開幕マンドラゴラさんに全部持っていかれた……でも無論それだけじゃない!

あらすじ拝読して、ほうほうゴシック風味のダークファンタジーラブロマンスなのね……と予想して読み始めたところ。

いきなり出てくる美声のマンドラゴラさん!
そして美声なのに、扱いがあまりにもアレ!!(笑)

というわけで不覚にも、1話約3300字の間に複数回笑かされてしまった次第なのですが。
本編はちゃんとゴシック風味の吸血鬼ファンタジー(コミカル要素強め)です。
ヒーローはマンドラゴラさんじゃなくて銀縁眼鏡の執事さんです。幼い頃から主人公ヒロインと共に在る、謹厳実直かっちり印象な執事さん(丁寧口調で毒舌連打してくる)(しかしヒロインの危機にはしっかりガチギレる)との微妙な距離感、「吸血鬼」「執事」「幼馴染(も入ると思う)」等の属性がある方にはがっちりハマると思われます。
愛ある毒舌ツッコミの会話キャッチボールが楽しいです。

といいつつ、私はどうしても美声マンドラゴラさんに意識が行ってしまうのですが(笑)!!
執事さんに雑草呼ばわりされたり、地の文で売れ残りのニンジン呼ばわりされてたりするのが愛おしい。
たまに活躍(?)しかかってもコメディシーンになってしまうのが可愛い。

ヒロインと執事さんの恋路を見守りつつ、マンドラゴラさんの幸せをも願わずにはいられません。
皆に幸あれー!!!

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