この作品は、一話ごとに怪談を語る形式。眠る間際、母親が子供に絵本を読み聞かせているようなものだと、読んでいて感じた。何故、お話が小分けされているのか、小分けだけに怖さとわけている、というわけではななそうで、その答え、いや意味は読み進めていくうちに判明するから恐ろしい。確かに一話一話は、小さなお話でしかない。塵も積もれば山となるとあるように、いくつものピースが合わさって一枚の絵を描くように、お話も合わされば一つ意味を成す。読んだ時点で、あなたも既にこちら側……
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(139文字)
拝読させて頂きました。話を最後まで読み終える毎に背筋がゾッと寒くなりました。ラストを読む度に自らの想像が正しいのか間違っているのか、不安となる怖さも絶妙です。素敵な物語をありがとうございます。