• 主催者:真花
  • 2023年1月24日 19:30 作成
このエントリーをはてなブックマークに追加

list

参加作品数

31

参加受付期間

  • 終了

企画内容

 すさぶ寒風を避けて、暖簾の中に君と並ぶ。
「気付けばいっぱい書いていた。大体は埋もれてるけどね」
 君の口角は皮肉とも自信とも、柔らかい愛とも取れるような角度をして、そこから溢れ落ちるものなんて何もないようだった。私はジンジャーエールを一口飲んで、もう一度君の口許を見詰める。その唇が動くのを待つ。
 カラン、と氷が鳴る。
「どれも思い入れがあるよ。ダメな子なんていない。だけど」
 私は喉を鳴らす。君が言葉を継ぐ。
「一番はある。人気が一番のものも、自分で一番のものも、ある」
 君はくるりと私の目を覗く。私は何も言えない。
「皆の一番を集めたら、何か起きるかな」 
 君はマティーニをひと息に飲み干した。
 戸外ではまだ凍てつく風が吹いている。君の瞳が燃えている。

 純文学の代表作もしくは、作者的に一番を募集します。本棚です。

 私は真花です。君は?
 

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「純文学、君の一番。」を選択してください。

運営より

  • 同じイベントに参加している人からの作品への評価はランキングに反映されません
  • イベントは、主催者または運営によって削除される可能性があります
  • イベントへの参加・解除は開催中のみ可能です

参加作品一覧

午前2時の春

★12 現代ドラマ 完結済 1話 8,481文字 2023年1月26日 09:46 更新

散歩純文学

このイベントに参加する

このイベントの参加受付は終了しました。ありがとうございました。

主催者

「言葉に出来ないものを言葉で表現する」 小説の存在理由はこれではないかと、今は思っています。 こんにちは、真花です。 上記をするために、純文学を中心に書いています。 真花は「まばな」と読みます…もっと見る

近況ノート

参加者 30