思い立ったら即行動なおてんばなお嬢様。
そう言うと、周囲を巻き込むはた迷惑なお嬢様、と感じてしまうかもしれません。
本作のヒロインであるアリシアも行動派なお嬢様ですが、とにかく真っ直ぐな女性なのです。
失踪した父の行方を追うべく始めたゴーストハントによって、アリシアのもとにマンドラゴラにスケルトンにウィル•オ•ザ•ウィプスといった個性的な魔物達が集まってしまいます。
そんな、おてんばが過ぎてやらかしているアリシアを助けて冷静に対処しているのは、有能な毒舌執事のノクス。
しかし、助けられてばかりではないのがアリシアなのです。
人々から恐れられ、時には狩る対象となってしまう魔物達。そんな魔物達を色眼鏡で見ることなく、時にはその孤独に寄り添って接することができるアリシアの真っ直ぐな心に虜になってしまいます。
優しくも芯の通った強さがあったからこそ、集まってきた魔物達は生き生きとして見えるのでしょう。そして、彼女の行動力に救われた者も……。
行動派ヒロインの活躍ぶり、ぜひご一読ください!
令嬢アリシアは失踪した父の行方を探しながら、素っ頓狂なゴーストハントに手を染めていた。捕まえたのは、マンドラゴラのレオナルド(美声、声変わり前)、骸骨のメアリー、かわいいウィル・オ・ザ・ウィスプ。
執事のノクスは、時におてんばなアリシアを罵倒し、時にため息をつき、時に魔物三びきの面倒を見て、アリシアを支えていた。
だけれど、ノクスにはある秘密が……。
実はかなり重い(ノクスが)話だと個人的に思っているのですが、ギャグコメディ調なので全然読み心地は重くないです。常に爆笑してしまいます。
そして、全て読み終わった後の感想は、全てが愛おしいということ! アリシアやレオナルドたち魔物三びきももちろんですが、ノクスの想いも愛おしい。
心温まる気持ちで物語を読み終えて、私は幸せな気分になりました。
でね!でね!!!!!
レオナルドが私は好きなんですよ!レオナルドの出てくるところ、刮目して皆様お読みください!刮目してそのまま後ろに仰け反り爆笑すること必至です。どういう声なんだ。私は「ハンサム四兄弟」というバリトングループの声を思い出しながら読んでましたw
まずは、とにかく第1話をお読みください。冒頭の数行に、凄まじい引力を感じるはずです。キュートでイケボのマンドラゴラが、読者の目を釘付けにして、瞬く間にハートを掴みます。
インパクトのある冒頭が目を引くこちらのお話、コミカルな要素も素敵ですが、ジャンルは恋愛もので、切なさと甘さがギュッと濃縮されています。
主人公の令嬢・アリシアが暮らす人間界は、魔物が暮らす世界と繋がっていて、二つの世界を繋ぐ扉は、新月の夜にだけ開きます。失踪した父・セドリックを捜したいアリシアは、手掛かりを求めてゴーストハンターを始めることで、魔物と積極的に関わっていきますが、幼い頃から共に過ごしてきた執事・ノクスは、そんなアリシアの身を案じています。
天真爛漫なお嬢様と、毒舌だけど優しい執事。互いに惹かれ合っていることは明らかなのに、二人が関係を前に進められない理由と秘密は、個性豊かな魔物たちとの出会いを経て、少しずつ明らかになっていきます。
そんな障害と向き合うアリシアの強さも、本作の見どころの一つです。大切な人たちと幸せに生きる未来を、決して諦めない彼女の姿は、太陽のように眩しくて、周囲の人間と魔物を惹きつける魅力に溢れています。
明るい気持ちになれるお話でありながら、重厚なヒューマンドラマがお好きな方も楽しめる要素を兼ね備えた、読後感の温かさが素晴らしいお話でした。
気になった方は、物語に続く扉を開いて、じれったい二人と、賑やかで優しい魔物たちに、ぜひ会いに行ってみてくださいね。
ゴーストハンターを目指すお嬢様。でも世間知らず。冒険の途中でうっかり……大丈夫、万能な執事がいます!
