キンモクセイとこたつの季節


この時期になると、道を歩いていてもどこからか甘い香りが漂ってきます。

キンモクセイの甘くフルーティーな香り。

オレンジ色の小さなお花が集まって咲いているのが可愛らしいです。

たくさん咲いてはいるけど、あの小さなお花からこんなに甘く強い香りがするってちょっと不思議です。



キンモクセイはその香りの強さから、昔はトイレの周りに植えられていたとか。

トイレの芳香剤のモデルになった香りだそうです。言われてみればそうかも…

トイレの芳香剤は嫌だけど、キンモクセイの甘い香りは大好きです。

どこか温かみのある、懐かしい香り。

私の記憶の中でもキンモクセイは香っています。


夕暮れ時の帰り道

暗くなってきて、少し急いで近道して帰る。

長屋の路地裏、キンモクセイの香りを辿って

そのうちに、カレーの匂いに変わる。

少し立ち止まって探ると

長屋の小窓から、食器がぶつかるカチャカチャ鳴る音とカレーの香りが流れてくる。

お腹すいたな。夕飯何かな?

豆腐屋のラッパが聞こえる。

早く帰ろう。お家に帰ろう。


実家の近所には、かなり昔(江戸時代とか?)から使われている道があって、狭くてクネクネしていてなんだか趣があります。

家々が密集していて、今みたいにガレージとかないので、戸口がすぐ道に面していたり、お地蔵さんがいたり、キンモクセイの香りと相まって思い出すとなんだかほっこりします。


ちょっと肌寒くなってくるこの季節。

ナマケモノの私は、お家に籠ってのんびりするのが大好きです。

こたつにミカン大好き。

こたつしたいなぁ。家にはないけど…

こたつにお鍋も大好き。おでんもいいな。

こたつ…こたつに会いたい。

こたつI need you…


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