魂となり幸福を得た、愛情深い母の物語。

奈良時代、非業の死を遂げた母親が魂の姿となり、我が子を見守る物語です。
彼女は生前、辛い経験を重ねてきました。
だからこそ、魂となったことで自由を手に入れた彼女が、大切な人たちを見守り助けていく様子に、大きな救いを感じます。

「辛いことがあっても、やっぱり人生は素晴らしい!」そんな気持ちになれる作品です。

ぜひ多くの方に本作を読み、始終胸が温かくなる体験をしていただきたいのですが、実はこちらの作品は、本編読了の方向けの短編なのです。

本作を読んで欲しい。だからこそ、まずは本編を読んで欲しい。そう声を大にして叫びたい。そんな素敵な物語です。

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