瓜生聖（noisy）

日本酒が好きな大学生の彼女『桜』とひたすら飲むお話です。 こんな風にいっしょに飲めたらいい……というシチュエーションが盛りだくさんです。 読めばきっと日本酒が飲みたくなる……はず…

　地球を守るため、俺はツインテールになる! 　観束総二は異常なほどツインテールを愛する普通の高校生。 　ある日、彼の前に異世界から来たという謎の美少女・トゥアールが現れる。それ…

　あの日。午前の講義を終えた僕は、サンエー那覇メインプレイスにいた。 「ねえあなた、石、要らない？」 　突然現れた〝やけに唇の赤い女〟から渡された謎の石。 　そして――僕の日常は…

一つのテーマでそれぞれが短編を執筆する 現役の作家たちの合同短編集。 惜しくも中止となってしまったＣ９８にて頒布予定だった 第一弾・合同誌「先輩と後輩」の試し読み版を公開します…

　彼と出会って七年。あたしたちのあいだに、恋とか愛とか性が介在したことはただの一度もなかった。この先もたぶんないだろう。 【関連作】 　本作の前日譚のようなエピソードです（話は…

『大正地獄浪漫』4巻では、かなり大きな改稿を数回行いました。その過程で消えていったエピソードや、変わった人物設定と物語がたくさんあります。そのいくつかをご紹介いたします。 もっと…

　我が家の常識は世間の非常識なんていうけれど、それぞれの家でしか通じないことは確かにあると思う。 　@chauchauさんの自主企画『三つのキーワードで小説を書いてみませんか【…

　なりゆきで参加した新歓コンパ。会場のすみっこで、彼はひとりスケッチブックをひらいていた。近くをとおったとき、たまたま目にしてしまったあの衝撃は、きっと一生忘れないと思う。 …

　おなじ年のおなじ月、数日ちがいで、たまたま隣同士の家に生まれただけ。そんなただの偶然を、特別な縁だと押しつけるのはやめてほしい。 　さいとうみさきさんの自主企画『お題を出しま…

　あの日、あの人と出会って、ぼくはたしかに救われたんだ。 香鳴裕人さんの自主企画、同題異話SR -Jan.- 『その涙さえ命の色』に参加させていただきました。 https:/…

　あたしはしあわせだった。 　とてもとても。 　しあわせだったのよ。 　小説よりは詩に近いかもしれない、すべりこみの同題異話SR『微笑みを数える日』２作目です。 https:/…

【完結・2000PV達成！ありがとうございます！】 あたし、真野麻央、中学二年生。死んだおじいちゃんから託されたのは、ＶＲゴーグルと指輪。湧き上がる好奇心から、試しにそれを装着し…

婚約破棄ざまあものの王道を少し離れて、ちょっとファンタジー色を加えたお話。 片目には黒の眼帯、なぜか常に黒猫をそばにおいている”黒猫伯爵”ことラッテルは、婚約者であるイーリスか…

「私はほら、期待されると全力で応えちゃって、自分でも予想できないものが生まれてくるタイプだから」

「誰だって自分で選ぶことのできない才能を与えられてこの世に生を受けるものだ」 　だから、決して報われない業を背負い、誰も知らない、彼だけの戦いはきっとこれからも続いていくのだろ…

「故人を悼むセレモニーはむしろ残された人のためにある」という言葉について考えてみました

　この物語は、どこにでも居るような独身アラサー女・大海原水子の婚活劇場である。 　晩婚化と揶揄されたこの時代、水子を襲うは親の視線か、世間の歪な偏見か、はたまた老後の孤独死への不…

三十二歳漫画家志望だった男が女装をする話です。 ＊第十回本物川小説大賞いただきました。イラストつきでnoteにアップしているので見に来てください。eryuさんの美麗イラストを…

彼に告白したのは高校二年生の春。 彼の心の真ん中にはいつだってあの子がいた。 そんなこと、最初からわかっていた。 だからこれは、ちいさなあの子が成長するまでの、期間限定の恋。…

ネットジャンキーの「光」は高校1年生。彼は、三つ編み眼鏡のプログラマー「桜小路恵海」先輩に恋をして、電脳部に入る。光は、ストーカーまがいのことをしながら、自作のエミペディアを更新…

十年以上ともに過ごした時間が、ほんの一瞬でおわった。 どうか、どうか―― 彼の今とこれからが、少しでもやさしい世界でありますように―― ※本作は以下の掌編の姉妹編となってい…

2018年10月27日に、新潮文庫nexから、拙作『レトロゲームファクトリー』が発売されました。それから約4ヶ月強が経ちました。時期的に、店頭での販売はほぼ終わり、これからはネッ…

『ヘテロ・チャイルド』 　——過酷な運命を背負い、異能に目覚めた子供たち。 ある日、何の前触れもなく、彼ら九人は施設に閉じ込められた。 残されたのは不穏なメッセージと、能力使用…

カクヨム３周年企画、お題『カタリ』or『バーグさん』の短編小説です。 カタリの名付け親としても彼らの出てくる話を一度書いてみたかったので、書いていて楽しかったです。

1章　投稿を始めるに当たって受賞は「運」＝「確率」で決まる。確率である以上試行回数を増やせば受賞できるはず、と考えました。なので内容をそっちのけでいかにたくさん効率的に書いて投稿…

俺の本山川小説をくらえ

　数学者井上昭一はスーパーコンピューターを持ってしても現実的な時間内に到底計算しきることのできない、巨体な数の素因数分解についての新しい理論を発見したと噂される。素因数分解の困難…

　2019年。加速するサイバー犯罪に対抗するため、高度な知的人材が求められる東京にて。 　クー・フーリンというサイバーセキュリティ製品をあつかうショウは、かつて同僚だったサクを…