結婚したら猛獣使いと呼ばれています～創作のために王宮潜入しませんか？～

貧乏男爵家の令嬢であるソニアは、家計を支えるために洗濯係として城で働いていた。
ある日、突然自分に縁談が届く。相手は公爵子息であるルヴァン。
ソニアは縁談を了承して公爵家に嫁ぐことに。
公爵家に嫁いだ初日にルヴァンの母であるアネモネと対面し、彼女が社交界で『猛獣』と呼ばれている理由を知る。
淑女たるもの～とソニアに厳しい姑のアネモネだったけど、ソニアはふとした事がきっかけでアネモネの秘密を知ってしまう。
それはアネモネが大人気小説・亡国姫の冒険シリーズの作者・バイオレットだったということ。
亡国姫は十年以上続きが出ていない。その理由を聞けば、どうやら王宮泥沼が書けないらしい……
そんなアネモネにソニアは悪魔のように囁く。
「お義理母様。王宮泥沼が書けないなら、洗濯係として城で働いて王宮に潜入しましょう！」と。