概要
逃げる途中で迷い込んだのは、灯りのない闇の街ダークベル。そこで出会った銀髪の悪魔は、ルシェラの血を舐めてこう言った。
「君は聖女の末裔だ」と。
悪魔にとって聖女の血肉は抗えない誘惑のようで、隙あらば迫ってくる銀髪の悪魔レヴィリウスにルシェラは困惑しつつも次第に惹かれていく。
そんな中、ルシェラの前に赤毛の不良悪魔と、得体の知れない黒髪の悪魔が現れる。黒髪の悪魔の方はどうやらレヴィリウスと因縁があるようで……?
三人の悪魔と幼馴染みの神官に囲まれて、聖女の血を引くルシェラの純潔が狙われる!?
貪欲にルシェラを求め、溺愛するレヴィリウスの真意とは?
悪魔と聖女の、艶めく恋愛ファンタジー始まります!
本編末尾に、頂いたイラストを公開中
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!一途な悪魔に狂わされる
いやはや、なんともすごいものを読んでしまいました。とっても面白かったです。
物語の主人公・ルシェラは、ある日朝の来ない闇の街ダークベルに迷い込んでしまい、そこで銀髪の悪魔・レヴィリウスと出会う。ルシェラのことを聖女の末裔だというレヴィリウスに、ルシェラはどんどん狂わされていきます。
一文一文がとにかく色っぽく、美しく、ゾクゾクが止まりません。作者様の表現力が半端ないんです!(大声)
レヴィリウスだけでなく、赤毛の悪魔や幼馴染などタイプの異なるイケメンも登場するので、注目してみてください。ちなみに私は黒猫のネフィ推しです。
異常なまでの執着と愛が描かれた今作。ルシェラとレヴィリウスのす…続きを読む - ★★★ Excellent!!!あなたとなら、きっとどんな道も歩いていける
雨の夜、異形の獣に襲われたルシェラを助けたのは、美しき銀髪の悪魔だった。因縁に囚われた二人の甘く危うい出会いは偶然か、必然か、果たして――。
悪魔と聖女の末裔、禁じられた恋のゆくえに、始終はらはらしっぱなしでした。特に物語後半の盛り上がりといったら…!
レヴィリウスとルシェラの、互いを思いあってるのにすれ違ってしまう感じもたまりません。レヴィリウスの不器用(でも色気満載)なアプローチに翻弄されつつも、「これは本当に、自分に向けられた愛なのか」と悩むルシェラに…大変にもだもだとした気持ちになりました…。けれどだからこそ、ルシェラが最後に下した結論に、彼女の覚悟の本気さも感じた次第です。
甘…続きを読む - ★★★ Excellent!!!贖罪の輪廻を超えて……聖女は悪魔をその腕に
聖女の生まれ変わりであるルシェラ。
ある夜、闇の街ダークベルに迷い込み、銀髪の美しい悪魔レヴィリウスに出会い……。
絶大な力を持つ悪魔レヴィリウス、しかしかつて会いした聖女の生まれ変わりであるルシェラを溺愛している……。
こんな魅力的な設定ですから、もう最初から最後まで怒涛のときめきです!
昔の聖女と現在の自分自身の間で、揺れるルシェラの心もよく分かりますし、宿敵との対決では手に汗握りました。
神官セイルがルシェラを聖なる方向性で救おうとしますが、それは二人を引き裂くことで……。
レヴィリウスへの思いに気付いたルシェラはどんな選択をするのか、それもこの物語の見所です。
完結されたの…続きを読む - ★★★ Excellent!!!怜悧な微笑は滾る心をひた隠す。銀月の悪魔と聖なる乙女、甘やかな恋愛譚。
闇の世界に繋がれた「月葬の死神」と呼ばれる銀髪の悪魔と、聖女の末裔である乙女の、甘く艶やかでちょっと切なさもある、恋愛ファンタジーです。
雨の夜、路地裏で不気味な異形に襲われたルシェラは、逃げた先で、三日月を背負った銀髪の男性と出逢います。いきなり不穏な展開で迫られ怯える彼女ですが、彼は異形をいとも容易く葬り去り、ルシェラに尋ねるのです。「君を味見させてもらっても?」――と。
敬語で美形、強さも抜きん出ている、いにしえの悪魔レヴィリウスですが、とある制約により、自由に「表の世界」に出てくることはできません。彼はルシェラに執着し、ルシェラも彼に心惹かれていくものの、種族が違う相手の本心…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魅力的な男に囲まれたい!!
聖女の末裔であるルシェラと、彼女の貞操を狙う(?)悪魔レヴィリウス。
美しい悪魔に抱き寄せられ、菫色の目で見つめられ、これでときめかない女性はいないのでは?
序盤からの甘い展開に、ドキドキがとまりません。
作中では様々な男達が登場しますが、キャラクターの描き分けが見事なのも魅力の一つです。
美しく強引な銀髪の悪魔レヴィリウス、王子様系の優しいセイル。赤髪の不良系悪魔ケイヴィス。
台詞のひとつひとつ、動作のひとつひとつがキャラクター性を引き立てており、まるで本当に彼らが存在しているかのように錯覚してしまうほど。
思わず彼らの動作を頭の中でイメージしてしまい、赤面必須です(笑)
ストーリーも…続きを読む