本作の魅力はイケメン執事ノクス……に集まりがちでしょうが(特に女性はノクスファン多そうですね)、僕はその周りにいるモンスターたちに目を向けたいと思います。
マンドラゴラのレオナルド! こいつかわいい!
美声キャラなのですが、おっちょこちょいというか、本作のコメディリリーフをばっちりこなしてくれます。これ声優当てるとしたら誰だろうな……(笑)。関俊彦ならコメディもイケボもできるか?
他にもウィル・オブ・ザ・ウィスプやら骸骨メイドやら、おかしなモンスターたちがたくさん! 推しを探すのもありですね(まぁ、マンドラゴラのレオナルドに集中しそうですが)
そんな、わちゃわちゃを楽しみながら。
お嬢と執事の関係性? もドキドキしながら見守るのも、本作の美味しい楽しみ方。
イケメンにわちゃわちゃモンスターズ、彼らが囲むお嬢様。みんなの紡ぐ物語を、ぜひ楽しんでみてください。
何事にも全力投球、加えて純真で目が離せないお嬢様のアリシア。そして彼女に影のように付き従う美しき執事、ノクス。魔物に対する知識や道具を操るふたりのそばに肩を並べるのはなんと――美声のマンドラゴラに泣き虫のウィル・オ・ウィスプ、さらにメイドなスケルトン!?(そして呆れ顔のハンターがひとり)
どう見ても珍妙なこの一行ですが、彼らには失踪したアリシアの父セドリックを探すというちゃんとした目的が。上位の魔物を見つけることができれば父の失踪の手がかりをつかめるかもしれないと奮闘するアリシアと、毒舌と鞭をふるいながらもなんやかんやで世話を焼いてくれるノクス。実はお酒馴染みでもあるこの二人の間には、主人と従者というにはどうも甘い雰囲気が漂っています。
結構わかりやすい態度(笑)のアリシアに比べ、ノクスの態度にはどうやら複雑な背景が見え隠れ。それでもその静かな眼差しの中に、アリシアを想う気持ちがはっきりと見えています。では彼が一歩を踏み出せない理由はなんなのか。ほとんどの読者はその理由をすぐに悟ることと思いますが、それがわかったところで簡単に解決させないのが月音さんという書き手なのです。相手の正体を知ることなんて、地獄の門の表札を解読しただけにすぎません。門の先には有無を言わせない、本当の試練が待ち構えているのです。
……となんだか脅しに近いようなご紹介になってしまいましたが、全体的にはコミカルが強めのテンポ良い作品というイメージなので安心していただいきたいです(笑)。月音さんが得意とするわかりやすくも美しい情景描写はもちろん、伝わりそうで伝わらない恋のじれじれ、想うからこそ離れたいほろ苦さ、元気がもらえる楽しいギャグも――例えるなら、とても贅沢なチョコレートアソートを味わっているような気分になります♡
甘いものが似合う季節にぴったりのファンタジック・ラブストーリー。紅茶のご準備をお忘れなく♡
「お嬢様に仕事はまだ早いと、何度も申し上げた気がするのですが……その耳は飾りですか?」
父セドリックが連れてきた男の子は、いまや毒舌執事になっていました。
魔物が持つ魔水晶の研究し、魔物を狩っていた父。
消息を絶った父の行方を探すため、魔物退治の仕事を引き受けていたアリシアは、何度も失敗しては執事のノクスに助けられていた。
異界へ迷い込んだ父の行方を探すため、アリシアは上位の魔物とコンタクトをとろうとするが…。
「魔物は危険だと思った方がいい。なかでもヴァンパイアは人も魔物も家畜同然に虐げ、苦しみもがく姿に愉悦を感じる一族です」
そういうノクスだが、彼にはある秘密があった。
そしてその秘密は、アリシアにも強く関係しているものだった。
ノクスやアリシアもキャラが強いですが、他のキャラも中々曲者揃い。
とてもいい声で喋るマンドラゴラのレオナルド、メイドとして雇われた骸骨のメアリー、泣き虫のウィル・オ・ザ・ウィスプのウィル、猫の王なのに人間界ではただの野良猫・ケット・シー。
彼らが個性の殴り合いをしつつ、シリアスな展開にコミカルな掛け合いをするのも魅力の一つ。
そして、互いに互いを想うノクスとアリシア、アリシアが好きだからこそノクスの気持ちもわかってしまうお人好しフレッドなど、素敵なキャラクターたちばかり。
果たして、ノクスとアリシアの関係は。
そして、父セドリックの行方は。
父の失踪をきっかけに、ゴーストハントへ乗り出したアリシア。そんな彼女のそばには、常に美しい執事(毒舌)ノクスが控えていて…?
