正義の勇者

只人と魔族の間で繰り広げられた人魔戦争から、七年が経っていた。
ギルドの傭兵として日銭を稼いでいたアレン・カーチスは、ある日、魔王の血縁者が生きていることを知り、当の本人から隣国までの護衛を依頼される。
魔王の姪にあたるイリアは、六人の勇者の一人、『真実』の勇者に追われていた。
勇者から逃げる道中、アレンは少女の秘密を知り、勇者になるべく育てられた自らの過去と、英雄譚の中にすら居場所を無くした七人目の勇者と向き合うことになる。

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