概要
廃墟に集められた人々。このなかに一人だけ屍食鬼がまじっている!
目が覚めると、とつぜん、どこかのホールに大勢の人間とともに集められていた。意識がもうろうとするなか、全員に注射を打たれる。それは生きている人を屍食鬼(グール)に変貌させる恐ろしい生物兵器だった。
毎夜、晩餐のあと、裁判がひらかれる。グールはいったい誰なのか? 選ばれた人は死刑になる。だが、選択が間違っていれば、グールは人間を食べる。
一人、また一人と消えていく人たち……。
いったい、このゲームの目的とは?
※書籍化のため途中までの掲載になります。
©︎ 2022 suzumori mio
毎夜、晩餐のあと、裁判がひらかれる。グールはいったい誰なのか? 選ばれた人は死刑になる。だが、選択が間違っていれば、グールは人間を食べる。
一人、また一人と消えていく人たち……。
いったい、このゲームの目的とは?
※書籍化のため途中までの掲載になります。
©︎ 2022 suzumori mio
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ミステリーとホラーの融合。
第5回最恐小説大賞受賞作である本作。
冒頭、必要最低限のルールしか知らされないまま、登場人物たち(そして我々読者も)は恐ろしい殺人ゲームの舞台へ放り込まれてしまいます。
日を追うごとに増える犠牲者。
恐怖のなか、生き残るために屍喰鬼の正体を暴こうとしますが……。
序盤からスピード感のあるストーリーが展開され、世界観に引き込まれてしまいます。
本作のキモのひとつが、屍喰鬼の特定。
論理的に組み立てられた謎解きとなっていて、驚きのエンディングへとつながっていきます。
また、読みやすい文章は、13万字の長さを感じさせません。
ミステリーとホラーの融合。
どちらが好きな方にもおすすめの傑作です。