「自分が嫌い」を含む小説

この物語は、一人の少年が「魔王」としての運命を背負い『災害』と戦い、一人の少女に倒されるまでの御伽話である。 2020年某日　世界は突如、天使族に侵略され保護されたー だが一…

　私はこの世界が嫌いだ。なぜなら自分が嫌いだから。周りの蛾が煩わしいから、目を閉じたくなって、私はどん底へ落ちた。そんなのは理不尽だ。 　もし生まれ変われたのなら、私はああいう蛾…

愛知県教育振興会　第48回（令和5年度）児童文学賞　佳作

【あらすじ】 人間嫌い、魔族嫌い、自分も嫌い。勇者だけど勇者の使命を果たす気のないぐーたら少女、勇者さん。 勇者さん大好き、人間好き、魔なるものは滅びればいい。真っ白な見た目でま…

図書室の奥地。昼休みにここで昼食を食べている高橋に、いつも樹山は付き合ってやっていた。ほぼ毎日のようにカースト最下位はどちらかについて言い争っている。 高橋はクラスの女王である谷…

このエッセイでは、煩わしいことが大嫌いな僕が、シンプルに過ごそうと努める一方で、余計なことをしてしまい、結果的に自分の首を絞めるような事態に陥る特性について語っています。煩わしさ…

「私、あなたのことが嫌い」一緒に自殺するたびにそんなことを言ってくる彼女を私は嫌えない、そんな自分が嫌いだ——　　　 私は自殺を実行に移せたためしがない、いつも直前になって心臓…

これは、私の嘘を告白する手紙です。 これは、最初で最後の告白を綴った遺書です。

社会人百合。気持ちが憂鬱になる可能性のある描写がありますので、ご了承の上お読みください。 【第1話】南理央は、社会のレールを踏み外した24歳フリーター。世界、社会、人間、そして自…

初投稿です。 拙作ですが、読んでいただければ幸いです。 私は私が嫌いだ。 自分を偽りながら生きる。 自分を好きになれない自分。 でも頑張ってる自分に、ご褒美を。 そんな…

悪気なんてない。何をしても間が悪いだけ。 人にできることが、どうして私にはできないんだろう―――。 そんな彼女が出会ったのは。 ※主人公の葛藤が、刺さりすぎる場合があるかと思…

2月某日、小説家のとろろは締め切りに追われていた。 一度は就職を志し企業勤めをしていたが上司からのパワハラにあい３か月足らずで仕事をやめたのだ。 ニート生活を送る中で何気なく書い…

ネットで知り合った女性に騙されて異世界転生した僕は、人間を捨てて黒猫として生きると決めたのに、真っ白な天使に出逢ったが為に、無駄に人間関係が増えていく。 人は嫌いだが、また人を…

香坂桐子（とうこ）には、誰にも言えない秘密がある。 愛する夫にも、大学時代からの親友にも言えない。無論誰に言うつもりもない。理解されるとも思わないし、出来るはずがない。 知られれ…

小林勉は、高校の英語教師だ。帰国子女で、バイリンガルの彼は、その強みを活かして、日々教鞭を執っていた。 彼は、大して努力せずに得た英語を使って仕事をすることに、一種の後ろめたさ…

人間と関わることなく生きて、自分が自分を嫌いなことに気づいてから、いつしか死ぬ事ばかりを考えを始めた少年、天野奏。 それでも、勇気がない少年は死を先延ばしにしてきた。桜が見たい…

剣と魔法の学び舎――グランディオス第五学園に特待生として入学したアヴァルは、両親を殺された過去が原因で周囲と上手くなじめないでいた。広すぎる特待生寮で一人ぐらしをしていたある日、…

　「猫好きに刺さる小説·エッセイ」参加作品。 　パンデミックの中、大切な猫のきららを亡くした彩夏。悲しみに暮れる彼女は、羊毛フェルトできららを作ることで悲しみを紛らわせていく。…

恒例のほぼ実話シリーズ