• 主催者:真花
  • 2023年1月24日 19:30 作成
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参加作品数

33

参加受付期間

  • 終了

企画内容

 すさぶ寒風を避けて、暖簾の中に君と並ぶ。
「気付けばいっぱい書いていた。大体は埋もれてるけどね」
 君の口角は皮肉とも自信とも、柔らかい愛とも取れるような角度をして、そこから溢れ落ちるものなんて何もないようだった。私はジンジャーエールを一口飲んで、もう一度君の口許を見詰める。その唇が動くのを待つ。
 カラン、と氷が鳴る。
「どれも思い入れがあるよ。ダメな子なんていない。だけど」
 私は喉を鳴らす。君が言葉を継ぐ。
「一番はある。人気が一番のものも、自分で一番のものも、ある」
 君はくるりと私の目を覗く。私は何も言えない。
「皆の一番を集めたら、何か起きるかな」 
 君はマティーニをひと息に飲み干した。
 戸外ではまだ凍てつく風が吹いている。君の瞳が燃えている。

 純文学の代表作もしくは、作者的に一番を募集します。本棚です。

 私は真花です。君は?
 

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「純文学、君の一番。」を選択してください。

運営より

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参加作品一覧

午前2時の春

★12 現代ドラマ 完結済 1話 8,481文字 2023年1月26日 09:46 更新

散歩純文学

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主催者

「言葉に出来ないものを言葉で表現する」 小説の存在理由はこれではないかと、今は思っています。 こんにちは、真花です。 上記をするために、純文学を中心に書いています。 真花は「まばな」と読みます…もっと見る

近況ノート

参加者 32