第21話 花屋さん

今日は外が寒いからでしょうか。高校生で初めてしたバイトも季節は冬でした。


私はスーパーの中の花屋さんでアルバイトを始めた初日に倒れました。


立ち仕事で、スーパーなので暖房で上半身は暑く、下半身は切り花など入れてる水や花を冷やしていたので、冷たかったです。


私は寒暖差にめまいがして、少しのぼせたようです。

外の空気に当たらせてください、すぐ戻ります。と、スーパーの外の入口にあるベンチに座りました。


血の気が下にいくようで、私は横になっていました。

通りかがりのお客様で、年配の女性が声をかけ、手をにぎり、人を呼びました。もう少しだからね、と、薄れていく意識に声がかかりました。私はスーパーの店員に休憩室に運ばれました。


気付けば父親が心配な目で見ていました。


今は学校に専念しなさいと言われました。


家に帰り、翌日も行ったのですが、申し訳ないですがと昨日の日給の袋と、履歴書を返されました。


くびになってしまい、涙が出そうで、出ませんでした。母親が明るい何かを言ってくれたのでしょう。


私は、このことを数年ぶりに思い出しましたが、身体が弱い、自立神経系でしょうか。

何か、弱いなと思うのです。

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