大人も子供も夢中になる。胸躍るファンタジーの世界へ!

突然ですが、読書が好きになったきっかけは何ですか?
私にとってのきっかけは、小学校の図書室で見つけた数々の児童書との出会いでした。
あれから◯十年が経ちますが、今でも物語が好きで、それが高じて小説もどきを書いてしまうのは、あの時の出会いがあったからでしょう。

良質な児童書は、たくさんの子ども達を物語世界の虜にしてくれて、その後の人生をほんの少しだけ左右します。(ここに実例が!)
そして◯十年経ってから読み返した大人達には、年を重ねるごとに忘れてしまっていた大切な何かを思い出させてくれるのですよね。

本作は、まさにそういった、年代を問わず多くの読書好きを引き込む魅力に溢れています。

物語の舞台は、飛竜が存在する世界。
飛竜は、竜目石という石を用いて、竜導師によって呼び出されます。
少女エルマは竜導師ソーの養い子。物語開始時の彼女はまだ十三歳にもかかわらず、竜目石の声を聞き、飛竜を呼び出すことができます。
誰もが驚く才能ですが、エルマはそれを大っぴらにして活かすことができません。なぜなら、女の子は竜導師になってはいけないから。
しかし、ひょんなことから運命は動き始めるのです。エルマは次第に、国家規模の陰謀の渦中へ……。

いかがですか? ワクワクしませんか?
私の拙い文ではあまり興味がわかなかった方、すみません! でも大丈夫です。本作を読んでいただければきっと、胸躍るはず!

まずはページを開き、出会いと成長と冒険の胸躍るファンタジーの世界へと、足を踏み入れてみてください!

その他のおすすめレビュー

平本りこさんの他のおすすめレビュー537