ナナシマイ

流砂に埋もれる運命の塔と、とある少女たちのちょっとした物語。

イセカイフドキさんの企画：http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/2024_01_kamae/kikaku.htmlに参加しまし…

境工（きょうく）という珍しい職がある。神域の門たる「境（さかい）」専門の大工だ。 この短編は、少年境工アケの仕事を追いながら、その神秘の職人技を紹介するものである。 風土記系競…

成人の証である「面構え」が現れない主人公は、子供でもなく、成人にもなれない「面無（つらなし）」としての日々に孤独と疎外感を抱えていた。ある日、此方（こなた）と彼方（かなた）を繋ぐ…

　生まれつきはっきりとものを捉えることのできない目を持つコウは、何かに呼ばれるようにしてとある社にたどり着く。長く続いた戦火により、訪れる者の絶えたその社は、社殿の細工も庭もすべ…

花開く数。詩をうたう絵。風景を映す調べ。共感覚に関する短編

「迷宮の街」は、迷宮を探索する冒険者たちのための街だ。 　アリーは冒険者のために迷宮で松明やランタンを運ぶ「灯り持ち」をしていた。迷宮の中に眠る秘宝を、いつか見つけるために。 　…

アンインストール (英:uninstall) は、プログラムやアプリケーションなどのソフトウェアをシステムから削除し、導入前の状態に戻すことである。

第七回こむら川小説大賞に寄せて。 墓参りをする男ふたりの話です。光。

とはいえ推しかたには人それぞれの流儀があるもので。

或る鉱山でしか採れない、輝く石。それを掘る鉱夫は楽に大金を稼ぐことが出来るが、固い掟に縛られていて…… 光を巡るダークファンタジー。 第七回こむら川小説大賞に寄せて。

神殿詣でのため森の中を進む盲目の巫女ヨン。雪に凍えて歩けなくなり、通り掛かりに見つけた焚火に近づく。けれどもその焚火の主は月を喰おうと追いかける狼男。『月の巫女』ヨンは緊張するが…

奴隷であるギャナイは人魚姫の世話を任された。 何も分からぬまま彼女の世話をするうち、ギャナイと人魚姫の距離は縮まり、彼女はギャナイの子を宿した。 そうしてギャナイは立ち上がる。 …

深海が闇の世界などというのは陸の者たちの思い違いだ。太陽が遠いなりに、深海にも光が満ちている。 「彼女」の光に誘われるように、闇の中で輝き揺らめき近づいて来る──月のような、円い…

「あたし、光になりたいの」 そう言う少女を、私はアナログカメラで切り取っていく。それだけで良かった。 第七回こむら川小説大賞に寄せて。

梢さんは私のために、そう、いつも祈ってくれていた。 お題「光」。自主企画「第七回こむら川小説大賞」参加作品。 https://kakuyomu.jp/user_events/1…

『第七回こむら川小説大賞』参加作品です。 お題：光

俺が一番だ！！！！！ 第七回こむら川小説大賞参加作です。

WEB小説２０作の推し短歌。 小説内で使われている言葉を繋ぎ合わせただけにも見えるかもしれませんがお許しください。推しなのは間違いないです。 ・作中には、小説のタイトルから最低…

第一回に書き足していたけれども公開していなかった短歌たち。と新たに一首。

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト　短歌の部・一首部門　参加作品です。

「第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト　短歌の部　二十首連作部門」参加作品です。

ナナシマイさんの自主企画『男女の友情を信じない男女による友情の物語』のための書き下ろし

探検家ロカテリアの気ままな旅路は、大蛇との最終決戦のためにあったのだ。 『KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～』 第八回お題「めがね」参加…

自主企画【（まだ）存在しない物語の後日談または番外編】参加作です。 心惹かれる企画でしたので、参加させて頂きます！ 架空の学園ミステリの、エピローグです。 （無精髭の人は最後にち…

※この作品は、橘 紀里様の自主企画『（まだ）存在しない物語の後日談または番外編』 参加作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093…

