概要
不幸な母親を襲った非業の死。
母刀自(母親)は、魂となり、天涯孤独となった娘を見守る。
◆「あらたまの恋 ぬばたまの夢 〜未玉之戀 烏玉乃夢〜」
読了後にお読みいただきたいです。◆
本編のクライマックスの良いところ、まるまる一話を抜き出しているからです。
この母刀自、福成売を語るには、どうしてもそれが必要で、かつ、その一話を先に知ってしまうと、本編のハラハラドキドキに、影響が出ます。
※この物語は架空です。
※この物語は三虎がR15です。母刀自の物語なのに、やりやがったのよ、この男……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!最高のサイドストーリー
同筆者様の
『あらたまの恋 ぬばたまの夢 〜未玉之戀 烏玉乃夢〜』
を本編とした、スピンオフ作品になります。
本編で非業の死を遂げてしまった、ヒロインの母親が物語の主人公。
亡くなった後もヒロインに寄り添い、思いもしなかった再開も果たす…本編では語られなかった、それでも強く印象に残る母親のその後を知れる物語です。
沢山の人に読んで欲しい作品ではありますが、この作品は本編の読了後じゃないとダメだと思います。
個人的には、どんな順番でも最後に繋がればOKな考え寄りではありますが、この物語だけは本編の理解が必須だと感じています。
その代わり、本編を読んだ後であれば、涙腺が壊れるくらいに感動で…続きを読む - ★★★ Excellent!!!本編に寄り添う後日譚
私はリアル母とずっと関係が良くなかったので、子供は一生持たない覚悟でいました
そんな私がまさか、本編でこんなに母親らしい気持ちになるとは思ってもいませんでした
ひとりぼっちの古志加を母心で見守りたいと思うなんて
こちらの作品を読ませていただき、母というものがこれほど情深く尊いものだとは知らなかったので、心の底から驚きました
未だに母には複雑な思いがぬぐえませんし、人生が激変するようなこともありませんが
私でももしかしたら母になれるかもしれないと思わせていただけたことにはたいへん感謝しています
よく出来たフィクションには人の心を癒す力があるという、私の持論がある意味証明されたように思います - ★★★ Excellent!!!魂となり幸福を得た、愛情深い母の物語。
奈良時代、非業の死を遂げた母親が魂の姿となり、我が子を見守る物語です。
彼女は生前、辛い経験を重ねてきました。
だからこそ、魂となったことで自由を手に入れた彼女が、大切な人たちを見守り助けていく様子に、大きな救いを感じます。
「辛いことがあっても、やっぱり人生は素晴らしい!」そんな気持ちになれる作品です。
ぜひ多くの方に本作を読み、始終胸が温かくなる体験をしていただきたいのですが、実はこちらの作品は、本編読了の方向けの短編なのです。
本作を読んで欲しい。だからこそ、まずは本編を読んで欲しい。そう声を大にして叫びたい。そんな素敵な物語です。 - ★★★ Excellent!!!生死と、救いと。
本編ほかのおはなしを拝読した上で、レビューしております。
ネタバレは避けたいのですが、あらすじの二行目に、本作の主人公の非業の死、と記載がありますので、そのことだけは言及させていただきます。
さて。
非業の死をとげた、主人公、本編の主人公の母は、魂となります。
その、いまわの時の描写は本編にもありますが、本作にもあり、わたしは、自分がおなじ場合におこなった行動ととても似ていたから、辛くて、そのことで、主人公の娘と自分とが切り離せない想いになったものでした。
ふわふわと、うつしよを彷徨い、娘をみまもり、はたらきかける。とおく、とおくに、還る過程で。
いろいろなひとに、いろいろな想いを…続きを読む