会場散策 (20:つきかぜさん)

ここはクリエイティブな物書きと、それをこよなく愛する読者さんが住んでいる国『カクヨーム王国』である。


さてさて、本日は回目の会場散策に来たご様子。早速本日二回目の和響わおんとやらを覗き見してみよう。


「結構な時間会場に遊びに来なかったから、今日は二回も来れてよかったぁ。これも春休みのおかげなのか? いや、違うな。パパが出張で今日は家に帰ってこないからだ。だから家の掃除も適当で大丈夫。うん。ダーリンには会いたいけど、カクヨーム王国にきたい時は、ありがたし出張!さてさて、では早速! 自主企画【戦争のない平和な世界になりますようにと、優しい「祈り」を込めて書いた作品募集します!https://kakuyomu.jp/user_events/16816927861270086890】へレッツラゴー!」


あっという間にカクヨーム王国内にあるイベント会場に到着したようだ。会場では夜の催しだろうか? ステージイベントなるものもやっている。ステージでは平和的なフォークダンスが流れ、そのステージを囲んで異世界の兵士やら、猫を抱えたおばさんやら、ミリタリーな服を纏った兵士やらが、仲良く手を繋いでフォークダンスをしているようだ。


「あぁ!フォークダンスをしているぅ! いいなぁ。混ざりたいなぁ。盆踊り大好きな私としては、フォークダンスもまたしかり、体が動いてしまうんだよねぇ。でも、今は堪えて、エントリーナンバー20番の本屋さんへ行かなくっちゃ!えっと、エントリーナンバー20番は、つきかぜさんhttps://kakuyomu.jp/users/nekodaruma0218だね!では早速レッツゴー!」


和響が声を出しながら右腕を夜空に向かってあげると、瞬間移動で、つきかぜさんの本屋さんの前についた。どうやらここは、現代ドラマシティでも、SFシティに程近い場所のようだ。UFOが空に浮かんでいる。


「ん? なんか面白そうな街並み。でも、なんだろう、少し火薬の匂いがする……?」


どうやら火薬の匂いはつきかぜさんの本屋さんの中から漂ってきているようだ。そういえば本屋さんの雰囲気も少しミリタリー風だったりする。壁には手書きの文字で「平和とは何か」と書かれている。


「おお! 平和とは何かって書いてあるぞ? これはまさに自主企画にぴったりな本屋さんなのでは? は! もしかしてさっきイベント会場でフォークダンスをしていた、あの人がまさか、つきかぜさんなのかな……? では、お邪魔しまぁす」


イベント会場でフォークダンスをしていた人は多分つきかぜさんではない気がするが、そこはさておき、本屋さんの扉を開けて、中へと入って行った。


「わぁ! すごくエネルギーを感じる場所だ。やっぱりちょっとミリタリー風な本屋さんなのかな? 深緑色の洋服とかも壁にかかっているし? 」


などと言いながら、本棚の前に立ち、何やら探している様子。


――まずは作者であるつきかぜさんを知りたいよね。そういう時は、エッセイだ!あったあった、これこれ……


そう言って、つきかぜさんの【さくしゃのかんがえ。作者:つきかぜ https://kakuyomu.jp/works/1177354054918908493】というノートを取り出し、その中に頭から入って行った。そして、えー! マジで中学生なの!? すごい! などと色々感心して、もといた場所にぽんっと戻ってきた。


「すげー。中学生なんだ。うちの中学生にゃぁこの文章は書けん! すごい平和への思いを感じたわ。しかも書いたのが2020年、ひょえー、恐れ入りました!」


と独り言をいい、自主企画に参加してくれている【ジャーニー・オブ・エンド・ワールド  作者:つきかぜ https://kakuyomu.jp/works/16816927860914388234】を手に取り、またもや頭からすっぽりと 入って行ってしまった。そしてしばらくその妄想アトラクションを楽しんだのち、またまたもといた場所に、ぽんっと戻ってきた。


「いやー、なんか才能が溢れている。今の戦争のこととかも、重ねて感じてしまった。わかりやすいのは、悪魔のキャラが明るいし、そのキャラが戦争のことをしゃべてるんだけど、視点が悪魔だからね。私も悪魔はそう言ってるって思うよ。すごいなつきかぜさん!」


と言いながら、お手紙を書いて、本屋さんのカウンターにある、「お手紙」と表に書かれた緑の箱にそれをしまった。そして、その後、何冊か別の本も楽しんだのち、つきかぜさんの本屋さんを後にしたのだった。


――なんか、若き才能に触れたわ。ほんとすごいな、うちの子達にも刺激になりそうだから、この話を後でしてあげよっと。それにしても、【カオスの楽園

作者:つきかぜ https://kakuyomu.jp/works/16816927859675052055】も面白かったなぁ。もうさ、心の底から聞こえてくる「平和への祈りの声」。それも中学生の声というのが、胸に迫るものがあるな。やっぱり、子供たちの未来は大人たちが必死で守らねば!


「多くの気づきをありがとー!」


和響の夜空に向かって叫ぶその声が、どこまでもどこまでも響いていくような、美しい星空の夜だ。きっと、つきかぜさんの平和への願いも、カクヨーム王国中、いいや、きっと現実ワールドにも届いていくのだろう。そう、信じたいと強く強く思ったところで、和響とやらの本日二回目の会場散策は終了したのであった。



子供たちでさえわかる、「戦争はいけないこと」が、どうしてわからない大人たちがいるのだろうか。どうか、今すぐにでも、世界中から挙げられている「平和への願い」を聞き届けて、戦争を終了してもらいたいものだ。だから、二回目でも、三回目でも、一億回目でも、祈りたい。



――黙祷。



優しい光に包まれた、愛の溢れる世界になりますように。

もう、戦争は誰も望んでいない、そんな世界になりますように。


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