記憶力と戦力強化
カナデとソラナは怪鳥の陰影という隠密スキルを手に入れる為クレフとサヌエと協力して怪鳥の巣窟をクリアした後サヌエ対策の為、しびれ沼に向かった。
「ひゃー!これで36回目だね!」
「ふーっ疲れたぁ〜!」
「50回クリアするまで周回だね!」
「こんな事するの多分私たちだけだよ!」
「あはは…確かにね。でも今までで私は
「まあね。確かに周回する価値はあるかもね!」
「よーし!やるぞー!」
「お、おー!」
パラライズボルトは自身の周囲にいる最大10人の敵に麻痺効果を付与する。
雷神の怒槌は自身の視界にいる全ての敵に麻痺効果を付与し、その敵のSTR×5倍のダメージを与える。
どっちも凶悪な性能のスキルだ。
さらに、2人は周回をした時に麻痺耐性・特大を
入手した。
--------------------
50回周回後
「あ!ボス攻略時間が30秒切ったよ!」
「やったね!って言っていいのかどうか…」
「でもなにか能力が手に入ったよ?」
「本当だ。なになに…ライジングバースト?」
「え!?これ凄く強くない!?
だって常にAGIとAVDが2倍、その上、残り体力が2割を切ると、STRとDEXが3倍になるんだって!」
「本当だ…めちゃくちゃ強いじゃん!やったねカナデ!」
「うん!これでイベントの準備はバッチリかな!」
「私なにかもうひとつ能力が手に入っているんだけど…
「どうしたの?ソラナ?」
カナデがそう聞くと、ソラナは震えながら答える。
「これ…私にピッタリの能力だよ!ほら!」
ソラナにそう言われると、カナデが効果を読み上げる。
「なになに…敵を倒す度にSTRとDEXが上昇!?え!?これピッタリじゃん!あ、でも。ただし、攻撃を受けると効果がリセットされ、VITが低下する。とも書いてあるよ。大丈夫なの?」
カナデがそう聞くが、ソラナは胸を張って答える。
「私は元から敵を翻弄して倒すって言うプレイが得意なんだ。それに加え、さっきのライジングバーストがあればAGIとAVDの面は大丈夫。だから私にとってはSTRを上げまくれるだけの能力だよ!」
そう。彼女はゲームが上手い。しかもプレイスタイルはAGI特化の攻撃型。その為、このスキルは彼女を強くするだけのスキルなのだ。
「よし!今度こそ準備は万端!イベントまではひたすら待つのみ!」
「だね!じゃあ街に戻ろう!」
彼女たちは新エリアの探索をすることは叶わなかったが、大幅な戦力強化をすることが出来た。
こうしてイベントの準備は終わり、街に戻って
開始を待つのみとなった。
ゲームに記憶力って通用しますか? 卯月 為夜 @urunero321
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ゲームに記憶力って通用しますか?の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます