傷ついてもいいから、必要とされたい。大事にしたいのに、傷つけてしまう。 織島かのこ
吸血鬼が社会に溶け込み、人間とほぼ変わりない生活を送っている世界。高校生で吸血鬼の山田薙は、ひょんなことからクラスメイトである一番ヶ瀬陽毬の血を吸ってしまう。
青ざめて平謝りする薙だったが、なんと陽毬は「これからわたしが毎日、薙くんに血をあげます」と言い出す。心優しい天使のような女の子である陽毬には、ただ善良なだけではない一面があって……?
過去のトラウマから「誰かに必要とされたい」と強く願う陽毬と、そんな彼女の危うさが次第にほっておけなくなる薙。
果たして二人の不健全な共依存関係の行方は?
純情一途な童貞吸血鬼と、献身的すぎて危なっかしい処女のラブコメです。
目次
完結済 全49話
更新
- 本編
- プロローグ:大きな声で「いただきます」
- 1:クラスメイトは吸血鬼
- 2:吸血鬼の本能
- 3:天使みたいな女の子
- 4:今日からわたしは彼のデザート
- 5:天使は悪魔の顔で笑う
- 6:晴れの日の相合い傘
- 7:あなたの目に映るわたし
- 8:食べられるのも悪くない
- 9:きみは太陽
- 10:友達じゃない
- 11:バァちゃんは魔女
- 12:ようこそ月城町(前)
- 13:ようこそ月城町(後)
- 14:大事にされるということ
- 15:夜の散歩
- 16:優しくしないで
- 17:思春期吸血鬼
- 18:会いたい理由
- 19:夏の嵐
- 20:あなたのことを待っていた
- 21:本当に欲しいものは
- 22:祭りの夜に(前)
- 23:祭りの夜に(後)
- 24:鬼が来たりて
- 25:誰にも渡したくない
- 26:ゆびきりげんまん
- 27:トラブル・トラベル
- 28:天使のままじゃいられない
- 29:吸血鬼ってやつは
- 30:「好きだからだよ」
- 31:お菓子をくれなきゃ
- 32:三者面談(前)
- 33:三者面談(後)
- 34:終わりに向かう恋だとしても
- 35:はじめてのおつきあい
- 36:放課後デート
- 37:「いい子にしててね」
- 38:黒い夜に堕ちる
- 39:振り払われた手
- 40:手を離す覚悟
- 41:今すぐ会いに行くよ
- 42:世界一可愛いワガママ
- エピローグ:「ごちそうさま」が聞こえない
- おかわり
- 番外編:陽毬さんの楽しい調教ライフ
- 番外編:薙くんの苦難と幸福に満ちた一日(前)
- 番外編:薙くんの苦難と幸福に満ちた一日(中)
- 番外編:薙くんの苦難と幸福に満ちた一日(後)
- 番外編:チョコレートは甘いだけじゃない
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