記憶力と1人の剣士


「うげぇ…疲れたぁ…ボスってどこにいるの?あっあの人に聞いてみようっと!」

そう言ってカナデは通りすがりの剣士に聞いた。

「すいませーーーーん!」

「は、はい。何ですか?」

「あのー、ここのボスモンスターってどこに居ますか?」

「ああ、雷狼かぁ。うーんっとn」

「えっ!?雷狼ってあの光をまとった狼ですか?」

「うん。そうだけど?」

「……」

「…(なんで突然黙るんだ?この子。しかもなんか見たことも無い装備持ってるし。でも感じからして初心者だよなぁ)」

「え?雷狼ならもう倒したんですけど…あれボスモンスターだったんですか!?」

「え?気づかなかったの!?ほら、右端にBOSSって表示出るじゃん!(って言うか雷狼もう倒したのかよ!すげぇなこの子!)」

「ありがとうございます!所で、次に行った方がいいところってありますか?」

「うーん、そうだなあ。そうだ!君、テイムモンスターって知ってる?」

「あ!街中で連れて回ってるモンスターですか?」

「うん。簡単に言うとペットみたいなものだね。

南にずーっと行くと、楽園の森って言うのがあって、そこにいるモンスターは大抵が仲間にできるんだ。右端にハートマークが着いていたら仲間にできるよ。」

「ありがとうございます!じゃあ行ってみます!」

「あ、でもその前に、街に戻ってから楽園の森は睡眠状態にしてくるモンスターがいるから、不眠のブレスレットを買うといいよ。200マイルで売ってるから。」

「本当にありがとうございます!」そう言い残すと、カナデは街に戻って行った。

「何だったんだろうあの子。変わった子だったな。そうだ!あの子の装備について聞いてみるか!」

答えに辿り着くと、通りすがりの剣士はwikiの掲示板で聞き込みをすることにした。

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