私の花園

ぴおに

芍薬の花色は


まずは自己紹介も兼ねまして

私の一番好きな花、芍薬です!

美人のたとえにも使われるその姿は

可憐というより、豪華です。

さらに、香りが素晴らしい。

甘く濃密なその香りは、目眩さえ覚えます。


芍薬は種じゃなくて根っこを植えます。

まだ寒さの厳しい早春に、赤いトンガリ帽子みたいな芽がでます。

温かくなると、びっくりするくらいの速さで大きくなり

さくらんぼ大の蕾がつきます。

蕾は蜜がついてベトベトになって

放っておくと開花できなくなるので

こまめに拭いてあげないといけません。

そのうち蕾は卵くらいの大きさになります。

少しほころぶと、私は摘み取って花瓶に生けます。

せっかく咲きかけたのを摘み取る理由は

花は夜開くからです(わかる人いるかな)

深夜、香りが一層強くなるのが合図。

じっと見つめる目の前で

ゆっくりと開いてゆきます。

植物が動く様は本当に不思議で神秘的です。

花は大きいものでは子供の顔ほどあります。

そして甘い香りが一面に広がります。

ルームフレグランスには成し得ない

心のひだも、花びらのようにふんわり開くような

開放的な香りです。


うちの芍薬の花色は少し変わっていて

淡い桃色にパープルがかったチェリーピンクのリボン(ライン)が不規則にかかります。

この花色に惚れました。

リボンの騎士が被ってるハットみたい。

花ごとにラインの掛かり具合がちがうので

どんなふうに咲くのかも楽しみです。


しかし、残念なことに2年に一度しか咲きません。

そして、最近は花が小さくなってきました…

もう、次は咲かないかもしれないな…


ああ、好きすぎて花の話が長くなってしまった…


私のIDは@pionyです。

芍薬の洋名ピオニーのつもりでしたが

まさかのスペルミスです(笑)

正しくはpeony.

ほんと間抜けだわ。



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