「SFじゃない少し不思議」を含む小説

蔵書を読み返していると、ふとある生き物を見つけた「私」。孤独故にか「私」はそれを「飼う」

結婚記念日に執筆開始。Ｘテキストの最大文字数とちょうどピッタリ同じ140字縛りのショートショート？を書く、というチャレンジです。 評価や反応をいただけると、尻鳥は嬉しくて踊ります…

僕は蝉だ。名前はおそらくクマゼミだろう。子供たちがそう呼んで僕を指さしていたからだ。僕にはあるルーティンがある。それは公園の中にある大きな木に留まり鳴くこと。 数…

ちょっといいかな、『少し不思議』な話を集めてるってあなただよね？ 実は今は求職中でさ、収入が無いんなよね。 だからさ、ちょっと協力してくれないかな？ あなたは『少し不思議』な話を…

さっき後輩に話した内容をあんたも聞きたいって、あんた、こっそり盗み聴きしてたな？ まあいいか、こうやってちゃんと聞いて来たし。 喋るのも構わないけど、俺もう帰る所だから電車の中で…

この話を聞きたいと言われても、私はもう言いたくはないんだ。 直接的には言っていないが、私が嘘を言っていると思っているのが分かるからな。 『少し不思議』な話を探している、だったら余…

こんな事まで聞きに来るとは、あんた暇なのかい？ 別にいいけどさ、これを話すぐらいは。 別に俺がこうなってからは暇だから適当に言ってるじゃないぞ。 『少し不思議』な話、それは間違い…

俺の勘違いだと思ってますよ、ずっと。 だって辻褄が合わないじゃないですか。 いえ、あそこで奢ってくれるなら話しますけどね。 でも本当に『少し不思議』な話じゃなくて、俺の勘違いです…

昔の話を聞かせるだけでいのか？ 構わないけど、どうせならちょっと奢ってほしいね。 そうだな、あそこでいいや。ちょっとお高いあの店でちょっとばかし奢ってくれや。 金はいいや、大した…

「緊張をほぐす時、人の頭をジャガイモだと思え」とはいいますが、実際の景色はなんだか狂気的。 ルビと本文が交差し、視覚と知覚が狂っていく様を読みながら追体験する、不条理SF。

就職試験連敗中の赤幡佑貴は、偶然見付けた「学歴、経験、年齢不問！」の求人を見て、怪しさを感じつつも面接の申し込みメールを送る。 面接会場の指定場所は、地元では有名な心霊スポット…

　中学生男子の蓮（レン）は自分の気持が抑えられず、幼馴染に美鳥（ミドリ）に告白する。 　すると彼女はカエル化してしまった。 　同じ部活動の部長である潮汐（ウシオ）にカエル化した美…

ある日、「神様が認知症で地球の管理ができなくなったため、一旦すべてを引っ越しさせる」という内容の話が降って湧いた。何が起きるわけでもない、ごく普通の少女から見た、引っ越しの話。

女の子ばかりの部活で巻き起こるエンタメ劇。甘い話だけでなく、シリアスの苦味もあったりするお菓子みたいな日常の話です。重複投稿しています。

【KAC20247】KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ 第７回お題「色」より。 ❏僕＝コマ、幼馴染＝ガラス、二人のお話。 ❏児童向けく…

クラスメイトの天野葵は、変わっている。自己紹介で「私は色が見えません」と言っていた。そんな天野の隣になった俺は空の写真の色を聞かれた。

　ある晩、ナイトクラブのショーの照明でインスピレーションを得た茂呂博士は、光を使った物質変換器を作り出す。 　助手と実験を重ねる博士。 　うまく動作して成功することはできるのだろ…

　人類のほとんどが地球から飛び出してしばらく経ちました。この『しばらく』というのは僕たち道具の感性なので、人間のそれとは違うかもしれません。人間にしても相……何とか理……

　市内のスクランブル交差点で正面衝突が発生した。クルマ二台がほぼ正面衝突。原因はそのうちの一台による信号無視であった。二台とも車体はぐしゃぐしゃ、乗員は全員即死という大惨事だった…

『KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～』参加作品。 採用された職場でさくらが見たものは、今まで生きてきて初めての光景だった。 「白い箱」に…