個性的な魔物たちとのやりとりにほっこりしていたら、ノクスの過去に「も、も、もーっ!!!!!好きです!!!!!」となってしまいました…。。冷たい仮面の下に隠れた、優しい感情と孤独が本当にたまらないです。
彼に近づきたいと願うアリシアの優しさにもきゅんとしてしまったり…幼馴染フレッドの気苦労に思わず応援してしまったり…と、見どころいっぱいの作品です。
笑いあり、胸キュンありの素敵な物語。
みなさまぜひ、ご一読ください~。
人間と魔物が隣り合って暮らす世界にて、魔物がらみで失踪したらしい父を探すためにゴーストハントに挑む令嬢アリシアと、無茶をしがちなアリシアを時に冷たく溜息混じりに、時に甘く危うく熱っぽく支えてくれる美形執事ノクスの物語です。なんと盛りだくさんで贅沢な物語でしょう!
過保護にも見えるノクスに反発もするアリシアですが、彼の毒舌やエスっ気も彼女を守りたいからこそ、深い想いが窺えるので安心して読み進められます。むしろ、どうして早く想いを伝えないのか!? というじれじれも発生するのですが、そこにはノクスとアリシア、双方に秘密があって──という展開になっていきます。詳しくは本編にてお確かめいただければ。
読んでいて何よりも感じたのが、アリシアの前向きさと優しさ、そして強さです。物語の核心に関わる「秘密」をものともせずに愛し、信じ、手を差し伸べる姿は心から応援したくなります。ノクスの凍り付いた心を何度でも救うアリシアのひたむきさに、これは惚れる! 大事にしたくなる~~! と拳を握るのです。守られる・助けられるだけではないヒロインと、なんだかんだで彼女も「逆らえない」毒舌敏腕執事のカップル、沢山の人に見て欲しいです。
そして、ふたりを彩るキャラクター、特に魔物たちが可愛いです。美声のマンドラゴラ、乙女なスケルトン、怖がりのウィル・オー・ウィスプ……気のいい彼らのわちゃわちゃが楽しくていつまでも見ていたくなります。
恋愛的にもマスコット的にも可愛く温かい物語、お勧めです!
父親セドリックが失踪したのをきっかけに、娘のアリシアは執事のノクスとともに魔物たちに接触しようとします。この世界の悪い魔物やゴーストだけでなく良い魔物もおり、良い魔物はアリシアのもとにいついては悪い魔物は彼女を狙おうとします。
良い魔物たちは彼女達に友好的で守ろうとしておりますが、彼女に魔物が集まるのは彼女自身に秘密が抱えているからのようで……。そんなノクスも一筋縄ではいかない秘密も持っている模様。
そんな悪意ある魔物から人々を守ろうとするのは魔物やゴーストの退治専門のゴーストハンター。そのゴーストハンターのフレッドが持ってきた依頼をきっかけに、ことが大きく動いていきます。
キャラクターも良くて、魔物たちのやりとりでほっこり。
恋愛もキュンとして本当に良きですよ……!
読んでみてはいかがでしょうか?