両親の行方を探して旅に出たヨルは、長い旅路の果てに二人の消息を見つけ、故郷へと戻ることにした。 しかしその前に、旅の初めに出会いずっと世話になったオルフの遺骨を持ち、彼の故郷へ向…

二年に渡ったいわゆる「マルフォリア=カライ紛争」の終結が、両陣営の首脳により宣言されてから半年。 私はもう、忘れたつもりでいた、あのひとのことは。だけど、幼馴染みのレオンがある夜…

自主企画「（まだ）存在しない物語の後日談または番外編」への参加作品です。 現在温めている長編（温めすぎてゆで卵になってるかもしれない）の後日譚。

（まだ）存在しない物語の後日談または番外　https://kakuyomu.jp/user_events/16818093074716520324 　上記企画への参加作品です。…

アリアはある日、夢の中で農村で暮らすロシュと出会う。不思議な歌で導かれた二人は、同じ夢の中で災厄が世界を滅ぼす様子を見る。 災厄の夢を何度も見るアリアは、王都の魔術学院に行き、災…

自主企画「（まだ）存在しない物語の後日談または番外編」参加作品です。きっと本編は妖怪退治ものだと思います。 ――― 転校初日。わたしはクラスメイトの優奈に「すごい場所があるか…

現在、コツコツ執筆中のスチームパンクファンタジーの小話です。

――空にもささくれってあるんだなって あるとき空を眺めていたら、ひび割れたような隙間と隙間から垂れている何かが見えた。それはまるで空のささくれのようだった。 少女はそのささくれ…

暇そうな一郎くんの前に現れたのは、魔法の鳥！ そんな鳥が渡してきたのは、相手の恥ずかしい恰好が見られるマジックアイテムだった！ でも、あのおじさんだけ唯一の例外なの！？ いったい…

KAC2024第8回お題「めがね」で書きました。 黒縁眼鏡をかけた碌でもない男が出てきます。

KAC20248。『めがね』。 メガネは、『眼の鏡』と書く。 なごや幻影奇想シリーズのスピンオフですが、これ単体で問題なく読めます。

KAC20247の２本目。『色』。 『ゴーストハウス・スイーパーズ』の番外編です。これだけでもノリで読めます。 お題要素は薄め。

探検家ロカテリアの気ままな旅路は、辞表を叩きつけて仕事を辞めちゃった後で始まるのだ。 『KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～』 第七回お題…

【KAC2024】色 注）なんちゃってSFです。 人類はある時から、色彩を認識する能力を失った。 地下に建造されたコロニーで生まれ育った少年・煌夜（こうや）は、色を認識できる…

KAC20246 トリあえず

日常に潜む怪物を、日々人知れず退治する主人公。 彼はある日、歌を歌う怪物に出会う。 こちらに歌の続きを求める怪物に困っていると、一人の少女が救いの手を差し伸べた。 どうやら彼女は…

KAC2024 5 お題『はなさないで』にて。 はなさないで居ることを簡単と捉えるか、難しいと捉えるか。貴方はどうお考えでしょう。

剥製職人見習いの僕は弟弟子の少年の腕に嫉妬する。ある日「東洋で『色鳥』と呼ばれる鳥の剥製を作れ」という課題を出され……？

飯田太朗こと僕はドイツ人の知人シュンペーター氏より「日本の北海道に生息する珍獣、ポラップポラップを探したい」と依頼される。聞いたこともない動物で首を傾げる僕だったが……？

アデリーペンギンはネクタイを緩める。 夢見る少女はユメを売る。 アデリーペンギンはネクタイを締める。 捜査官は神経シナプスへ電極を撃ち込む。 アデリーペンギンはネクタイを緩める。…

魔女の姉妹、ルルとミミは、ほうきで空を飛ぶ練習をしていた。 しかし、妹のミミは、なかなか上手く飛べるようにならない。 ずっと妹のほうきを支えていたルルは、ある日その手を離してしま…