カクヨムのロイヤリティプログラムの問題点に現実的なツッコミをしながら、架空のプログラマーは問題をごまかしで解決しようとする。
2000万リワードを達成して望んだ者には異世界転生を。人生に疲れた人々が実際に転生すると彼は踏んでいたのだろう。
だが実際は違っていた。優しい言葉で満ち溢れたカクヨムのユーザーたちはその2000万リワードで図書券を配ることにしたのだ。
これぞレスバも無ければ作品や作者を否定するためのレビューも無い、誰もが平和に過ごせる幸せで優しい世界。
カクヨムユーザーにとっての優しい世界が確立された。だがプログラマーは……。その後どうなったのかはお察しの通りだ。
本当にこんな優しい世界になるなら、ごまかしもありではないか。そんな気にもさせられたお話だった。