記憶力とオットー


カナデは偶然ボスモンスターであるカーディナルフェアリーをテイムモンスターにし、名前をオットーにしたのだった。そして、オットーを連れて街に帰るのだった。


「な、なんだあのテイムモンスターは!?」

「見た事ない…」

「なんかカーディナルフェアリーに似ているような…」

「確かに…でもあれボスだぜ?」

「本人に聞いてみるか。」

「お、おう。頼むわ」


「あのーカナデさん。ちょっといいですか?」

「はい?何でしょうか?」

「あのー…そのテイムモンスターについてなんですけど…」

「ああ!この子はオットーって言います。可愛いでしょ〜!」

「あ、いや、そうじゃなくt…」

「ちょっと急いでいるので失礼します!では!」

「あ、ちょっと…」

そう言うと、逃げるような形でカナデは走っていった。


「ふーっ。やっぱりこの子皆からしたらおかしいのかな?こんなに可愛いのに…」

可愛い可愛くないと言うより珍しいのではないかとは思うが本人はそこまで気が回っていない。


すると、ソラナがやってきた。

「ただいま〜やっぱ楽しいね!このゲーム!

え?その子、テイムモンスター!?」

「うん、そうだよ!可愛いでしょ〜!オットーっていうの!」

「うん、可愛いんだけど…どこでテイムしたの!?」

「えっ?なんかボスのカーディナルフェアリーを倒したらテイムしたんだけど…」

「じゃあその子…ボス!?」

「うん。そうみたい!」

「じゃあその子、強化しないとね!」

「え?この子も育てられるの?」

「うん。育てるとかなり強くなるよ!」

「そうなんだ!じゃあ今から行ってもいい?」

「別にいいけど…それなら経験値大量ゲリラが発生中のスライム=キングダムに行く?」

「うん!いいの?」

「うん。私もレベル上げしたいし!」

そう言うと、2人はスライム=キングダムに向かった

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