概要
不運に翻弄された娘とその切っ掛けをもたらした暗殺者の物語
「毒の海」を抱える地域、アマツ。そこに林立する国家の一つであるナカツノ国は呂之国女王シュリによって滅ぼされた。ナカツノ国の後継者で王女であるモクレンは何とか難を免れたが思いもしない境遇に落とされてしまう。その十三年後、モクレンは自分の父と母を殺害した男と出会う。殺しの仕事に嫌気が差し始めていたモローはモクレンを引き取り、ナカツノ国と亥之国の間にある小国オスダに居を移し住み暮らすことにした。北方の山向うには集団で殺戮を繰り返す怪物めいた姿をした「山の者」が生息しており、その「山の者」がナウカウ公国が発見した洞窟からアマツに侵入し、アマツの人々を殺戮し始めていた。「山の者」の侵入をどう防ぐか、彼らが住む「エグ」という場所はどのような所なのか、幾つかの偶然が重なりモローはその探索を命ぜられる。そし
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