「風竜」を含む小説

王国の北、辺境伯領に広がる広大な荒れ地の最果てにある〈大地の裂け目〉。 辺境域を跋扈する魔物どもの発生源とされるその大渓谷の奥深くを探索すべく、王国軍がその裂け目の途上に拠点とな…

――――三千年守り続けた国は、朽ちた枝を鉄鋏で落とすように、私を切り捨てた。 神獣『金鴉』として懸命に国を守護していたはずが、ぽいっと売り渡されたさきは、そのむかし自分を袖にし…

滅びの村から唯一生還した白銀の少女。 その少女を義妹に迎えた若き剣士の旅。 遠く離れた地で起こる、青赤二大国の戦争。 歴史の闇に葬られた黒い獣たちの逆襲。 三つの物語はや…

　よお、旦那。ランランカの街は初めてか？ 　古臭い？　変な匂い？　おいおい、俺の故郷なんだ、悪く言うなよ？ 　ランランカは職人が多いんだ。古い建物をずっと手を入れて暮らしてる人も…

リーリ・チノ〈赤竜を駆る姫〉として巨大な赤竜に乗り、汞狼族の戦士・カルヴァートとともに国を蝕む「クィヤル熱」の犠牲者を弔う旅をするルィヒは、ある日、ラク砂漠で倒れている若者を見つ…

　影響し合う二つの世界、《リアレイト》と《レグルノーラ》。 　リアレイトからやって来た救世主が、破壊竜の脅威に晒されていたレグルノーラを救ってからから二十年。再びレグルノーラに危…

前作 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883498483 文龍二年。 トゥーチ家に暇乞いした夏山星舟は、南方領ラグナグムス家の家宰となっ…

冥界に漂っているあたしに向けられている、もの凄い敵意と憎悪に気づいた。冥界では意識も記憶もないはずなのに？どうやら、そいつはあたしと相打ちになった魔王らしい。そして冥界の外に引っ…

水神の恵みを受けるマルシブ帝国の西端には、広大な砂漠が広がっている。 この地の治安を担うのは、帝国の忠臣砂竜（さりゅう）族。その名の通り、砂竜と共に暮らす部族である。 砂竜族、…

【本編完結／後日譚「戦乱の章」準備中】 マルシブ帝国第十六皇女アイシャは、地味で臆病者。ひょんなことから洗濯籠に隠れたアイシャは意図せず後宮から連れ出され、天竜（てんりゅう）の…

惑星エンドラを一年かけて周る嵐、イブキ風。 竜使いの里の民には、イブキ風に乗ってやって来る生物を狩る文化がある。 暴風の中での狩りは当然ながら危険が伴う。 13歳の少女アイシャは…

【大人も子供も楽しめる冒険ファンタジー】を目指して✨ ※物語の舞台となる世界の地図を、近況ノートに載せてあります。良かったら見てください！ https://kakuyomu.j…

常世（とこよ）の春。 迷い込んでみたい所？　でも、偶然では辿り着けない場所。 ◇ 三題噺 ◆その１　お題∶「桃源」「花風」「竜」 ◆その２　お題∶「接触」「回復」「予定調和」 ・…

「赤銅の髪の魔術師」の後日談。 「お姫様は自分の名前を捨てたいようです。」の前日譚。 王女チェリエと騎士ヴィンドール。ふたりがまだ幼かった頃の話。

王室主催のデビュタントボール。 緊張して足を踏み入れると、突然やってきた長身の青年に番《つがい》だと告げられた。 わけもわからないままダンスをし、気付けば一つベッドの上……！？ …

山奥の小国のそのまたの奥のカルガ谷の結界の中で育ったメアリ・タオ・ミラベル。同じ年頃の子らに比べて成長が遅く、両親のいないタオは、周りの友達に馬鹿にされていた。 泣き虫で唸ること…

魔法の練習をしようとしていたツキは、迷子になっている小さな女の子、ハナちゃんと出会う。ハナちゃんの正体は竜だった。 幼なじみのフウとともに、ハナちゃんを親元へ連れて行くツキ。ハナ…

トコワ国の上空には竜たちの棲む星空の世界が広がっている。 年に四度、四季の神殿に贈られた竜の卵を孵すのは“托卵の巫女”の役目。二百年ぶりに二つの卵を預かることになった夏神殿は、双…

これはとある国の皇女毒殺未遂事件から始まるお話です。 事件関係者 被害者…　春嵐姫：とある国の第三王女、皇位継承権二位（準太子） 加害者…　輝夜帷姫：神女。大貴族のお姫様 …