設定が面白そう…と開いたら、イッキ読みですよ!
小気味好い文章もとても読みやすく、更に『祓い屋』『妖刀』『妖魔』とこれば、もうワクワクしかありません。
そう、ここは『よろず屋やまとなでしこ』
表の仕事は、なんでも屋
裏の仕事は、『妖魔』を浄化する祓い屋なのです。
大和 継が浄化に使う武器は『緋桜』と呼ばれる刀。
そして、この『緋桜』を使った戦闘シーンがまた美しい!
月光を反射する刀、夜の闇に炎を浮かばせる刀身。闇への一振り…
お話は、何も知らない高槻 柊也が、妖魔に襲われた所を継に助けられた事により、彼から力を学び、自分を信じる力をつけていくストーリーです。
18話で完結していますが、ぜひ3部構成のような形でも良いので続きがほしい!
どうぞ、貴方もほんの一時、このお話を手に、心地よい充実した時間を過ごして下さい♡
キャラ、世界観、読みやすさ、どれも見事でした。
文字数を感じずに一気に読めるのに、その中に詰め込まれている要素は非常にたくさんで、本当に充実した3万文字でした。楽しかったです!
凸凹コンビは、日常では柊也が保護者、祓い屋では継が保護者の立ち位置で、二人ともとても優しいところが共通点だと思います。
まさに歯車のように上手いこと噛み合った、魅力的なバディです。
特に継の柊也に対しての愛情が深くて、グッときました。
柊也の、浄化ができない理由についてもハッとさせられました。
バトルシーンは視覚的なものはもちろん、触覚や聴覚も用いて描写されていたのがすごく好きでした。臨場感を味わえました。
続きが読みたいと思える、素敵な作品でした。ありがとうございました!