「KAC20244 手」を含む小説

実家での兄との思い出をささくれひとつで思い出す弟の話です。

　遠い未来、火星航路が月からの定期便を運航している時代、退屈な輸送船勤務のクルーたちの間では、とある都市伝説が囁かれていた。 　大昔、かつて人類が極秘裏に火星へ軍隊を送り込んでい…

五分後に滅ぶ。僕が転移する世界はどこもそうだ。 そんな変わらぬ崩壊を繰り返し見てきた僕が忘れられないもの、それがいつか見たあの白い手。

異世界転生するときに「ささくれを剥くと幸運が訪れる」能力をもらった話。 ※KAC2024「ささくれ」参加作。

駆け出しジャーナリストの俺はロボット製造の最大手キャンベル・サイエンス・カンパニーでの取材に成功した。しかも製造部門の統括でもある相沢教授へ独占インタビューだ。 はたして最先端の…

それはいつの頃か。 とある大店の主人に引き取られた少女。 だが主人はすぐに亡くなり、奥方が店を仕切っていた。 そこから少女は辛い思いを……だが。

【KAC20244参加作】 開発、営業、社長の3人だけで挑むホビー開発！ 大企業の盲点を突く、起死回生の一手とは── 「営業部長の案によれば、だ。──まずは『爪』を『肌のさ…

　男はドラゴンを探していた。その目的はドラゴンのささくれ。これが高値で取引されるからだ。冒険の末、ついに男はドラゴンを発見する。果たして男は無事にドラゴンのささくれを手に入れる事…

【KAC20244/参加作品】 終焉の謳い手～破壊の騎士と旋律の戦姫～ お題「ささくれ」に挑戦した番外編、第四弾。 本編を知らない方でも、単体で読めるお話です。

ずっと諦めていたんだ。そう自覚するだけなのに、どれだけ かかったのだろうか。 ひたすら羨ましがっていたような、他人事のように見ていたような。どちらでもないような。 ただ ひたすら…

隣の席の女子にハンドクリームをもらう話です。

大宮梨香は手のささくれによって発現する異能、ささくレーダーの使い手である。いつの間にか孤独な日々を送るはめになっていた彼女のもとに、ある時一人の男がやってくる。

　※ この物語はフィクションです。一部、ある小説投稿サイトで行われているイベントと非常に酷似した部分がありますが、実在の事件、人物や小説投稿サイトとは関係ありません！ 　※ セル…

女工のミヨは暗い山道を逃げていたが、途中で大事な手袋をなくしたことに気づく。 人と扱われぬ工場に戻るか、手袋をなくしたまま進むか彼女は逡巡する。 20244参加作品です。

常日頃、部署の上司からパワハラを受けていた。 耐えかねたある日、黒魔術に手を出す。 素人がいきなり成功するわけではないが、精一杯やったおかげで今までの憂さ晴らしはできた。 果たし…

色黒で、血管が浮き出てて、カサカサな私の手を息子は魔法の手だと言ってくれるのです。

ラブホテルでホストが刺殺される事件が起こった。その現場に急行した私たちの前に、清掃員の女性が「自分が殺した」と名乗り出た。しかしその供述はあいまいなものだった。一体真実は・・・

研究所から研究中の細菌が流出したとの速報が流れてきた。 「ささくれ菌（仮）」という命には別状は無いが手にささくれができやすくなるというものであった。 人々は安堵するが、そこに落と…

ささくれができた手で、かつては拳を握って少林寺拳法をしていた。嫌な思い出もあるけれど……。