ヰ瀬 木独

急逝した祖父に届いていた一通のはがき。 『白　八十二手　１２の三』 そこに書かれていたのは、囲碁の着手だった。 十話完結です。

おうたで綴った短編です。 ◇カクヨムコン９参加作品。短編/現代ドラマ・文芸部門にエントリー。 ◇全7話。（12/19〜毎日18時更新） ◇執筆のきっかけとなった企画↓ ◆その１…

クリスマスイブの日、親友の桃花に女子会をドタキャンされた雪菜。 やり場のない気持ちを抱え、独り街を歩く。 一人が寂しいのか、心に浮かぶのは…。

私の親友は、作家を目指していた。 しかし、高校生の時、彼女は余命半年と宣告された。 彼女は、残された時間の中で一つの小説を書き上げた。 その小説を読ませてもらった私は、ある…

☆☆☆ カクヨムWeb小説短編賞 2023　中間選考通過作品 ☆☆☆ 私の唯一の持ち物は、たった一枚のキャンバス。 私はそのキャンバスに線を描く。 自分が生きていることを確認す…

蝉は鳴く。 ただその命を繋いでいくために。ただ種を存続させるために。 ならば何も遺せずに、ぼとりと落ちた蝉の意味は。

雅紀は自らの親友である洋文の恋人、詩織に大学から離れた喫茶店に呼び出された。 用件を聞いてみると、彼女は自分の友達からもらった画像データを雅紀に見せる。 そこには雅紀の彼女である…

離婚、失業を経て無気力な生活をしていた男は、チャットを通じてある女性と知り合う。ある日、女性からの相談を受けて会うことになった男は、孤独感とリビドーからなる仄かな恋情を抱えながら…

クラスで疎外感を抱える工業高校三年生、藤沢隆司。人間関係、資格試験勉強、大学受験――様々な制約に圧迫され、彼の学校生活は鬱屈していた。考えることはいつもコンプレックスと消せない自…

生きること 生かされるこ 学ぶこと 学ばされること 家族、友人、恋人、師弟 様々な関係は孤独の上に飛ばされた凧のように、いつ切れるかもわからない繋がりで保たれていた。

　海沿いの街、梶栗郷にひっそりと佇むファッションホテル『ピシナム』は、２０１９年２月にその歴史に終止符を打った。 　ホテルマンとして働いていた青年の磯辺は、ライターの秋山千鶴か…

ひょんなことから現代に蘇った第一級災害指定怪異である佐倉一樹は高校生になった。そして、怪異専門の探偵を名乗る秋吉清司と共に数々の奇々怪々な事件を解決していく。 世のため人のため…

大学１年の春休み、公理智樹から『呪いの家に付き合ってほしい』というLIMEを受け取る。公理智樹は強引だ。下手に断ると無理やり呪いの家に放りこまれるかもしれない。それを避ける妥協策…

公用語を話す事が出来ればどんな姿でも人。 逆に、話せなければ全て獣と一括りにされてしまう世界。 そこへ日本人の少年が竜の姿で迷い込む。 彼が求めるのは誇りか、帰路か。 人と獣の…

一人暮らしをはじめた姉が体調を崩したと聞き、透吾は見舞いに出向く。 だが、いざ姉の住む部屋へ行ってみるとそこには得体の知れない少年が栖み着いていた。 甲斐甲斐しく姉の世話を焼くそ…

【書籍化目指して全力執筆中】 ▲あなたの日常が奪われます‥‥‥。自己責任でお願いします▲ 〜あらすじ〜 　広告代理店で勤務している国府 巧（クニフ タクミ)は、イベント事業部で…

羽衣桃也。ごく普通のサラリーマン。美人な妻と子供を持ち、世間一般的な幸せを手に入れていた男。 彼は人間社会に溶け込んでいた。さも当たり前かのように。さも普通かのように。――誰も…

遠い昔、栄華を極めた古代帝国は「夜」から生まれる怪物によって滅びた。わずかに残った人々は、夜を滅す「暁ノ法」を生み出し、夜と戦う道を選ぶ。 父親を殺された復讐のために夜狩りとし…

風凪の街、ヴィエトル。海沿いの穏やかな街で、1人の殺人鬼が世間を騒がせていた。 その殺人鬼は、犯行現場に血の華を描く。猟奇的な、しかし美しい華の殺人鬼を、人々はこう呼んだ。 …

身分違の恋に落ちた王子様は「真実の愛」を貫き幸せになりました。 物語では「幸せになりました」と終わりましたが、現実はそうはいかないもの。果たして王子様と本当に幸せだったのでしょう…

ある高校の一室に、二人の男女が居た。一人は不知火遥、天才科学者である。もう一人は──。 夕暮れだけが包むその時間を、彼らは幾度となく繰り返す。思い出せ、突き止めろ。真相はきっと、…

〇第1部 精神病棟を見舞う任務を引き受けたペテロ修道士は、前任者であるトマゾ修道士がつけた日誌を手渡される。そこには彼が体験した恐ろしい事件の数々が記録されていた。 そして、その…

　死者を弔うために地獄を旅する巫女と、罪を犯して死んだ妹を探すために地獄マニアの勇気が一緒に旅をする。 　勇気リンリンの地獄巡り。 度々改稿、加筆修正を致します汗　本当に…

