子鹿白介

なんでも許せる人向けです。なんでも許せる人だけお読みください。 本作品は「SF」と称しておりますが、天文学的にも生物学的にもまったくもって非科学的な内容となっております。なんでも…

ペンギンが飛べないという妄説は21世紀の初頭までは常識でした。人類のその認識がどのように変わっていったのか、それを学ぶ一連の講義の第一回です。

空を飛べないなら走ればいいじゃない。ダチョウみたいに。 妻アンの言葉に衝撃を受けたペンギンのチャールズは、愛する家族を残し、生まれ故郷プリンス・エドワード島を離れアフリカへと旅…

秋待諷月さま主催『ペンギンＳＦアンソロジー』参加作、書き下ろしです。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093072976348283

　清美は今日も一人だ。 　同族はとうに皆いなくなってしまっていた。 　ある時、彼女は浜辺で一人の男と出会い、話を聞くと同族だという。 　嬉しさのあまり距離を近づけようとする清美…

水族館から盗難された、ペンギンたち。 火力発電所は即刻停止せよ、とテロの予告。 軽トラックが国道を、南下する。 メガソーラーと洋上発電の建設を、脅迫。 もう一度盗難された…

この物語がフィクションかどうか、それはそのときまでわかりません。 ※秋待諷月さまの自主企画「ペンギンＳＦアンソロジー」に寄せて書きました。 https://kakuyomu.j…

世界の終わりまであと七日となった世界で、主人公はある決断をして、彼女に会いに行くのだが・・・

ペンギンSFアンソロジー参加作品。 弟がペンギンを拾ってきて兄と奮闘する話。

天才空間設計士、「兎・リシュー・姫路」とふたたび仕事をすることになった僕、「稲荷・F・紺」は、バース動物園のバースペンギンを喰う謎のペンギン群体、その調査と解決を担当することにな…

ちょっとノスタルジックなエッセイ集。基本エッセイですが私小説ぽいものもあります。 あまり劇的ではない、日常のちょっとした気付きなどを書いてみました。 （一部KACで書いたものを再…

小学生の僕、有賀祐一は、あの日のことを忘れられないでいる。 仲良しクラスだった5年2組は、ペンギンによく似た少女「ペン子」のせいで、僕たちの普通はがらりと変わった……。 すこし…

　国内で新種のペンギンが発見された。人の手の上に乗ってしまうほど小さいために「ミニチュアペンギン」と名付けられたそのペンギンは、とある奇妙な生態と、不思議な力を有していることが明…

【あらすじ】 大気圏流氷に暮らすナギサペンギンのペンタロウはある日、地上から宇宙へ伸びる塔を見つける。塔は量子糸で編まれていて、南下する流氷がぶつかれば、本質的に量子的なペンギン…

私は神様に遭ったことがある。 カクヨムコン8短編参加作品 SF短編小説 十歳の頃、初穂は神楽舞の巫女に選ばれた。 田植え祭りの神事にて、神様を土地に降ろして五穀豊穣を祈願す…

ペンギンがパンを焼いているらしい。僕はパン好きの彼女に急かされ買い物に行くのだったが……。

『運命』とは何か？から始まったこの物語は、いずれ前世ともいえる未来の物語へと繋がっていく。 その最初にして最後の時代に生きる銀堂遊学および『銀之字遊学の人生』の一端を書き記す本…

登場人物 娘さん・パパ あらすじ パパは好かれています

　社内システムをワンオペしていた佐藤愛は、社長交代を機に解雇予告を受ける。 「正気ですか？」 「コスプレ女が一人で管理できるシステムなど誰にでも管理できるだろう」 　退職後、…

箱についての記憶の話。 ジャンルがわからず、とりあえずホラーにしましたが、私的には現代ドラマだと思っております。ただ、多分現代ドラマだとカテ違いになるのかなぁ。 モヤモヤが残るお…

2023年12月29日。私は一泊で旅に出た。 一人旅だ。 昔は一人で映画すら観に行けなかった私が、念願の一人旅に！ このエッセイはその記録。こんなことに感動したんだよってことを、…

　砂と埃にまみれた社員十余名の小さな測量事務所が、ロボット掃除機たる「私」の職場。 　散らかる床に嘆息し、不遇に耐えながら、私は今日も任務を遂行する。 （2023初稿）

人間の男とホビットの少年が旅をしていた。 運悪く二人は、汚染された魔力により人を襲う骸骨――スケルトンの大群に襲われる。 そんな彼らが逃げ込んだ先には、大量の書物の中に佇む一人の…

「このままじゃヒストリアが破滅する……！」 前世では名もなきオタクだった俺が転生したのは恋愛RPG【ジリオンズ・ヒストリア】の世界。 転生先のキャラクターは宮廷貴族リグレット・…

