牧野　麻也

十六年前の二月二十九日、惜しまれながら閉園した遊園地。 その遊園地への招待状を手に入れた当時子どもだった大人。 招待を受けた者はここで何を見、何を感じるのか。 (カクヨム誕生祭2…

この出来事を記すにあたって、まだ四年前なのか、と驚く。まるで遠い昔の出来事のようだ。 当時の私は雑報記者である自分に疲れ始めていた。 そんな時だった、あの、空を見上げる集団に出く…

４年に一度だけ会える夫婦のお話

仮面の異形、呪いの悪霊、巨漢の怪物、美しき食人鬼。 彼らの前に異世界のモンスターが現れた。 獲物を取られた彼らは怒り、苦しみ、そして手を組み最恐のチームが出来上がる。 現代の…

花ちゃんが死んだ。 ただそれだけなのに、なんでこんな気持ちになるんだろう。 ほんの数時間一緒にいただけなのに……。 この込み上げる気持ちは、あの時間が私たちにとってかけがえの…

【書籍化・コミカライズ】 富士見L文庫様にて書籍化していただきました。 また、秋田書店様の月刊誌、ミステリーボニータ誌上にてコミカライズ化していただきました（全2巻） --- …

2021年4月21日 大幅に加筆してKADOKAWA単行本として発売されます。 考古学者の田辺は防衛省に務める旧友から奇妙な遺跡の調査を依頼される。困惑する田辺と共に集められた６…

テンプレ！チート！ハーレム！神様！転生！異能！異世界！山のような地雷と、一握りの宝石！なんなんだこの魔境はぁ？ こんな低俗なの、もう存在がダメだろう？違うのか？ 全く、一体なんだ…

「あなたは、今日死ぬわ」 同じ夏の日を延々と繰り返す「僕」は、この日を乗り越えることができるのか カクヨム甲子園ロングストーリー部門出品

　ある日、ど田舎貴族の末っ子長女・カトレアに、国内屈指の名門貴族ヴラージュ家からきな臭い縁談の申し出が舞い込んでくる。 　イケメン・金持ち・年も近いという好条件に目がくらみ、カト…

　カクヨムやウェブ小説の現状について。自分なりの考えがようやくある程度まとまったので、書いてみました。 　 　もちろん、これは私の視点で書いたひとつの考察に過ぎません。 　皆さ…

忍者。令和の世においても、彼らは未だ影に隠れて暗躍し続けていた。 だがそんな忍者にも、存亡を揺るがす危機が迫っていた。 後継者不足という、大きな危機が。

伊藤さんと言う、いくつものバイトを転々としている方がいました。 なぜ転々としているかと言うと、血気盛んな彼は、毎回何かしらの揉め事を起越しているそうです。 そんな彼が次に始めた…

私の行きつけのお店は、コーヒーと昭和の香りが漂う、レトロな感じの喫茶店。 お店のドアを開けると、カウンター奥の彼と目が合う。 「いらっしゃい」 格好いい、ギャルソン姿の彼。こ…

毎朝電車に乗るたび、同じ車両の同じ席に女子小学生二人が座っています。今日はこの場を借りて、二人の会話を紹介したいと思います。 A 少し背の小さな女の子。 B スラッとした長い…

あっ、お客さん、この小説いかがですか？ 美少女の女子高生の殺し屋ですよ。 えっ、えっちなシーン？お客さんも好きですねぇ♡もちろんございますよぉ♪ セーラー服を脱がさないで欲し…

ジョジョオタが自作の紹介をしたり、ジョジョの紹介をしたり、ジョジョグッズの紹介をしたり、ジョジョのイベントの紹介をしたり、他のジョジョ好きそうな作品を紹介するエッセイです。 ３…

最近よく見かける異世界に転生する作品がなぜこんなに色々あるんだろうか、なぜ似たような設定が多いんだろうか、と漠然と感じたことを書きとめてみました。 基本的には小学生が夏休みの宿題…

小説を書いてることが会社にばれた。 いや、べつにいいんだけど、まさかここまでいじられるとは……。

現世から異世界へ行ってくださる方募集中！条件などは各張り紙をご覧ください。 既出ネタだったらごめんなさい。少ない脳みそ絞った小ネタです。

昔のネット小説の酷さを知っている、おじさんから見るとカクヨムのクオリティの高さに、驚愕が止まらない。 プロでも本気で書かないと、読まれない。 でもって、商業ライター／コピーラ…

コメント欄での誹謗中傷、否定、批判はお断りします！レビュー本文のない★は不要ですか？なぐり書きのような文章ですけどわたしらしいのでそのままにしておきます。読む人の減ったカクヨム、…