　映画で初主演を務める竹見李卯は、女剣士役として全力を尽くしていた。 　一方、彼女と戦う小坂木吉は、これから踏み台にされるかのようで、不満を持っていた。 　二人が本番、初めて本気…

ひょんなことから体の一部の感覚が繋がってしまった女子高生・泉と、 命の共有相手であり魔女の末裔である男子高校生・千田は「互いの命を守るため」共に過ごさなくてはいけなくなる。 魔女…

高校の修学旅行。 本来なら何の憂いもなく楽しむ予定だった。しかし、とある出来事がきっかけで私は自らのアイデンティティに疑問を抱く。 班員には性別不明でもっぱら噂のクラスメイト。…

「青春なんて下らない」 効率的な日々を愛する高校生、園原春馬はひょんな事から生徒会選挙に出ることに。最初はイヤイヤだったものの、生徒会選挙に隠されたある人物の"想い"に春馬は徐々…

中務白月は京終紺鉄に「真朱のことをお願いね」と託して、一年前に焼死した。今年、文化祭を前に瀬田真朱の周りで不可解な事が起こる。 真朱の記憶がない夜が増えていった。 白月の幽霊が何…

砂漠の国。その国にかつて在った“水の蜂”と呼ばれた種族。 水を生み出し、人々に水を与えていたというその存在は、およそ数百年前に滅びたとされていた。 そんな水の蜂の痕跡を追う三人…

みえない怪獣は、この国の廃墟にだけ現れる。 時代に残された土地を破壊してゆく。 過去に奪われ続けていた土地を、怪獣の破壊し、解放する。 そして、みえない怪獣の廃墟の破壊は世界…

僕は殺し屋じゃぁない。自殺屋だ。」 はちゃめちゃな信条の上に成り立つ男の物語。現実に不満を持つ人々の自殺委託依頼を受け取り、人々の命運を捌く。 男に聳え立つ十人十色の自殺理由…

【初投稿】コイツが初めて作った小説です。 もし良かったら読んで下さると嬉しいです。 ある街の一角のビルの中にある小さな事務所。一見普通の探偵事務所のように見えるが、そこにいる男…

チェコ共和国南ボヘミア州の古都、チェスケー・ブジェヨヴィツェ。 その壮麗な旧市街の片隅でひっそりと営業する「ラムダ銃砲店」には、ある裏の顔があった。 ※この作品のシナリオ・設…

標的が命の次に大事にしている物を破壊して回る 「殺し屋」ならぬ「壊し屋」が、闇の世界を暗躍していた。 優秀なスナイパーとスポッターの男は、その日も依頼をこなしてアジトで小さな宴を…

裏社会で最強の女殺し屋『シトラス』は今をときめくアイドルグループForceのエース、黒川彩乃を殺すよう任務を受ける。 任務をこなすためにForceのライブに行ったシトラスは、黒…

全身義体、人造人間、全身義体や人造人間、亜人に多人種と、人間の坩堝のこの街“アウトホールシティ”。 そこには様々な人々が生き、思惑が交錯する。

「わたしはこの世界から、虐めを一つ残らずなくしたいと思っているんだ」 琴子(ことこ)の最愛の友人である睡蓮(すいれん)は、ある日そんな理想を語った。 琴子は睡蓮の力になりたい…

夜の石段から、一人の女子高生が転落した。 彼女の最後の言葉…。 そして、大人たちも壊れて行く。

幼い頃、僕が眠れない夜。屋根裏部屋に棲む語り手が怖い話を聞かせてくれた。 幽霊の話、呪いの話、物の怪の話、怪異の話、……神の話。 ここに綴られるのは、そうして育てられた僕が、子供…

火炎放射器の殺人鬼マッドバーナー。 彼は人を殺さねば自分が死んでしまう病に冒されている。 そんな彼の前に立ちはだかるのは、連続殺人鬼連盟。 その名もシリアルキラー・アライアンス。…

　父の転勤で宮下家はある田舎へ引っ越すことになった。見知らぬ土地で不安に思う中、町民は皆家族を快く出迎えた。常に心配してくれ、時には家を訪ねてくれる。通常より安く手に入った一軒家…

世界最強の国ミスルは奴隷制によって栄える軍事国家。 わけあってミスルから逃亡中の王奴スッカルは、国に戻れと指令を受ける。 罪を許すから、草原のかなたから攻めてくる「竜王」エヴレム…

自分の霊感の強さをネットで調べたら1％しかありませんでした笑 でもゾッとすることは、たまに見聞きするのです・・・

　遺失物センター「常世（とこよ)」。主に怪異の落とし物を取り扱うのが仕事である。 　 　これは職員随一の拾い癖を持つ納(おさむ)が、落とし物から引き寄せられる不思議な出来事に次々…

　七海皐月という女子生徒がいる。彼女は見た目はそうクールビューティーという言葉がよく似合う子だった。 「天城くんの食べている唐揚げになりたい」 　ただし、喋るととても残念にな…

空想趣味の男子高校生、明石《あかし》響也《きょうや》。授業もまともに受けずに日夜異世界の物語の空想にふける彼は、学年一の美少女——音無さんとよく目が合う。 音無《おとなし》聡里《…

県内有数の進学校である県立高天田高等学校、1年B組に通う神崎由美は、注目されるのが大好きだった。 それも、ごく自然な形で。 その為ならばどのような努力も厭わない。 そんな彼女の…