人間の世界と魔物の世界が新月の夜に混じり合う、そんな舞台で繰り広げられる、コミカルの中にシリアスを含ませた恋愛ファンタジー。
魔物ハンターを目指すアリシアには幼馴染の執事がいます。賢く強く、ものすごい美形の彼のことが気になって仕方ない彼女ですが、当の本人はいつもクールな対応で距離を保っていて、幼少時よりの変化にアリシアは戸惑うことも。
そもそもアリシアが魔物退治をしようとしたのは、魔物ハンターである父が行方不明になっているからなのですが、そんな不穏を漂わせる境遇の中でも明るく元気に解決策を探す彼女の元には、何かに導かれるかのように気の良い魔物たちも集まってきて――。
徐々に明らかになる執事ノクスの過去は、父親失踪と深い関わりがあります。すべてが明らかになり、彼の真意が明らかになったとき、アリシアはどうするでしょうか。
恋愛ものとして期待を裏切らない展開、読後感、文庫一冊ほどで完結しておりお勧めです。ぜひご一読ください。
行方不明になってしまった父セドリックを探す為に魔物退治の真似事を始めた令嬢アリシア。そんな彼女に付き従うのは、アリシアの幼馴染でもある執事のノクスです。
のっけから出てくるのが美声のマンドラゴラに泣き虫ウィル・オ・ウィスプ。チャーミング(?)なスケルトンと濃いキャラをした魔物達のドタバタに大爆笑必至です。(人気のない場所で読むことをオススメします)
ノクスのキレッキレの毒舌もなかなかに辛辣で、「この人がデレる日が来るのか?」というレベルなのですが、行動の端々に見えるアリシアに対する優しさや愛情に読者はニヤニヤしてしまいます。この楽しいドタバタとノクスのツンデレ具合に一気に引き込まれつつも、行方不明になった父やキーワードとなる「薔薇の花嫁」の情報が少しずつ開示されていき、読者の読む手を止めさせません。
中盤からはノクスの過去や正体に触れていき、アリシアとの仲を全力で応援したくなります。なぜ彼はアリシアの気持ちを受け止められないのだろうか。なぜ令嬢と執事としての線を引かなければならないのだろうか。彼のことを知れば知るほど、結末がどうなるか気になって仕方ありません。
後半になるにつれてシリアス度も増していきますが、随所に散りばめられたコミカル要素も顕在。ものすごく緊迫した場面でも不意に挟まれるコメディに思わず大爆笑してしまいます(人気のない場所で読むことをオススメします)
このコメディ要素が物語に彩りを添えており、文字数をまったく感じさせないところが素晴らしい。読み味としてはかなりコミカルで、笑いながらも甘キュン要素を楽しみたい方に全力でオススメしたい作品です。
もちろん、恋愛小説らしくアリシアとノクスの関係性の変化も注目ポイント。
辛辣な毒舌執事が、甘い笑みを向けてくれる日は来るのでしょうか。
読み始めたらノンストップで読めてしまいますので、ぜひお気軽にロウンズ邸のドアを叩いてみてはいかがでしょうか。きっと1話目でこの世界の虜になってしまうはずです。
失踪した父の手がかりを求め、魔物退治を始めるアリシア。大物の魔物に狙われる彼女を、執事のノクスが心配しつつ助けていきます。
しかし愛情がありながらも、キッチリと一線を引くノクス。
彼には秘密と深い葛藤がありました。自分を犠牲にしても構わない程の覚悟も。
そんな頑固なノクスを救うべく、アリシアは危険な魔界にすら飛び込んでいきます。そのクライマックスは必見。
そして主役の二人に負けず劣らず魅力的な面々も登場します。
マンドラゴラにスケルトンにウィル・オ・ザ・ウィスプ。コミカルで愛らしい魔物たちの台詞も楽しく、奮闘する姿は健気で、話を盛り上げてくれます。
シリアスとバトル要素もある楽しいラブコメ。笑えて心温まる愛の物語を読んでみてはいかがでしょうか。
この物語では、魔物が住む異界と人間が住む人間界が存在する。主人公・アリシアの父・セドリックがあるとき行方不明になり、もしかして異界に行ってしまったのではないかと考える。
アリシア、そして執事のノクスは、セドリックを探す中で、『薔薇の花嫁』という言葉を耳にする。綺麗な響きだけど、なんだか不穏な雰囲気もあるその言葉の真相とは?
とっても面白かったです!スケルトンのメアリー、マンドラゴラのレオナルド、ウィル・オ・ザ・ウィスプのウィルなど、個性豊かでチャーミングな人外ズが魅力的。彼らがいるだけでその場が明るく和みます。猪突猛進なアリシアを人外ズがアシストしてくれるのです。
…恋愛ものなのにヒーローはどこいったって?
大丈夫です、きゃー!!!となるヒーローとヒロインのシーンもあるので、ご安心ください。
笑ってにやにやして癒されて、楽しい読書時間になること間違いなし!ぜひ皆さんも読んでみてください。
今年の年始は心が沈んでしまう出来事が続きました。少しでも気持ちを上げたい時に思い出したのがこちらの作品。いやあ、めちゃくちゃ笑って明るい気持ちを取り戻させてもらいました。どうもありがとう!
