第4話 デビュー
自転車ショップ〈路流風〉。
これで読み方はシルフだと聞いた時、日向はやっぱりそっち系の家の人なんだと自己解釈をしました。真相は分かりませんが。
大垂水佐久と大垂水風華の実家であり、大垂水家の収入源であるこの自転車ショップは、全国にチェーン店があり、地元のロードバイク乗り達にも親しまれている人気店です。
豊富な品揃えに丁寧な接客、サイクリングロードに隣接しているというだけでも十分な客引き効果になりますが、この店が人気なのにはもう一つ理由がありました。
それは〈路流風〉の隣にある休憩所兼カフェ、その名も〈風華の気まぐれcafé〉の存在です。
やってる日・風華ちゃんが暇な時
定休日・下手したら365日
店員・風華と愉快な奴隷達
バイト・募集無し
……………………………………。
人気があるか謎ですが、潰れない程度に収入源にはなっているカフェです。
そんなカフェが今日は珍しく営業中でした。
カフェ内にいるのは三人。
一人は伸びた前髪でなるべく目を隠している控えめな少女。
一人は茶髪で元気そうなのにどこか表情に不満のある少女。
そして最後に、まるで女王の如く足を組み、優雅にコーヒーを飲むギリギリ少女と言っていいのか分からない女性がいました。
日向と佐久、そして風華です。
店の名前にもある風華は店員、というより店長なのですが、一番偉そうであり全く仕事をする気配がありません。
まあと言っても日向の分の紅茶は淹れたので全く仕事をしていなかったという訳ではありませんが。しかしそれを差し引いても営業中のスタッフの態度とは程遠いものがありました。
そんな風華を見かねたのか、佐久が口を開きます。
「なあ姉ちゃん。百歩譲って私に茶の一つも出さないのは仕方ないとしてさぁ、なんで店員がそんな偉そうに店の商品で茶会開いてんのさー?」
「は?何を言ってるの佐久アナタ。目がよく見えていないようだけど両親にきちんと目玉をつけて産んでもらったのかしら?」
「いやいやいや!同じ親なんだから私についてなかったら姉ちゃんにも目ん玉付いてないから!というかそんな話じゃなくていつまで浅神さん見つめながらお茶会してるのさ!浅神さんは姉ちゃんの愛玩動物じゃないよ!仕事しなよ!」
愛玩動物という例えに日向は苦笑いを浮かべますが、逆に風華は何を馬鹿なという風に高慢な笑みを浮かべました。
「アタシが気に入ったら全てはアタシのモノなのよ。いくら見つめようとアタシの勝手でしょう?それに見てごらんなさないな。愛玩動物というよりもお人形さんみたいで可愛らしいわよ?」
ガキ大将のような風華の言葉に、渋い顔をしながら、それでも人形のような可愛さという言葉が気になって日向を見つめる佐久。
動物と言われたり人形と言われたりしている日向にとったら、なんとか言い返してほしいところ。
しかし、佐久から出た言葉はもう言葉というより、
「ぐぬぬぬぬ……」
言い返せないと言った唸りでした。
その様子を見た日向の頬には一筋の汗。もう少し頑張って欲しかったという表情です。
そんな日向の思いとは裏腹に風華が続けます。
「それに、アタシはいるだけで客を呼べるの。いわゆるアイドルというやつ?アタシを崇拝し、メニューという金成りし箱に客は金を落とすの。つまりアタシは今こうしてこの店にいるだけで役に立っている。それに比べて……」
「うっ」
風華の鋭い眼光が佐久に突き刺さります。
「アンタ、父さんに今日の店番頼まれてたわよねぇ?それをどうしたのかしら?えぇ?店にあるウン十万の限定フレームロードバイクを持ち出し、あまつさえ試乗車にして、更にはこんな可愛い女の子を傷物にしかけるなんて……ねぇバカなの?バカなのかしら?」
「ぐふっ、げふっ……」
トゲのある言葉達が一斉に佐久を貫き、いとも容易く佐久を再起不能寸前まで追い込みます。トドメはこちら。
「というか、自転車屋の娘が初めてロードバイクに乗る女の子にブレーキのかけ方教えないなんて、終わりよね」
「げっ……ふぅぅううううううううううううううううううううううううううううううう‼︎」
カンカンカーンとゴングの音が架空上で鳴り響き、無情にも佐久の完全敗北を告げました。
「まあ、どうしてこんなことをしたのかは粗方検討がつくものだけれどもね。どうせ好きな子に良いとこ見せたかっただけでしょう?全く…………どう思う日向ちゃ……ん?」
追い討ちを容赦なくかける風華でしたが、その攻撃は日向の変わり果てた態度によって中断されます。
「えっとぉ……」
小刻みに震え、歯をカチカチと鳴らし、頭を手で押さえて何かをブツブツと呟いています。風華が耳を近づけると、
