章は次の戦のための準備に当てています
     そして第三章で再び戦が始まります。

  • 確かにどこがぬかるんでるかとか、すごく大切な情報。
    ウクライナ戦争でも泥濘の時期をどう戦うか、毎年話されてますし。

    地理は兵法の初歩だった!?
    我々の世界が戦いに特化してるように見えるのが興味深いです。
    グーグルマップを読むための技術ではなかったか……

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます

     地図って昔は国家機密に属していて、地理を知ることが兵法の第一だったのです。
     中国三国時代で劉備は張松から益州の地図を手に入れたことで、蜀の地を専有することに成功しました。
     地理を知るのはとても重要だったのですね。


  • 編集済

    コメント失礼します。拙い文章でごめんなさい。

    作者は日本の兵法書『孫子の兵法』に興味を持ち、それを異世界で活用するという発想から物語を展開しています。登場人物は魔法や剣術を使う者が多く、戦闘シーンも多彩です。どこから、こんな発想が生まれるのでしょうか? 凄すぎます。


    また、商人や魔術師などの様々な職業の人々との交流も描かれており、異世界の文化や風俗にも触れられます。物語はまだ序盤であり、今後どのように展開していくのか楽しみです。これはまさに、異世界で『孫子の兵法』を駆使する少年軍師の壮大な冒険譚なのです!!

    作者からの返信

     神崎小太郎様、コメントありがとうございます。

     『孫子の兵法』は中国生まれの最古にして最強の兵法書ですね。
     魔法、剣術はほぼ添え物です。
     一人称視点ならもっと踏み込めるのですが「三人称一元視点」にしたので、そこまで細かく書けず。

     商人は意図的に配しました。
     兵站を担うにしても人手は必要ですので。

     ちなみに物語は戦争、インターミッションの繰り返しで構成してあります。
     明日からの第三章でまた戦が出てます。
     第二章からまたトーンが戻りますので、備えていただけたらと存じます。
     このような展開からインターミッションに文字数が割けないため、少し味気ないインターミッションになっているかもしれません。
     ただ、今作は戦記ものなので、戦に文字数を咲きたかったので致し方なしかなと・

     深くお読みいただきましてありがとうございます。

  • 民主主義は国民の教養の高さが大前提なんですね。
    ということは民主主義国家にとって教育は最重要ですね。
    日本はヨーロッパ(イタリアやドイツ)と比べると高等教育費用が高額で、給付奨学金制度も整っていないので、未来がやや心配です。

    作者からの返信

     綾守れん様、コメントありがとうございます。

     国民の政治意識が低いと、面倒くさいことは政治家にまかせきりになって、結果独裁政権になってしまいます。
     もし投票券を持っている国民が賢ければ、みんなが正しい選択ができて自然と政治家も身を律します。
     日本はまだまだ世襲政治の体質ですから、国民の教育度は高くとも、面倒くさいことは政治家にまかせてしまえという至高になりやすいんですよね。

  • 兵法物語、面白いですね!
    読んでいて、展開にドキドキしました!
    以前の応援コメントをちらっと拝見しましたが、
    生物テストの「全バツ」は実話なのには、びっくりしましたっ!!

    作者からの返信

     ミズ様、コメントありがとうございます。

     兵法って異世界ファンタジーと相性が難しいんですよね。
     魔法全盛だと兵法に従っていても一発逆転がありますから。

     おっしゃるとおりで「全バツ」は実話なんです。
     そしてひとりだけ100点を獲ったのが私。
     だから私の戦略脳、兵法脳が生かされた出来事でした。
     私よりも頭の良い人は多いのですが、自分の実力を過信して「ひとつだけマル」とか「一列はマル」とか考え出してしまうのです。

     実力をよく知るから計略を仕掛ける土台ができます。
     『孫子』にも「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とあります。
     対戦相手(今回は生物の先生)と自分の実力を知っていれば、リスクを減らしてリターンを高めることもできたのです。

     そしてひとりだけ「全マル」で100点を獲ったら、解答用紙を返却してもらったときに「役に立たないよ」と言われました。
     でも小説のネタになりましたからね。
     貴重な経験談でした。

