概要
ロボット掃除機、自我を持つ。
砂と埃にまみれた社員十余名の小さな測量事務所が、ロボット掃除機たる「私」の職場。
散らかる床に嘆息し、不遇に耐えながら、私は今日も任務を遂行する。
(2023初稿)
散らかる床に嘆息し、不遇に耐えながら、私は今日も任務を遂行する。
(2023初稿)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!不憫でかわいい、思わず同情してしまうロボット主人公はお好きですか?
本作は、散らかり放題の測量事務所を舞台にした、不憫でかわいらしいロボット掃除機の物語です。
物語は、主人公のロボット掃除機が、散らかった床に嘆きつつも、日々の任務を遂行する様子を描いています。床は散らかり放題、人間は自分勝手。しかし、その哀れな立場にも関わらず、職務に忠実であり続けます。
『われはロボット掃除機』は、クスッと笑えるユーモラスな作品です。私たち読者は、主人公であるロボット掃除機に時に共感し、時に同情し、彼(彼女?)を応援したくなります。不遇な境遇に同情しつつも、ユーモアたっぷりの文章は、笑いとエンターテイメントを提供してくれることでしょう。