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、そんな高額な物とは知らなかったんですごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」
どうやら風華の現実を突きつける攻撃は佐久だけでなく日向にも直撃していたようです。
これは風華にとっても予想外。すぐさまフォローにスプリントで駆けつけます。
「い、いえ風華ちゃんはいいのよ?そもそもあのロードはなんやかんや十年間くらい売れていないものだし、ほぼ試乗車と言っても過言ではないわね!ええ!だから、えっと……」
完全なるバグを起こした機械のようです。日向の危機回避能力が示す信号は《TORIMA・AYAMARU》。この信号が発せられた日向は、相手に許されてもしばらくはずっと震えて止まることはありません。
「うっ……どうすればいいワケ?」
どうすればいいか分からず、困る風華。そんな風華を見て、先程までKOされて地面に転がっていた佐久が口元を歪めます。
「あっるぅぅえぇぇ?なに姉ちゃん、浅神さんのこと泣かせちゃったのぉ〜?あれあれ〜?私よりやってること酷くなぁぁい?」
ここぞとばかりの反撃。
何といやらしい舌使いでしょうか。
「巻き舌風に言ってんじゃないわよ!ウザいわねぇ!別に泣かせてないし、そもそもアンタが初心者の子にあんな上級者向けバイク渡すのが悪いんでしょうがッ!」
そう言って風華は佐久の脇腹をハイヒールでゲシゲシと蹴ります。見事にハイなところが当たってとても痛そうです。
「ちょっ、やめっ!悪かった!悪かったから〜!でもっ浅神さんはかなり乗りこなしてたよ?乗りこなし過ぎなくらい!」
「はぁ?乗りこなし過ぎ?なに言ってるのアンタ。日向ちゃんがいきなり時速60km/hでも出したワケぇ?」
やめてと言われてるにも関わらず、風華はキックを続けながら聞くもんですから、佐久は大慌てで質問に答えます。ただ今50COMBOくらいです。
「違うよ!ドリフト!ドリフトしたんだよ!ブレーキかからなかったからってゆー理由でいきなりロードバイクでドリフトして見せたんだよ!」
「アァン?ドリフトですって?」
風華が佐久を蹴るのをようやくやめ、日向の方に視線を移します。
と、そこには震えが治り丁度紅茶を飲もうとする日向の姿が。目が合う風華と日向。完璧にタイミングが悪かったようです。
「あ、えっと、すみません……」
日向が紅茶を受け皿に戻すと、ちょっと悪いことをしたと思ったのか、風華が今日イチの優しい声音で、日向に問いかけました。
「ねえ、日向ちゃん。ブレーキの説明をし忘れたっていう話はさっき聞いたけど、それが原因でドリフトしたっていうのは本当?」
「え、えっと……ドリフトをした……というか、するつもりはなかったんですけど、そうなってしまったと言いますか……」
「ふぅん……じゃあどうやってドリフトしたかは説明できる?」
「え?あ!え、えっとですね。こう、スピードが乗って止まれなかった時にふと思ったんですよ。前の方は進路を変えやすいけど、後ろは動かしにくいなって。だから前に力を……えっと、後ろを軽くしよう……いや、えっと…………」
なんとか出てくる言葉を紡ごうとする日向ですが、中々に上手くできません。何度かトライアル・アンド・エラーを繰り返しましたが、結局は上手く説明できず。
「…………すみませんちょっとよく分からない……です」
申し訳無さそうに頭を下げる日向に、風華は「いいわ、いいわ」と手を振ってなだめます。
そしてその最中、風華は違和感を感じていました。
(本来のドリフト……ブレーキ無しの状態でのドリフト……これって何か変な感じが……)
風華が日向をジッと見つめます。見つめても答えなんて出ませんが、ただジッと日向を見ていました。そしてしばらくしてから、唐突に
「ねえ、日向ちゃんはロードバイクに乗ってみてどう感じた?」
そう、なんの脈絡もない問いを投げかけました。
「え、感想……ですか?」
「そう。忌憚なく、思ったままを教えて欲しいわね」
日向はその問いについて数秒考えたのち、
「……そう、ですね。やっぱり一体感が凄かった、と、思いました!こう、ロードバイクの歯車が自分の中にある歯車と合致したというか、……風や路面、肌寒さや太陽の暖かさとも一つになって、世界と繋がってるっていう感覚になって。とっても……とっても気持ちよかったです!」
そう言って、満面の笑みを浮かべる日向に、風華、そして横にいる佐久もつられて笑みを浮かべました。純粋な子供の笑顔というのは、周りを巻き込んでいくもの。
