てつひろ

金曜日の帰り道、私は必ず本屋に立ち寄る。いつもなら行かないはずの古い書店に入ったある日、私は彼女と出会った。その日から私の平穏な暮らしは少しずつ変化していった……

花粉が有毒化した世界。 人はアバターを使って生活しています。 もうほとんど外出することもありません。 でも！ワタシ、やっぱり「本」が読みたいんです。 昔ながらの「本」が！

独り暮しの母が亡くなった。 葬儀の用意をしなくては。 姉弟が母の家で見たものは……。

実優はとある小学校に教育実習生として来ています。 気になるイケメンな同輩もいて、今回は少しおめかしをいて体験学習に参加しています。 なのに、なのに！ 何でこうなるの？

総合病院のロビーで出会った女性に見せられた画像。そこに写っている縫いぐるみは、世界各地で写された画像がTwitterにアップされている…… KAC20232参加作品です。

大口 原雪（おおぐち げんせつ）、－コードネーム：ハンドラーＤ（帝国特殊作戦隊員）－。 白、－柴犬－。 黒、－柴犬－。 ママ、－おじょうの母親－。 長鳴鶏 東天（ながなきとり…

　都市、では。噂がつきもの。 　 　不思議な話。人を誘惑する、あやしい話。耳にしたくない後味が悪い話に、人が人を恐怖させる話。 　と、 　云った――街談巷語で溢れている。 　 　…

　暖かい夜、南風が久しぶりに、僕を訪ねて来ました。 　そして、この街の小さな恋の物語を僕にそっと教えてくれました。

城下町でぬいぐるみ屋を営む裁縫屋のロディ。 そこに足繁く通う見目麗しい美女、近衛騎士のマーリィ伯爵は、世間話で貴族の不祥事をロディに語る。 だが彼女が困っているのはそれだけで…

　大学生の佐東冴若（さとう・さわか）は、〈おし〉のアニソンシンガーの秋の全国ツアーを〈全通〉する為の費用を稼ぎ出すために、夏休みの間ずっと、炎天下の中、着ぐるみショーのアルバイト…

　私は娘の入学準備のために、久しぶりに本屋を訪れていた。 　そこで見つけた背表紙に、遠い昔のことを思い出す。 　でも、それは今も色あせない甘くてふわふわでぽかぽかと温かい記憶だっ…

公園で過ごす昼休み。亜都子は、後輩の不思議君と話しているうち、近所にあった本屋の不思議について思いを巡らす。 KAC20231参加作品です。

　読んだ人を幸せにする本は、何処の本屋さんでも、売り切れ中。 　どうしても読みたい俺は、ある事を思いついた。

　環境破壊が進んだことによりすべての本が電子データ化された世界で、それを不服とする反政府組織の拠点を調査するために現場へと向かった公安の俺。そこで見たものは想像を絶するほどの紙で…

　〈私〉は、大学入学を控え上京した甥を連れて、カレーを食べに神保町を訪れ、その後、二人で神保町の古本店巡りをした。その際に、私には見覚えのない路地に入った甥は、見知らぬ古本店の敷…

ピアノ伴奏つきの独唱曲として、フランツ・シューベルト、ロベルト・シューマン、フェリックス・メンデルスゾーンらのロマン派が活躍した時代に開拓され興盛期が築かれたドイツの芸術歌曲、ド…

　ヴァンドール王国の王都アズールの下町通りにある小さな魔法石店。 　ここの女主人、リリアは国一番の魔法石鑑定士と評判だ。 　相棒のレギウスと一緒に、今日も持ち込まれた曰くつき魔法…

キジバト荘という宿泊施設の洋館にまつわる匂蕃茉莉の花と、その芳香にまつわる物語を、三代目として継ぐ予定の青年、幾都が語る。

戦地で散ったあなたへの思いは消えることはなかった……。 カクヨムWeb小説短編賞2022恋愛・ラブコメ部門で中間選考を通過しました。 https://kakuyomu.jp/c…

　神がかり的な不幸体質の俺が、ついにモテ期突入——と思いきや、部屋に居たのは美幼女⁉

【完結済】今、地球を取り巻く危機がここにある。 現在進行形、これが「現代」のファンタジー！ カナダ極北、夏。白い獣の仔を助けた少年・蒼仁（アオト）は、天空の大精霊より特殊能力を…

〈あらすじ〉 　高校二年生の河倉仁海（かわくら・ひとみ）は、夏休みの思い出作りとして参加したアニソン・フェスの終演後、父からの電話によって祖母が危篤になった事を知り、急ぎ父の実家…

いつも図書館を訪れるその女の子。その子がいつも同じ本を開いている事に気が付いた司書は……。 【カクヨムでアドベントカレンダー２０２２】参加作品です。クリスマスまで毎日、更新しま…

表の顔は『何でも屋』、だが本業である裏の顔は妖魔を浄化する『祓い屋』。 ある日妖魔に襲われた高槻柊也は、大和継という青年に助けられる。 『よろず屋やまとなでしこ』という何でも屋…

　イケメンの旦那さま。モテすぎて少し不安な私。 　旦那さまの心の中の私への思い、量りましょう。 　空のお弁当箱が教えてくれる、旦那さまの私への恋する気持ち、キッチンスケールで量り…

