「震災」を含む小説

私は能登在住です。 1月1日に発生した、令和6年能登半島地震で被災しました。 発生当時から、近況ノートで状況を書いてましたが、記録を残そうと、作品を立ち上げました。 あっ、…

東日本大震災で津波にのまれたツヨシは、気がつくと半魚人になっていた。 あれから十三年。 生き残った家族の変化を見守りつつ、父親としての自分がいなくても子どもたちが立派に育つのを見…

高校生の藤本一臣はサッカーの才能に溢れ、将来を約束された道を歩む筈だった。しかし震災で家族を亡くした衝撃で、心を失くし、何も出来なくなってしまった。彷徨い歩くうちにゆるく生きてる…

ケヤキの「僕」は、ある日、小さい頃から育ててくれた造園業のおじさんの元を離れ、見知らぬ街の見知らぬ公園の中に植えられた。 やがて「僕」は、近所に住む隆也に出会った。隆也と「僕」の…

震災を経験した人々にとって、復興にはどんな意味があるのか･･･。そんなことを考えました。

多くの犠牲者を出した鳥取地震から十年。 両親を亡くし、古びた一軒家で妹と二人で暮らす無気力高校生の間宮律は、一人夜の海を見に行く。すると、律は浜辺で凪沙(なぎさ)と名乗る記憶喪失…

　1995年1月17日に起きた阪神大震災。 　土木系の会社に勤めていたため、２月に一週間ほど大阪の支社の応援に行きました。わずか数日ですが、実際に被災地を歩き、震災の被害をこの目…

東日本大震災による地震や津波の被害を受けなかった私の地元。しかし、南海東南海地震では確実に破壊される私の地元。その地震と津波も、いずれ10年前、20年前、……のものとなってゆく。…

アイデンティティを見出せず毎日を退屈に過ごす高校２年生の花澤美心はある日移動販売でパンを売る宮原笑実と出会う。 彼女の作るパンに心を動かされ笑実の営む『笑顔のパン屋』でアルバイト…

昭和八年二月末。 神や怪異、或いは異能や魔術のような超常の概念に溢れた世界の大日本帝国。 超常を用いるヒトは『境界人』と呼ばれ、畏敬と恐怖の対象となっている。 御影奏彌はその一…

私が「売薬さん」をやっていた頃の、ちょっとホロ苦い体験談です。

阪神大震災の語り部、峰松浩一(こういち)は急死しました。 予期せぬ事態に混乱している状態にはありますが、彼の体験小説の共同執筆者として跡を継ぐことになりました。 とはいえ、わた…

この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。 一部不快に思われる表現があるため、ご注意ください。 今回台湾の震災の遭われた方に対して心よりお祈…

イタリアの震災について。小説家になろうとnoteでも連載しています。

明日という日が来る限り。

震災で、陰謀論にハマった男の話

※ 縦書き小説 『屑籠の小説から』 震災能登の壊れた家の屑籠に、こんなノートが捨てられてありました。このノートを筆記した方は統合失調症だった様です。 この作品は、表面に書かれたも…

【KAC2024 第5回お題「はなさないで」参加作品】 母親の記憶が殆どない華凛。 唯一覚えているのは「はなさないで」という言葉ぐらいのもので――。 ※この作品はフィクシ…

大地震が起こり、大津波が迫る。 未曾有の大震災に戸惑う住民たち。 ようやく避難が始まった時、一人の外国人の少年が親とはぐれていた。 ツトムは少年の手を引き、避難を始めるが津波に飲…

執筆当初、齢14の中学二年であった作者が東日本大震災のとき、一体何を思い、何をしていたのか。 8年目の3.11になって、ふとあの頃を追想する。 そして、2019年の春休みに父と訪…