概要
伊藤博文とアーネスト・サトウの物語です。史実物で、イギリス関連です
幕末に来日したイギリス人外交官アーネスト・サトウと、後に初代総理大臣となる伊藤博文こと伊藤俊輔の活動を描いた物語です。終盤には坂本龍馬も登場します。概ね史実をもとに描いておりますが、小説ですからもちろんフィクションも含まれます。モットーは「目指せ、司馬遼太郎」です(笑)。
基本参考文献は萩原延壽先生の『遠い崖』(朝日新聞社)です。
もちろんサトウが書いた『A Diplomat in Japan』を坂田精一氏が日本語訳した『一外交官の見た明治維新』(岩波書店)も参考にしてますが、こちらは戦前に翻訳された『維新日本外交秘録』も同時に参考にしてます。さらに『図説アーネスト・サトウ』(有隣堂、横浜開港資料館編)も参考にしています。
他にもいくつかの史料をもとにしておりますが、明記する
基本参考文献は萩原延壽先生の『遠い崖』(朝日新聞社)です。
もちろんサトウが書いた『A Diplomat in Japan』を坂田精一氏が日本語訳した『一外交官の見た明治維新』(岩波書店)も参考にしてますが、こちらは戦前に翻訳された『維新日本外交秘録』も同時に参考にしてます。さらに『図説アーネスト・サトウ』(有隣堂、横浜開港資料館編)も参考にしています。
他にもいくつかの史料をもとにしておりますが、明記する
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!時代よ、おのれを信じる若者たちにまばゆい時間を与えよ
アーネスト・サトウ。十九歳。イギリスの階級社会で今少し上昇したい。イギリス以外の世界も覗いてみたい。それくらい、自分にはできるはず。さほどの大望を抱いていたとも思えない青年を、時代のほうが迎えにきてしまう。大国清の隣に位置する奇妙な島国が、奇妙な脱皮を始める。攘夷熱に煽られて外国人は切り捨て御免の浪人たち。何も決められない瀕死の幕府。伊藤俊輔。井上聞多。イギリス公使館に転がり込んできた断髪の二人の若者。半年のロンドン滞在から、母国の危急を聞きつけ、帰国したという。あれよあれよというまに、幕末の動乱に巻き込まれていくサトウ。下関では砲弾が飛び交い、死も覚悟する。パークスという折り合えない上司と…続きを読む