第7話 人生観

去年から今年にかけ入院治療を受けていました。人生二度目の入院です。これを機に何か人生観が変わったということは無いです。

ただ、わかったことは、病院でこの病気は治らない気がしたということです。じゃあ何をすれば治るのか、それもまだわかってはいないません。

そして、病気だからって自分を責めて死ぬ必要はないということも悟りました。あ、人生観変わっていますね。このことを、入院中の元主治医は言葉にせず、毎回一時間半という時間の対話を通して、私に伝えたかったのではないかとそう感じているのです。

とても感謝しています。にもかかわらず、色々なこと、問題が重なり、私は転院することになりました。


人生て、こんなものなのです。あんなに慕った先生ともお別れです。

そして私は最後の診察の日は主治医の顔も見ず、お礼も言わなかったのです。

なんて無礼な人間なんでしょう、私は。

でも、後悔が無いのはなぜなのでしょう。


私も傷ついたのです。






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る