同居中の拓弥が急死し、貴美の日常は空虚感に包まれていった。 藤光さん企画の三題噺（「声」、「額縁」、「部屋」）の競作、 参加作品。 https://kakuyomu.jp/us…

★闇を抱えた他人の感情を受信する特異体質の少年が、生者も亡者も救いへ導く、かも⁈ 　■　■　■ 　名古屋駅から名鉄あるいはＪＲで二駅。金山総合駅の程近く、とある雑居ビルの二階…

ジャンルも雰囲気もごった煮のショートショート集です。 一話完結ですので、どこからでもお読みいただけます。 空き時間にぜひお楽しみください。 【注】 ・投稿頻度は未定です。 ・レ…

魔法使いの女性ミローナの日常にある男性との出会いから変化が訪れ始める……。

金髪ヤンキーとハムスター。 珍妙な凸凹コンビが卓を囲めば、普通に終わるはずがない！ ちょっと訳ありな一人と一匹、お笑いたっぷり、時々ほっこりブロマンスな飯テロの日々。今日も食卓を…

同じ高校生でありながら、恋人との日常を描いてあるツイート。 やがて彼は、意外と近くに住んでいる事を知って…… 自主企画、「同題異話・６月　『恋よりも恋に近しい』」参加作品です。

夏の休暇から戻ってきた同僚、紗英の小さな矛盾に気付いたかおりは……。 会話劇ミステリー。　顔文字あり。（苦手な方、ご注意ください） 第１話〜第６話

中学生の姉妹、千恵美と亜由未は母親からパート先に現れる不思議なお客さんの話を聞く。翌日、そのお客さんらしき女性を見かけた二人はさらなる小さな謎を目撃する。

三食に一度必ずサンドイッチを食べる作家の先生の秘書をしている「僕」 てっきりサンドイッチが好物なのだろうと思っていたら……。 理由を聞いたら意外な言葉が静かに紡がれ始めた。

　雲の上で、お昼寝したい僕は、知恵の女神に望みを叶えてもらう。 　その交換条件で、台風レースに参加する事になる。 　その年の最も大きな台風を上って下る過酷なレース。 　優勝す…

　初恋をこじらせて、思春期をうまく乗り越える事が出来なかった僕は、夜に逃げ込む日々だった。 　ある冬の日に雪除けの傘を買うために立ち寄った傘屋で、その店主に出会った。

就活中の青年、中年サラリーマン、女子高生……平凡な３人の主人公達のある１日に起こる「１２時発１時着」。１話完結の短編アンソロジー。「１２時発、１時着」の旅の行き先は？ 第１話「ス…

就活中の青年、中年サラリーマン、女子高生……平凡な３人の主人公達のある１日に起こる「１２時発１時着」。１話完結の短編アンソロジー。「１２時発、１時着」の旅の行き先は？ 第１話「ス…

就活中の青年、中年サラリーマン、女子高生……平凡な３人の主人公達のある１日に起こる「１２時発１時着」。１話完結の３つの短編アンソロジー。「１２時発、１時着」の旅の行き先は？ 第１…

絵莉の持った初めての携帯電話は淡いピンク。子どもの頃、眠りにつく前、折りたたみ式の携帯電話を開くひとときは、絵莉にとって一日で一番幸せな時間だった。時が経ち、それはスマートフォン…

　ある日、僕が食洗機を覗き込みました。 すると、新しい友達が、出来ました。 　しかしその友達には、少し秘密が、ありました。

行方不明になった師匠を探しに都に出てきた仏師・土岐真人は、玄武門で那由汰と名乗る侍に出会う。 「……さぁて、そろそろだなぁ」 駆け出した那由汰について出ると、そこには巨大な「…

　スキー場で、出会ったカモシカ君。 　鹿煎餅を食べたくて、僕の街にやって来ました。 　観光の目玉が欲しい知事さんは、カモシカ君を利用しようとして…。

　オンボロ探偵事務所の職員は、ちょっと変わった職員ばかり。 　俺、鈴村 崇以外は、普通の人間じゃない。 　そんな俺たちが探しているものは…… 　鈴村 崇《すずむらたたり》……こ…

公園横にある遊歩道。そこは初恋を運んできた思い出の道。そしてある日……。 夢月七海様の自主企画、「同題異話・１１月　きょうを読む人」参加作品です。

　クリスマスイブ。 　もうすぐ、ミノリちゃんの弟か妹が生まれる夜。 　ひとりでお留守番のミノリちゃんに、プレゼントが届きました。

22xx年。赤色を認識できる最後の人物の死をニュースで知って……。 夢月七海様の自主企画、「同題異話・１０月　茜色した思い出へ」参加作品です。

【注意】 ・この話はフィクションでありファンタジーです。実在の人物・団体・宗教・民俗・地名その他諸々と似たような名前があっても何も関係ありません。また、特定の人物・団体・宗教・民…

富豪一条家に仕える執事の柿崎は、美少女だが残念なお嬢様と夕暮れ時の散歩中に、誤って池に転落する。 目が覚めると、いつか観たファンタジー映画のような異世界に転生していた。 が、肝心…