楽しかった〜!
読んでいてずっと楽しかったです! 最高! 主人公のリーシャちゃんもまっすぐ芯の通った子でかっこよくて大好きなんですけど、他のみなさん、特にアイリーンちゃんまで好きになってしまうような展開はまったく想像してなくて、読み終わったあとは満足感に胸があたたかくなる素敵なお話でした!
歌もダンスも、文字で表現するってすごく難しいと思うのに、ライブの盛り上がりがキラキラと頭に浮かびました。その場にいるみたいに熱くなって、ぜひたくさんの人に読んでもらってこの感じを共感してほしいと思うくらい、本当に好きなお話でした!
リーシャちゃんこれからも頑張れ!
ずっと推します!
なんというか、もう、色んな感情が渋滞して言葉が出てきません。
この主人公、かっこいいです。
駆け出しアイドルとして活動していた乃亜さんが後ろから刺されて、気付いたらリーシャという伯爵令嬢になっていたというよくある導入ですが、乃亜さんのメンタルが鋼過ぎます。
アイドルとして活動する中で身につけざるを得なかった精神力。逆境でも折れない反骨心。とにかくかっこいい。
中でもすごいと思ったのは、どんな相手でも実力があれば認める素直さ。
それがあるからこそ力をつけていけたのでしょうが、なかなか出来ることではありません。
とにもかくにもかっこいい。受けた衝撃で語彙力をなくした私には、ムリを連呼しながらかっこいいと言うことしかできません。
異世界にアイドルが転生して、社交界のトップを取る。
個人的にはその設定自体が斬新で、すごく新鮮な気持ちで読ませていただきました。
転生する前から、かなり入り込めました。
どういった経緯で転生して、どのような能力で異世界の社交界でトップを取っていくのか。
それらすべてに、「ああ、アイドルの異世界転生ってこんな感じか!」……とうならされるような、「らしさ」が組み込まれているように思います。
そして、個人的に歌やダンスのシーンがめちゃくちゃ好き!
歌詞や描写を読んだとき、「登場人物たちが壇上でパフォーマンスする姿がありありと想像できる……だとッ!?」って驚愕しちゃいました!
アイドルのお話描こうとしている人で、「ライブシーンとか、どうやって描くん?」って疑問符浮かべてる人にも、めっちゃ読んで欲しい!
アイドルの紆余曲折に関するお話が好みの方にはもちろんなのですが、誰もが共感を覚え、なおかつ楽しめるような作品だと思います。
「異世界転生」は、この界隈ではよくある事よね?
新星アイドルグループ『マーメイドテイル』のセンター、水城乃亜は、ある日気がつけば、そこは、よくある中世ヨーロッパ風異世界、伯爵令嬢リーシャに転生していた!
そうして。
「婚約破棄」も、この界隈ではよくある事。
リーシャ嬢は、婚約者アルフレッドに婚約破棄を言い渡された直後だった!
母は早世、父は妻の喪も明けぬ内に再婚、継母が屋敷に乗り込んで来て、父を同じくする異母妹までいるのですって!
婚約者は、その異母妹と結婚したいのですって!
でも、リーシャ嬢の中身は、乃亜。
すべては、さっき知ったばかりの「設定」で、傷ついてもいないし、はい、どうぞ、ってなもんなんだけど?
とはいえ、今は仕方ない、目の前の問題を解決するしかないのよね。
こっちは、駆け出しとはいえアイドルよ。センターよ! 「人魚のしっぽ」よ!!
歌、ダンス、演技、あらゆるレッスンを受けて来たわ!
役者は揃った。舞台も整った!
この界隈ではよくある「ざまぁ」を目指して、さあ、幕を開けるのよ!!
「賢いヒロイン」コンテスト参加作品。