わたしは平凡な女子校生。 莉奈は全国模試１７位の秀才。 わたしたちは同じ文芸部の同級生。 なんとなくなわたしと。真面目な莉奈。 莉奈が小説を読む理由と 私が小説を書く理…

反乱軍に拘束された王女が拷問をうける。

思いつきをつらつらと 不定期更新 ネタが尽きたら完結

体を貫くような寒い冬のことだった。深々と降り注ぐ冷たい雪から逃げるように人々は足早に帰宅をする。 そんな冷たい路地からは小さな女の子の声が響いていた。 彼女の声に人々は目もくれ…

　筋ジストロフィーを患いながらも、絵を必死で描く少年画家ハル。そんなハルの幼馴染である冬美は、絵を描く彼が誰よりも好きだった。けれど、そんな二人の絆を引き裂くようにハルの病気は進…

片田舎の駅に降り立つ真っ赤なトランクを引き摺る少女「ルイス・ローズ」の前にひとりの老紳士が現れる。 スチームパンク企画用に書いた短編です。 スチームパンクになっているか…

　木沢俊二さんのリレー小説企画に参加する事になりました。 　悪夢から目を覚ました主人公は自分の不遇な身を思い、そして同時に最近自分に訪れる奇妙な幸運の事をも思った。 　という風…

カクヨムを最も愛した友よ。 今ここにいない友よ。 君の愛したカクヨム三周年を祝おう。 だが、君のいないカクヨムはとても寂しい。 帰ってきてくれ、友よ。

KACで読んだ作品のスコップと、自作の反省会（を兼ねたステマ）をすることによって、交流の幅を広げよう、というのが目的。 本作品は、木沢俊二さん(https://kakuyom…

いわゆる「なろうテンプレ」の実体が何であるかを私なりに論考してみました。 その結果「なろうテンプレ」とは「読むチート改造されたＲＰＧ」であると結論付けました。 また、そのことから…

なんとか賞ってやつを取ってみたかった。 KACお疲れ様会をしましょう！ https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054889090246 …

私には、五歳年下の弟がいる。 お父さんを病気で、お母さんを事故で失って。私は残された弟を守るため、強くなろうと誓った。 このお話には『お隣の吸血鬼くん』 https://k…

「カクヨム3周年記念選手権、5日目のお題『ルール』」のルールが、誰かにとっては遵守するべき規則であり、違う誰かにとっては飽く迄もガイドラインであり、また違う誰かにとっては取るに足…

　カクヨム三周年記念選手権、四日目のお題への応募作品です。

　ポストアポカリプスの関東地方で、リンドバーグは僕が小説を書くのを手伝う。あくまでただのＡＩとして。

ラブコメとは書いてあったけどコメがどういう意味か書いてなかったし

森の中で静かに目覚め、海を眺める。 最高の目覚め。なんて最高な日だ。

「詠み人」であるカタリはとあるエルフの依頼で『空白の街』と呼ばれる場所に向かう。 しかし、そこにいた人たちからは心そのものが抜け落ちていた。

【カクヨム３周年記念選手権・１日目お題＝切り札はフクロウ】 長年に渡り続いてきた、トリ族とネズミ族の戦い。 その戦いの切り札となるフクロウを連行せよとの、カラス王からの指令を…

大学病院裏の公園で花見をしていた少女、茉莉は鳥を連れた外国人の女の子につきまとわれる。 物語をよませて、と言う外国人の子に怒る茉莉。なぜなら彼女の右手はもう、動かないのだった。

青い鳥を追いかけて森に迷い込んでしまった私は「カタリ」と名乗る少年に出会う。人の心に宿る物語を読むことができるという特殊な能力をもつ少年に勧められ、私は小説を書き始めた。それが甘…

勉強なんてもう嫌だ！ 落第生が出会ったのは、勝ち馬を自在に当てる『馬券の女神』。 彼女がいれば一夜にして億万長者!? 彼の企みは上手くいくのか。 いざ、逆転劇へ。 ◇◇◇◇…

ホラージャンルですがグロテスクな表現などはありませんのでご安心を。ハートウォーミングでギャグでホラーでちょっぴり風刺の効いた内容になっております。 カクヨム3周年記念選手権 お…

荒廃した世界。人々の拠り所は物語の中にあった。カタリは今日も、道なき道を越え、様々な思いを届けに行く。 カクヨム3周年記念選手権 お題「『カタリ』or『バーグさん』」参加作。

三十七歳まで自堕落で過ごした駄目な自分へ、未来の私からのメッセージ。

身体の悪い僕。お気に入りの桜の木があったけど、満開を見る前に退院することに。同室の竹原さんに誘われて、病室を抜け出し夜の桜見物に出かける。突然現れた不思議な女の子と僕は話す。