     基本的に戦の章、日常の章、戦の書ぅのように続きますので、戦は第三章で起こります。
     お読みいただけたら嬉しいです (^ ^)


  • 編集済

    第5話 カナタと軍師就任への応援コメント

    登場人物たちは個性的で魅力的であり、特に主人公のカナタは平和な世界から来たにもかかわらず、恐ろしい戦争の現実に直面しても冷静に判断できる姿が印象的です。
    突然、ウクライナとロシアのやり取りが飛び込んできて、ビックリ。しかも、ガザの紛争まで。こんな風に現実と魔界を描いているのが面白いですね。
    また、ハイブ公爵との対話では、カナタの世界観や価値観が浮き彫りになり、読者にも考えさせられる場面があります。作品の展開はスリリングでありながらも、論理的であり、興味を引きつけます。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     今作は名前の付いた人物を極力出さないで、存在を匂わせる程度にしています。いつまで経っても将軍の名前が出てこなかった、なんてことがザラにあります。
     これも戦略思考の一環で、細かな数字よりも得られる見返りの大きさを意識してもらえば鍛えられるので、あえてこのスタイルをとりました。
     それにエンタメに振っているので、あまり記憶力に頼らない書き方をしたいなという気持ちもありました。
     ただでさえ戦記ものは人名が飛び交うので。

  • 第5話 カナタと軍師就任への応援コメント

    現実のロシアとウクライナの情勢の話がしっかり出てくるのが興味を惹かれます。
    しかも変に忖度せずに、ちゃんと善悪を見極めて話をしている、どちらが国際ルールを破って仕掛けたのか名言しているのがかっこよいです。

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     正直入れようかどうか迷ったんです。
     書かなくても物語は進められますが、兵法に一家言ある主人公ということで、ある種の判断基準を持っていると明確にしたほうがいいかなと。
     これは懸けですよね。


  • 編集済

    この章も、戦闘の描写や作戦の説明を細かく丁寧に書かれており、読んでいると戦況の緊迫感や奏多の知略に引き込まれてくる。「敵の兵站を焼き払って勝利を掴め!」思わず、奏多に応援したくなりますね。

    作品の雰囲気は、シリアスで緊張感がありますが、エルフィンやデュバルなどの個性的なキャラクターが登場することで、軽やかさも感じられます。
    作者の文体は、平易でわかりやすく、会話や心理描写に感情があります。この章の長さは、二千文字強ですが、読み応えがあります。

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     今回の作品は二作とも「エンタメに振る」ということを徹底しました。
     ガンガン話が進んでいって、エンタメに振りすぎたかもしれません (笑)

     あと、読み応えですが、私は長編を二千から三千ほどのショートショートの積み重ねで書いています。
     だから書かなければならないことも、文章の合間に差し挟むような手間をかけていますね。

  • 第1章、完結、お疲れ様でした。
    兵法は、あまり詳しくないので、勉強になりました。

    作者からの返信

     雨 杜和様、コメントありがとうございます。

     兵法は知識としてはクセがありすぎるかなあと思いますが、ニッチなエンタメを書こうと思ったら、特技の戦略思考・兵法を題材にしやすかったのです。
     ちょこちょこと昔の人も名前だけ出てきますよ。

  • 第3話 玖月奏多と小隊への応援コメント

    異世界で戦略思考を発揮せよ!

    まさに、これからが
    兵法マニア高校生の本領発揮ですね。
    松明で兵站をどんなふうに
    叩くのでしょうか?

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     はい、ここから兵法マニアの男子高校生の本領発揮です!
     松明は戦況を大きく変える小道具になります。

  • 作品の第2話では、奏多の状況や選択が、彼の性格や思考法をより深く描いています。また、異世界の設定や背景も少しずつ明らかになっています。
    生意気ですが、作品の魅力は、奏多がどのように異世界で生き残るのか、また、どのような戦闘や冒険に巻き込まれるのか、という点に尽きると思います。余計なことで申し訳ございません。

    いずれにしても、僕にはこのような異世界小説は描けません。どのようにすれば、良いのでしょうか。(⊙_⊙;)

