概要
外ひや・中ふわな女流棋士に恋した、思考が読めてしまう青年の物語
<カクヨムWeb小説短編賞2022エントリー作品>
相手の思考を読み取ることができる神野 聡(かんの さとし)が大学のキャンパス内で1人の女性と出会う。
クールで凛とした佇まいの女性は高木 伽耶(たかぎ かや)。女流棋士である彼女の内面は見た目とは違っていて、聡は伽耶が気になっていく。2人の関係がどうなっていくのかを書いた物語。
相手の思考を読み取ることができる神野 聡(かんの さとし)が大学のキャンパス内で1人の女性と出会う。
クールで凛とした佇まいの女性は高木 伽耶(たかぎ かや)。女流棋士である彼女の内面は見た目とは違っていて、聡は伽耶が気になっていく。2人の関係がどうなっていくのかを書いた物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!思考を「読む」は万能か
主人公の「読む」能力、それはタイトルにある通り「さとり」というものである。そうして読むことによって当たり前に日常を送ってきた彼が出会う、その「読む」が通じない相手。
思えばポーカーや将棋といったものは相手の思考を読むものであるが、何手先まで、というのは囲碁や将棋、そしてチェスといったもの特有であるかもしれない。
怪異譚にあるさとりは、栗の爆ぜる思考外から発生したものに驚き逃げていったが、彼の場合はまた違う。
確かに読んだ、けれど読み切れなかった。なるほど、こんな場合もあるのか。
一気に読むことをおすすめします。そして今後の彼らのことにも思いを馳せて欲しい一作です。
ぜひご一読ください。