概要
短冊に書いた、たったひとことの願い――
子供の頃の七夕の夜の想い出を元に、あちこち綺麗に体裁を整えておよそ二千文字の超短篇にしてみました。
実話ベースではありますが、半分くらいはフィクションと思ってください。
実話ベースではありますが、半分くらいはフィクションと思ってください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!企画入賞レビュー「切なさとは何か? 知りたければ読むべし」
僅か二千字程度で「切ない」という感情を表現しきった……まさに模範的傑作と言えるでしょう。正直、これを読むまでは私自身「切なさ」という想いを正しく理解できていなかったのではないかと思い知らされました。
例えば『マッチ売りの少女』という童話がありますね。
あの話は「切ない」お話なのでしょうか?
名作であることは間違いないし、悲劇的結末ではあるけれど、日本語の「切なさ」にベストマッチするかといえば少々疑問が残るのではないでしょうか? 少女の未来が奪われてしまったことへの怒り、切なさよりもそんな義憤が上回るのでは?
この短編を読んで判りました。不幸、はたまた悲劇という宝石で仰々しく飾…続きを読む