選ばれたのは、守銭奴でした

異形の生物『星食み』、大地を震わし木々を枯らせ、海や空を荒れさせる存在
それと戦うために政府は、地球の力を借りて対星食み武装『防人』を開発する
しかし、その防人を操れるのは地球に選ばれし者だけ
「というわけで、地球を守るヒーローになってください」
「分かりました。とりあえず、一回戦うごとに七千万円から話を始めましょうか」
これは、正義も忠義もない、あるのは金に対する執着だけの男、財部円が、金のために世界を守る話
「僕としては一回八千万くらいは欲しいところですね。あ、もちろん、この戦いで僕が負った怪我とかの治療費や慰謝料、この戦い関係で僕の生活に損失が発生した場合、別途要求させていただきます。勿論ついでに、良質な環境づくりも雇用主の義務、生活補助金もよろしくお願いします」
お金が、正義や志を踏みにじっていく話