失踪した父を探すため、毒舌執事のノクスに反対されながらもゴーストハントを始めることにしたお嬢様アリシア。彼女の周りにはお茶目なマンドラゴラをはじめとした可愛らしい魔物たちが集い、一緒に魔物退治を続けるように。
父親の失踪を追うにつれ明かされていくお嬢様の秘密、そして毒舌執事の彼がずっと隠し続けていた正体とは……!?
私の推しはなんといっても可愛らしい魔物たち!
いやいや。「自分にできる最大限のことを」とわきまえながらも懸命に奮闘するアリシアは素敵な女性で、そんな彼女を冷徹そうなフリして暑苦しい程に溺愛しちゃってる毒舌執事にも萌えるんですよ。
だがしかし!そんな彼らをより引き立たせてくれたのは、可愛い魔物たちあってこそ!!ぜひ彼らに会いに行き、微笑ましい彼らを堪能して頂きたい。さあ行こう!
人外という設定に興味のない私に、最推しはサブキャラの人外と言わせたこの作品。まさかこんな日がくるとは私が一番びっくりしてる。
「シリアスでコミカルなほんのりダーク&ゴシックなラブファンタジー!」というあらすじ内のコピーに違わず、程よいアップダウンを満喫しつつ安心して楽しめるストーリー。気分を上げたいときにおすすめの作品です!
あらすじ拝読して、ほうほうゴシック風味のダークファンタジーラブロマンスなのね……と予想して読み始めたところ。
いきなり出てくる美声のマンドラゴラさん!
そして美声なのに、扱いがあまりにもアレ!!(笑)
というわけで不覚にも、1話約3300字の間に複数回笑かされてしまった次第なのですが。
本編はちゃんとゴシック風味の吸血鬼ファンタジー(コミカル要素強め)です。
ヒーローはマンドラゴラさんじゃなくて銀縁眼鏡の執事さんです。幼い頃から主人公ヒロインと共に在る、謹厳実直かっちり印象な執事さん(丁寧口調で毒舌連打してくる)(しかしヒロインの危機にはしっかりガチギレる)との微妙な距離感、「吸血鬼」「執事」「幼馴染(も入ると思う)」等の属性がある方にはがっちりハマると思われます。
愛ある毒舌ツッコミの会話キャッチボールが楽しいです。
といいつつ、私はどうしても美声マンドラゴラさんに意識が行ってしまうのですが(笑)!!
執事さんに雑草呼ばわりされたり、地の文で売れ残りのニンジン呼ばわりされてたりするのが愛おしい。
たまに活躍(?)しかかってもコメディシーンになってしまうのが可愛い。
ヒロインと執事さんの恋路を見守りつつ、マンドラゴラさんの幸せをも願わずにはいられません。
皆に幸あれー!!!
本作の第1話を読んだ人の多くが、いきなり心を鷲掴みにされること間違いなしでしょう。
ゴシックな雰囲気で物語の幕が開けたと思ったら、急に美声でなめらかに喋るマンドラゴラが登場するわけですから。
失踪した父親の手がかりを探すために魔物退治をするアリシアお嬢様と、クールで口うるさい執事ノクスの、恋愛ファンタジー。
はたから見たら全員気付く2人の想いに、読者はドキドキやきもきするわけですが、それを代弁するかのごとくナイスな合いの手を入れてくれるのが我らがマンドラゴラです。
このマンドラゴラだけでなく、アリシアの周りにはどんどん人外たちが集まってきます。どの子もすごく個性的で可愛らしく、みんな好きになってしまう。
まだ物語は序盤ですが、メインストーリーの目的が明確であること、主人公カップルにそれぞれ秘密がありそうなこと、そして脇を固めるサブキャラたちも魅力的でやりとりが楽しいことから、素晴らしい作品になるだろうと確信しています。
また、恋愛描写に定評のある作者さまなので、キュンキュンしたい方にもお勧め。お話のテンポも良く、とても楽しく読み進められます。
今回のカクヨムコンでイチオシの作品です! 応援しています!