会場散策(6:白瀬隆さん、7:城田あおいさん)

ここはクリエイティブな物書きと、それをこよなく愛する読者さんが住んでいる国『カクヨーム王国』である。


さてさて、本日も早速、和響わおんとやらを覗き見してみよう。今日の彼女は、最近オーガナイズしている『平和と祈りの祭典』会場へと早速出かけて行く。


「自主企画【戦争のない平和な世界になりますようにと、優しい「祈り」を込めて書いた作品募集します!】https://kakuyomu.jp/user_events/16816927861270086890】へレッツラゴー!」


まさに妄想世界。あっという間にイベント会場の中へとついた。イベント会場の中は優しいカラフルな世界。


――さぁて、今日も、まずはエントリーナンバー順だから! おお!5番は「祈り」を勝手に翻訳してきてくれた、真面目だけど、真面目ではない? 面白い歯医者さんの白瀬隆さんだ!では早速行ってみよう!


「白瀬隆さんの、エントリーナンバー6【大統領の憂うつ 作者:白瀬隆】

https://kakuyomu.jp/works/16816927861272731548 へレッツラゴー!」



便利。妄想世界。あっという間に、白瀬さんの本屋さんの前に到着した。


――えっと、白瀬さんの本屋さんは、現代ドラマシティと、恋愛シティのところにあるんだよね、うん、確かに現実ワールドのみたいな街並みだ。しかも、歯医者さんのお話も書いているし、ご本人も歯医者さんで、翻訳家だし、ちょっとインテリな感じのおしゃれな歯医者さんが、併設されてるんだね。ちょっとこっそり、中覗いてみよっかな。おお!シャレオツ!庭が見えるように全面窓ガラス、 コンクリート打ちっぱなしに観葉植物。待合の椅子は皮の一人掛けソファね!って、んん? なんだこの張り紙は!?


えっとなになに? 『ただいま狙撃手に狙われて命の危険が迫っている少女を釧路まで連れていくために休診しています。』だって!? い、一体白瀬さんはどんな歯医者さんだ?? そ、そういえばさっきのぞいた時に、ライフルみたいなものが飾ってあったような……。まさかの! 固茹で卵な人ハードボイルドなのか!? 興味津々ではないか! ちょっと覗いてみちゃおっと。


「こんばんはぁ。白瀬さんいますかぁ? ………。残念! お出かけ中か! ではでは、妄想アトラクションの方を失礼いたしますねぇっと」


そう言って彼女は、白瀬さんの妄想アトラクションの前に立って、その中にすぅっと吸い込まれて行った。どうやらそこはホワイトハウスのような建物の中の豪華な会議室のようなところ。何とも頼りない大統領が側近と話をしているらしい。そして、5分ほど妄想アトラクションを楽しみ、楽しそうに外に出てきた。


「めっちゃよかった! あんな平和的な大統領同士なら戦争には絶対ならんわ! さすが白瀬さん! よしこれは!」


と、何やらお手紙でレビューなるものを書き、白瀬さんの妄想アトラクションの横にほいっと投げた。すると、ホログラムに仲良しの大統領二人が手を繋いでいる絵が動いていて、その上にレビューなるものが載っている。


『『よし!国民に聞いてみよう!』そうだ!戦争?平和?両方の国民で多数決 ! だね!まじで!本当に、どっちの国の王様も、国民の声に耳を傾けて聞いてみたらばいいのでは?ちょっとコメディタッチで、ほっこりして読めますが、根底に流れる「平和への祈り」が、一文字一文字滲み出ています。気楽な気持ちでぜひページを開いてみてくださいっと!』



――ふぅ。楽しかった! よぉし! 今日もこのままもう一個くらいアトラクション行っちゃうぞ! 次はえっと、エントリーナンバー7番の城田あおいさんだ! そうそう、これも最初少し読んだけど、なかなかな世界観だったんだよね! さすがです!


「では早速行ってみよー! 城田さんの【ストーリア・ファルネーゼ 作者:城田あおい】 https://kakuyomu.jp/works/1177354055595253395 へレッツラゴー!」


めちゃくちゃ便利な妄想世界。あっという間に城田さんの本屋さんの前についた。どうやらそこは恋愛シティと、異世界ワールドの街がちょうど交わるあたりにあるようだ。でも、今日の本屋さんの雰囲気はどうやら西洋風。そうか、確かに、このお話は、異世界の中でも、現実ワールドでいうところの西洋風。格調高い彫刻が所々に彫られた、書物を取り扱っていそうな本屋さんだ。


「おお! なんかきたことないこの感じ! では、早速、お邪魔しまぁす……」


そう言って、彼女は、城田さんの本屋さんの重たい鉄の扉を押した。


――あら、残念! こちらも今の時間はお留守だね! では早速、妄想アトラクションに行ってきますね!


そう言って、西洋風の古いお城が写っている妄想アトラクションの中に入っていった。そして、5分ほど楽しみ、その中から出てきた。


「ひょー! まさかの殺人現場!見なくてよかったぁ。怖いな権力争い!!」


独り言が大きいが、致し方ない。


――このお話、第7回カクヨムWeb小説コンテストに出されてるだけあって、内容もさることながら、結構なボリューム! いいなぁ。私もいつか挑戦してみたいな! カクヨムコン十万字以上! で、このまま読み進めたいけど、それでは、他に行けないので、えっと、フォローして自分の本棚しストック!っと。


そういいながら、本棚へとしまい、


『いつの世も、権力争い……。長いお話のようですので、心して、時間をとって読みにこさせてください(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾完結の時に、世界が平和になっていますように。そう祈りを込めて、読み進めていきたいです!見つけていただきまして、誠にありがとうございました(*^_^*)』


と、お手紙を書いて、城田さんの本屋さんのポストに入れておいた。


――もうまじでいつの世も権力争い! そして権力を長いこともつと、絶対よくないよね! 現実ワールドでも、たった一人の欲望で、どんだけの人が死んでると思ってんだ! ですもん。おすすめは二章らしいから、ちょっと色々落ち着いたら、遊びにこよっと!



そんなこんなで、この和響とやらのカクヨーム王国での日常は過ぎていくのであった。本当に現実ワールドでも、このカクヨーム王国のように、様々な考え方の人たちが仲良くしてほしいものだと思いつつ、最後に、平和への祈りと、亡くなられた方への鎮魂の祈りを込めて、



――黙祷。



世界が優しい光に包まれ、戦争のない世界になりますように。



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