概要
その眸は支配する者のしるし。
「次の王は我が秘術を得た者とする」死んだ王はそう言い残した。
それに従い秘術を得ようとする者。無視して、武力で事を成そうとする者。入り乱れた思惑と暴力で、国は荒れていった。
弟を人質に取られた魔術師、玉座を狙う王子の友人、そして、未来を託された娘。金色の眸を持つ王族たち。
そんな彼らの、内乱最後の十日間。
主要登場人物が亡くなる展開がございます、悪しからず。
それに従い秘術を得ようとする者。無視して、武力で事を成そうとする者。入り乱れた思惑と暴力で、国は荒れていった。
弟を人質に取られた魔術師、玉座を狙う王子の友人、そして、未来を託された娘。金色の眸を持つ王族たち。
そんな彼らの、内乱最後の十日間。
主要登場人物が亡くなる展開がございます、悪しからず。
『好き』が集まると小説が出来ます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!己の人生は国の未来への供物──戦に血濡れた王子の、最後の十日間
次期王位を巡って国を荒らした内乱に終結の時が近付いている。
王族は強大な魔力と金色の眸を持つものだが、桂雅の眸は青い。
また彼は、王族の血の為せる術を王の御前で披露しなかったが、
それも過去のこと。桂雅は今や玉座に手を伸ばさんとしている。
思誠は、気性の激しく力の強い桂雅が心を許す数少ない友人。
思誠のまた別の友人、羅英には最近、不審な言動が見られる。
どうやら何者かと通じているようだと思誠は感じているものの、
微妙なバランスを保ったまま友人同士の付き合いは続いている。
緊迫した情勢の中、王族が躍起になって探す『鍵』を持つ娘が
桂雅の領内に飛び込んできた。桂雅は娘を捕らえ、囲い込む。
そ…続きを読む