マザーグースの歌とサンドイッチを組み合わせたその発想に驚かされました。
『六ペンスの唄』と言えばマザーグースの中でも もっとも不思議かつ幻想的な歌詞で有名な童謡です。意味を探れば探るだけ迷宮の中へと入り込んでしまうような奥の深さ、それでいて迷宮の探求が不快ではない…むしろより奥へ奥へと入ってみたくなるような美しさと魅力を兼ね備えています。
これは食と詩を一体化させた世にも珍しい幻想小説。料理の話で「美味しさ」と「謎」を合体させた稀有な作品と言えるでしょう。
ベビーリーフには百万枚に一枚の確率で真珠が隠されているって?
それを見つけるにはサンドイッチを作らないといけないの?
それは何かの比喩? それとも真実?
これを参考にサンドイッチを作ってみれば、貴方も昼食で宝探しが出来るかも?
美しい幻想小説に酔いしれたい貴方へ、おススメです!