　とある日の深夜、いつものようにチャットで盛り上がっていた「僕」と友人は、「二十の扉」と呼ばれる水平思考ゲームに興じることになった。 　順調にゲームを進めていく「僕」だったが、質…

　時は二十二世紀目前。気象制御技術は革新的に進歩し、天気は人が自由に決める時代となった。 　あらかじめ国により定められた“今日の天気”の暦――通称「ウェザーカレンダー」は、今や仕…

　時は西暦二〇三〇年。国は最先端ＡＩを駆使した犯罪監視セキュリティネットワークシステム・通称「ツグミ」を導入し、犯罪発生件数の激減を実現させた。 　だがある日、突如としてツグミが…

ねこのまち子さんは立って歩いて喋ることができるねこです。そんなねこなので、ミスタードーナツへ行って、フレンチクルーラーを食べながら、本を読んだりすることができるのです。

小学６年生の時に担任の先生が替わった。その教師は『俺は神様だ。ここを天国にする！』と言った。ドン引きである。私の最後の小学校生活、どうなっちゃうの？？　（実話なので作中の名前は仮…

ねこマジシャンによるイリュージョンショーが今開幕する！！！

カクヨムコン９、始まって参りました。カクヨムコン９ではすでに600作を超えるSF短編が12月に投稿されています。このペースで行けばSF短編のみでは1,000作近い応募があるのでは…

小学五年生の『私』は、正義の美少女戦士になりたかった。漫画のような転校デビューをしようと期待に胸を膨らませていたが、初日からまさかの漢字テストで０点。そのショックに追い打ちをかけ…

僕は空。光星 空。小学五年生。 実は僕、魔法使いになりたくて、毎日魔法の勉強をしてたんだ。 今日もむずかしい魔法を試して、でもうまくいかなくて。がっかりした気分を直そうと、コンビ…

シングルマザーの母と共に田舎に引っ越して来た主人公。初めは歓迎されていたが、祖母が亡くなってから「疫病神」と言われるように。そんな中、主人公は「神様」に出会う。果たして、信じてい…

三年新作の出ていない推理作家の須藤鏡花は大学時代の同期で現在探偵をしているという桐生北斗の元を訪ねる。推理小説の取材として探偵の仕事を手伝わせてもらうためだ。強引な鏡花の頼みをし…

紋章が発達した地方都市【鳥羽差市】。 その街で私立探偵として活動する少女【イザホ】と二足歩行のウサギ【マウ】は、９月の満月の日に餅つきをしようと約束していたが、当日、とある依頼…

ねこのまち子さんは「街中でカレーが食べたいにゃ！！！」と叫びだしそうになる。そんな発狂寸前状態になりながら、偶然見つけたカレー屋に入るのだが…。

「論理の飛躍」なんて言葉使うのはきっと、学者か中二病患者くらい。であれば、私の父は中二病だ。

飼い猫が姿を消した。 始まりは、そんな日常の中の小さな異変だった。 クラスメイトの噂話。真偽も確かでない話を真に受けて、俺は蝶を追って辿り着く。 夜界――それは生と死の狭間の世…

人体が巨大な異形へと変貌する病。 文明の崩壊を食い止めるため、人類はその患者を生体兵器に転用した。 これは、終わりの見えない防疫戦争の中で引き裂かれた、少年と少女の物語。

就活もうまく行かない中、大学生のみわこは現実逃避するように大学の冬公演の脚本を書き始める。案の定、脚本書きもうまくいかず、ぐちゃぐちゃとなっていくうちに、現実と物語が混ざり始めて…

　これは、似て異なる我々とは別の世界の話。そこでは科学技術の発展の末に、機械に寄生する新種生命体――通称「電機寄生体」が発現していた。 　――機械に寄生するオバケ？ 　――電気…

喋るねこのにゃんみさんがフジロックの配信に影響を受けて、アコギを買ってみて練習していたら突如幽霊が出てきて大慌てしちゃう、そんなお話です。

メンヘラ系アイドルじしょうりすかの日常と、2017年当時に書かれた私の精神状態が反映された小説のようなもの。

彼女のはる子さんは突然「ねこ探偵」の小説を書こうとしますが、全然上手く行かなくて悩んでしまうのでした。

ロマンティックな気持ちが一切無くなってしまった人の話です。

塚本晋也監督の映画『鉄男』を見て感動した人が、世界を鉄の藻屑にかえてやると思うも、自身は会社を休職中で、全然それじゃ鉄の藻屑にできないじゃん！って悩む話です。

散歩をしていたら猫にコインロッカーの鍵を突然渡されて、歌舞伎町まで行く羽目になる話です。