日向の笑顔は正にそういったものでした。
「日向ちゃんは詩人ね。とてもロードバイクが気に入ってくれたのが分かったわ。そして……ロードバイクに向いているということも」
「……?ロードバイクに……向いている?私がですか?」
意外そうに目を大きくする日向に、風華は「ええ」と言って続けます。
「ロードバイクに向き不向きというのはね、人の考え方それぞれにあるのよ。ある人は筋肉量、ある人は肺活量、ある人は手足の長さ。オーラがあるかなんて言う人もいるわね」
最後のには同意しかねると言った風に風華が肩をすくめて苦笑します。
「今言ったことの大半が正しいことなのかもしれない。けどね、アタシはこう思うのよ。ロードバイクの向き不向きは、恐怖心があるか否か」
「恐怖心……?」
「そう。重さにして約10㎏、地面に触れている面は5㎝足らずで、なんとも華奢な構造。そんな
風華はそう、堂々と言い切りました。
これはあくまで持論です。風華の一意見にすぎません。
ですが、その迷いなき瞳、表情にはどこか説得力があり、日向はそれを感じ取っていました。
「命を預ける……」
あの子に。と、日向は店内に立てかけられている碧空色のロードバイクを見つめます。
普通の人に向かってこの自転車に命預けろ。と言ってもその人はおそらく了承しないでしょう。しかし、今の日向にはその覚悟もとい信頼感がありました。
故に風華の持論で言えば。
「日向ちゃんはロードバイク向いてるわよ。だって日向ちゃんの口からはその子のいいところしか出てなかったんですから」
風華のその言葉に、日向のある気持ちはぐんぐんと加速していきました。
もっと一緒にいたい。もっと乗りたい。新しい世界に、踏み込みたい!
「………………」
ですが、そんな日向の気持ちとは裏腹に、脳裏をよぎるのは、いつも日向がスポーツをすることを否定する両親の姿でした。
特に日向にスポーツをさせないようにしてきた父に、日向が自転車を始めるなどと言った日には勘当を覚悟しなくてはならないでしょう。そうなれば、見た目も心も小動物の日向にはどうすることも出来ません。
日向の表情が曇ります。
「私……自転車は始められないです」
「え……な!どうしてさ、浅神さん!あんなにロードバイク気に入ってくれたじゃんかぁ!」
驚き、食い気味に訴えかける佐久。日向はその言葉に、顔を下に向けます。
そんな日向の様子を見て、佐久とは反対に冷静な風華が腕を組み、静かに尋ねます。
「……何か、理由があるの?」
風華の問いに迷いのある顔つきになる日向でしたが、自分の中で何かを決意したのか、
「…………はい。」
そう、ぎこちなく答えました。
それから日向は話し始めました。
今まで自分が父に逆らえず、スポーツをさせてもらえなかったこと。その影響か生まれ持ったものかは定かではないが、人との関わりが極端に少なく、人と関わることが苦手だということ。
日向は自分が自転車を始められない要因を、それこそ湯水の如く話しました。その姿は実に辛そうで、長年の葛藤が目に浮かぶようでした。
全てを吐き出した後、日向は一呼吸置き、
「だから……父に否定されると思うので……私は、スポーツがしたくても出来ないんです……」
日向の言葉には生まれてこれまで十六年間の重みのようなものがありました。
この話を聞いたら常人であれば、慰め、同情し、無理に誘ったことを謝罪することすらあるかもしれません。
しかし、風華は違いました。
「なるほどねぇ……」
日向の言葉を聞いて風華の出した結論は、常人とは真逆の結論。まるで悪ガキが考えたようなものでした。
「日向ちゃんはスポーツ……自転車を始めたい。始める意思がある。それでも父親にバレるのは怖い……と」
日向がコクリと頷き、それに風華は唇を歪めます。
「だったら…………〝バレなきゃいい〟のよ!」
「…………へっ?」
日向が間抜けな声をあげました。
それはもう、予想外と言わんばかりの。
この発言は佐久にとっても予想外だったのか、動揺した佐久は目をまんまるにして風華に問いかけます。
「ば、バレなきゃいいって?そ、そんなのどうやって!」
「えぇ?簡単なことじゃない。逆にバレる理由が知りたいくらいに」
「い、いや!バレるから!家にロードバイクあってウェアもあったら普通どんな人でも気づくよ!ウェアは隠せてもロードバイクを隠すなんて……」
佐久の発言に、風華は心底呆れたため息を吐きます。
佐久の発言はたしかに分からなくないものです。スポーツというのはやっていれば何であれ、痕跡が出るもの。特に服関係は必ずと言っていいほど持ってなければならない物です。