    作者からの返信

     神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。

     そうですね。奏多が異世界で生き残るには軍師として成果を出し続けるしかありません。
     そのあたりの展開と、カタルシスを感じるラストにご期待くださいませ。

     ちなみに異世界小説はでっちあげの最たるものだと思っています。
     現代とは世界も違うけど、文化も違いますし、時間感覚も違います。
     でもそういうのは「些細なこと」として、私はあえてふわっとした世界観にしています。
     あまり細かく考えると、かえって設定の齟齬を生みやすいのです。
     必要になる部分だけ補強するように書いていますよ。

  • この作品は、戦略思考で異世界を生き抜け!兵法マニア高校生の冒険ファンタジーですね。テストの答えを全バツにするという衝撃的なエピソードから始まり、主人公の奏多は偶然にも中世ヨーロッパ風の異世界に転移してしまいます。そこで彼は自分の知識や経験を活かして、様々な困難や危機に直面しながら生き残りをかけた冒険に挑みます。
    読者は、奏多の視点で異世界を探索し、彼の冒険に同行することで、スリルと興味を感じることができるでしょう。この作品は、戦略思考の魅力と異世界の魅力を組み合わせた、新しいタイプのファンタジー小説で、続きがもっと読みたくなります。

    作者からの返信

     神崎小太郎様、コメントありがとうございます。

     兵法の思想自体は戦略思考にありますので、そこを書けたらか思っています。
     ちなみにテストの答え全部バツは実際中学三年のときに出されました (笑)
     そのときに学年で全部バツを選んだのは私だけ。
     しかもそのときの思考は第一話の奏多くんとまったく同じなんです。

     でも、私は異世界には行っていませんけどね(笑)

  • 第3話 玖月奏多と小隊への応援コメント

    エルフィン、兵法には疎いけれど、人物としては大きく信頼の置ける人柄に見えます。

    ユーハイムってバームクーヘンで有名な詩洋菓子店の名前ですよね。
    何か意味があるのかな!?

    作者からの返信

     綾森れん様、コメントありがとうございます。

     ファンタジーの名前で多いのが「濁点」「ラ行」「フ行」なんです。
     で、これを外した名前にしたかったのですが、真っ先に思いついたのが「ユーハイム」で、Google検索だとバームクーヘンのお店ってことだったので、国の名前としては使っていないのかと判断して用いました。
     あと、書籍化したらバームクーヘンが食べられるかも、と裏の意図がありますね (笑)

  • 第3話 玖月奏多と小隊への応援コメント

    収穫が終わって戦をするのは兵法としては間違っていないが、春にも兵を動員していては作さく付づけの人数が揃わず、秋の収穫も減っていく。

    確かに、戦争は国を疲弊させますよね。勝てればまだしも、負けると、存続の危機でもありますね。

    松明を用意とか、どんな戦略か楽しみです。

    作者からの返信

     雨 杜和様、コメントありがとうございます。

     兵法の初歩ですね。『異世界孫子』でもやりましたアレです。
     継戦能力を奪って撤退に追い込むのが狙いです。

  • 主人公の有能感凄いですね。
    ボクは頭の良いキャラを書くのが得意ではなく、参考になります。

    作者からの返信

     音々様、コメントありがとうございます。

     主人公はバリバリの軍師候補として設定しました。
     姉妹作の『異世界孫子』こと『『孫子の兵法』オタクの女子高校生が異世界転生!軍師に成り上がって大陸制覇を目指します!』では『孫子の兵法』オタクが成り上がる物語にして爽快感が後半にあるのと、意味深なエンディングでスロースターターだったんです。

     ですので今作では最初から軍師にするべくスペックを上げています。
     第一話の理屈がわかると、奏多くんの考えるリスクと見返りのバランスで物語を読めるようになりますよ。

  • いよいよ始まりましたね。
    近況ノートでチェックして楽しみにしていました。
    兵法と異世界、面白い展開になりそうです。続けて読ませていただきます。

    作者からの返信

     広之新様、コメントありがとうございます。

     今回は最初からバリバリの軍師無双を見せるようにしました。
     ですが、前作『異世界孫子』と違う点はそれだけでなく、前作は一人称視点だったのですが、今作は三人称一元視点に主人公の一人称視点を自然と溶け込ませることを目標にしました。
     なので、没入感は前作の一人称視点のほうが高いですね。
     今作は戦況全般を見ていくことになります。