アイドルをしていた主人公はある日、異世界に転生してしまう。目覚めると、伯爵令嬢のリーシャになっていて、婚約破棄されたばかりという最悪のタイミング。
それに義母や義妹はリーシャのことを虐げている。可哀想な展開——と思いきや、リーシャは全く気にしていない。元のリーシャの記憶は残っていないので、感じの悪い家族も婚約者も、彼女にとってはどうでもいい存在だった。
元の世界では刺されて死んでしまったようだが、せっかく転生して生きているのだから、やりたいことをやって楽しもう。リーシャはびっくりするほど前向きな女の子だ。
1話からクスリと笑える描写があったり、それでいいのか! とリーシャにツッコミを入れたくなったりして、すぐに彼女のキャラクターが好きになりました。
リーシャは大好きなダンスで周囲を巻き込み、社交界に旋風を巻き起こします。その姿がすごくかっこいいなと思いました。可哀想な描写がないのも良い。
読み出したら楽しくなって、どんどん読み進めてしまいます。ぜひ読んでみてください。
僕はこちらの物語を拝読させて頂き、新たなチートを感じました。
少し大げさに言えば「平和な異世界ファンタジーにやって来た黒船」でございます。
それはどういう事かと申し上げますと、数々の転生チートがありますがこのアングルから来るかという驚きです。そしてどんなアングルかというと「女の子を知り尽くした女の子にしか書けない物語」という事です。
例えば智謀策謀を使う抜け目のない主人公というのは、今までもいました。ですが、そこを軽々飛び越えて、「女子チート」という新たなジャンルがここに生まれております。
男性作家様が女性キャラを生み出す時に、ここまで到達するのはかなり大変です。なぜなら「女子の特性」、「女子の発想」、「女子のずるさ」、「女子のしたたかさ」、「女子のタフさ」、その他諸々「女子ならでは……」のポイントを冷静にその渦中で観察してないと書けないからです。
女性が女性を観察する時、基本的にシニカルで割と辛口なんですけど、いい風に聞こえる言い方をチョイスするとか、そういう阿吽のセンスがあったりします。恐らく男性には何を言っているかわからないと思いますが、女子センスで言えば「自分が悪者にならない言い方」ってあるんです。そんで「冷静にばっさり切る」みたいな(笑)。
そういう女性ならではの観察眼が鋭いと、同性のいやらしさも、独自の対処方法も身についていきます。ならばこそ、この物語の特記事項として、
「女子チート」がある訳です(すごい!)。あっ、勝手に名付けてすいません。
そしてそれが物語として成立するには、ヒロインの女の子がやっぱり凄く前向きで頑張る子じゃないと駄目です。分かった風な嫌味女子には誰も憧れを抱きません。
ですから、お勧め出来ます。
僕はこの物語のスピンオフ作品を先に拝読しましたが、ものすごく良かった(涙)。だからこそ、この物語から湧き出る強く迸るパワーを感じます。こちらの筆者様はそういうエネルギー値がめちゃくちゃ高いんです。
皆様、第1話から期待膨らむこちらの物語、是非宜しくお願い致します( ;∀;)
駆け出しアイドルグループのメンバーだった主人公、乃亜は誰かにナイフで刺され、気付けば異世界転生を果たしていました。
婚約破棄されたばかりの伯爵令嬢、しかも引きこもりだった様子の女子に転生してしまった乃亜。しかしそこでへこたれないのが彼女の魅力! 記憶喪失として周囲の状況の把握に努めた後は、彼女の大逆転劇が始まるのです!
第一章を読み終えてのレビューとなります。
常に前向きでガッツのある乃亜が、とてもいい。リーシャとして自己表現していく姿には励まされる思いがしました。目指す姿が明確で、それに迷うことなく邁進する行動力と度胸が素晴らしい!