ましてや、自転車は本体である自転車が無ければそもそもプレイすることすら出来ません。なので佐久の言っていることは正論……かもしれませんが、些か自分本位過ぎました。
「ショップで預かればいい話でしょう?使う時はショップに来てもらって、ここの更衣室使ったりロードバイクは店に置いといて使ったり。ショップチーム用にウチは設備豊富なんだからそれくらい分かるでしょうが」
またも風華は心底呆れながらため息を吐きます。何故この妹は店の状況をこんなにも把握していないのか、といった風です。
ようやく理解したのか、佐久が左手をお皿に、右手拳をポンッと叩きます。
「なるほど!そうすれば親御さんにバレることなく自転車できるし、ウチはシャワーもあるから証拠隠滅もしやすいし!一石二鳥ってやつだ!」
「そゆこと」
「で、でも……」
ドンドンと進んでいく話に、話の主役である日向が割って入ります。
「それでは大垂水さんの家に迷惑がかからないですか……?そんな、乗るたびに取って、また置いてくなんて……」
日向の心配は最もです。
証拠を残さず隠れて自転車をする。それには日向よりも、ロードバイクを保管し、着替えの場所やシャワー室までもを提供する大垂水家の方が負担が大きいです。
自分一人のために他人にそんな負荷をかけるなんて。日向がそう考えるのは当たり前でしょう。
ですが、風華は全く気にしない風に、むしろ黒い笑顔を浮かべて。
「大丈夫よ。まず、アタシと佐久は迷惑なんてこと全くないのは確定。アタシ達の親が何か言ったとしても大丈夫。アタシ、あの人達の弱み結構握ってるから」
親の弱みを握る上に親をあの人達呼ばわりする風華。今回に限っては頼もしいですが、そんな悪魔的な姉を見て、妹は冷や汗を出さざるを得ませんでした。
もしかすると、佐久は親以上に風華に弱みを握られているのかもしれないです。
「でも……」
「いいからいいから!こういう人の親切は素直に受け取るべきよ?まあどうしても後ろめたいなら……」
風華が右手人差し指を立て、条件を一つ提示します。
「分割払いでロードバイクを購入。ウェアは……まあそれはサービスでいっか」
「え……あ、そ、そうでした!」
風華は中々の提案をしたと自分で思ったことでしょう。しかし、そもそも論。
日向は父親にスポーツを否定されてることで頭がいっぱいになり、購入など、お金がかかることはすっかり忘れていたのです。
再びウン十万という金額のロードバイクを試乗車として使用……ひいてはドリフトまでしてしまったことが脳裏を駆け抜け、日向は冷や汗を流します。
その反応を見た風華がここぞとばかりに唇を歪めました。トランプのジョーカーのような笑みです。
「あ〜どうしましょう!一度使ったロードバイクを再び売り物として出す訳にはいかないし〜あぁ、ああ!困ったわねぇ……誰か既に乗ったことのあるお客様で購入を即決してくれる方はいないかしらー?」
「姉ちゃん……」
明らかに日向に向けて放たれた言葉。よく解釈すれば逃げ道、悪ければ脅しの言葉。……まあ後者が大きいでしょうが。
魂胆が分かりやすすぎるこの言葉ですが、素直かつ単純な日向はこれをストレートに受け取ります。
「うっ……う……売り物にならない……私が、買わないと……」
この娘は悪徳業者の押し売りに直ぐに引っかかりそう。
風華と佐久の考えることは同じでした。
そしてその予感通り、日向はまんまと引っかかりました。
「分割で……購入させていただきます……」
その言葉を聞いて風華はにんまりとして、
「はーい!お買い上げありがとうございます!サービスでサイクルウェアやヘルメット、サイコンなどの諸々商品をお付けいたしますので。……自転車、始めるわよね?」
あまりに恐ろしい笑顔。
まるで痛ぶったマングースを食べようとするハブのようなその表情に、日向は助けを求めて佐久を見ます。
が、
「ぴゅ〜ひゅ〜……ひゅひゅひゅひゅひゅ〜」
佐久は下手な口笛を吹いて日向を見ません。
姉と妹の目的合致。それにより自分は手を汚さないようにするという妹の精一杯の抵抗でした。
まあ側から見たら立派な共犯でございます。
「う…ぅぅ……」
ここまで脅さ……いえ、お膳立てされたら日向に断れる理由はもうありません。
しかし、いくら自転車に挑戦したいと思っていてもこんな方法では流石に、
「は、はい……始めます……」
希望に満ちた返事ではなく、嫌々といった風な返事になってしまいました。
本当はやりたいのに、この感情は何なんだろうか。
日向は複雑な心境の中、とりあえずはロードバイクデビューを果たしたのでした。
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