嫌味な継母や義妹の存在、そして元婚約者たちの心境や状態が、彼女の行動によって変化していくのも面白いです。音楽や歌、ダンスの力を再確認、それらによって齎される高揚感は涙が出ちゃうほどでした!
とっても元気をもらえるお話です。
お薦めします(^^)!
ある日突然、駆け出しアイドルだった水樹乃亜はナイフで刺され、異世界のリーシャ・エイデルとして目を覚ます。
しかも、リーシャは継母と義妹から虐げられ婚約を破棄されたばかり。
その元婚約者も義妹と結婚したいと……
絶望から始まるけれども、乃亜――リーシャは、好きに生きると決意する。
家で冷遇されようが、義妹アイリーンに何されようが気にしない。むしろ自分のペースに持ち込んでしまうその強さと勢いがある!
アイドルがないなら作れば良いじゃない。そんな言葉が飛び出しそうなほど。
リーシャの強さと輝きに、次第に周りまでも巻き込んでどんどんとリーシャのやりたいことは大きくなって行く。
また恋愛要素も忘れてはいけない。
アイドルに直向きになりながらも、その輝きや魅力に想いを馳せる姿につい頬が緩んでしまいそう。
キャラクターに魅力あり、アイドル要素は輝いて眩しい!オススメです。
こんなにも元気が出て、勇気をもらえるストーリーはないと思います!
必ず、元気をもらえるのです。
そう、リーシャから!
この作品の素晴らしいところは、人間模様です。
主人公リーシャ(ノア)のスター性をもうしぶんなく描いており、登場人物だけでなく読者も彼女に惹かれて、そして推しになってしまう。
「私なんて」とか「もうそんな歳じゃ」とか、
心の中でいつの間にか作ってしまっている壁を、リーシャはドカンと壊してくれるのも、また爽快であり、勇気をもらえます。
次はどんな行動をとるのだろう?
どうするのだろう?
とリーシャから目が離せなくなってしまいます。
特に恋愛編では「あ〜!助かる!心の栄養!」と叫びながら読んでしまいました。
大変に推したい箇所ですので、是非読んでいただきたい。
第一部を読み終えて久々に開いてみたら、かなりの話数の続編が書き綴られていて、驚きました。その未読分を読みましたので、レビューを再投稿させていただきます。
新章が重なるごとに登場人物も増えていき、物語のスケールもどんどん大きくなっていきます!
これは本作が読者に支持されている証拠。店舗のよい展開が先を期待させてしまうのでしょう。その中で次々に登場する個性ある人々が物語をさらに深く、輝くものにしていく。そして、次々と開く恋の花!
イケメン、ツンデレ、困ったちゃん、いろいろな彼が主人公に惚れていきます。
でも、主人公はアイドルと舞台のプロデュースにご執心。このギャップがまたドラマを生みます。
その間で挟まれる歌とダンス!
小説なのに、文字で読んでいるのに、まるで映像を目の前に広げられているよう!
跳んで撥ねてリズムを刻んで言葉を音にのせて読者に届ける、舞台関係の御経験ある作者さんならではの痛快エンターテインメント作です!
外連味十分、醍醐味充足
ミュージカル映画のようなアガル転生ファンタジー逆転劇!
絶対に一読の価値ありです!
※第二部終了時点のレビューです。
国民的アイドルを目指していた頑張り屋さん……というよりも職人的なアイドルさんだった素敵女子が、異世界へ。
変わってしまった立場や色々、そんなの関係ないわ!と周囲をいい意味で巻き込みまくって異世界でもアイドル兼、名プロデューサーになっていきます。
他人への恋心には強く、自分へのそれには疎い。そんなところもかわいらしい、リーシャ様(転生後のお名前です)。
未読の方はぜひ、お読み下さい。そして一緒に振りましょう、心のペンライトを!
それから、作者様のご著作には、なんと!
我々の現実世界に転生されたリーシャ様のお話もございます。そちらもぜひ!