「精神科 私」を含む小説

　医療関係者の皆様や患者の方々の関わる情報や、私の詳しい治療のことにつきましては個人のプライバシーに関わるため、本文には詳細に描写しておりません。予めご了承くださいませ。 　ま…

兄からラインが来る。今夜食事に行かないかと言う。私は少し考え込む。 　これくらいならいいだろう。これくらいなら普通だろう。これくらいなら怪しくはないだろう。 　一年前、父を家から…

精神科に通う私は弱い人間なのか、それすら分からない。 中学２年生、２４歳フリーター、そして現在２８歳会社員にかけて、私は三度、精神科にお世話になっている。 なぜ私が精神科に通院す…

鬱になり、精神科に入院した私はあゆみと出会う。あゆみは私に「水族館になりたい」と言った。二人の女の子の精神科での日々。

現在、令和4年10月で62歳(もうじき63歳）の田舎暮らしのおばちゃんが、重篤な問題を一度にというよりも何十年も前から、一つ、また一つと徐々に重なるように抱えていって、どうしたら…

私の腕にある傷跡は誰にも分からない傷だ。 知っているのは自分と主治医だけ...誰かに話して解決していたら、こんな傷跡は増えなかった。でも、ある日学校に転校生が来た。彼のおかげで無…

※本作は2021年配信の関西弁団地妻SFアンソロジー「繊翳」収録作になります。 　度重なる災害や二度にわたる感染症の大流行によって、都市機能を一部に集中させる〈基幹集積都市〉…

十月に入り、大分涼しい日が増えた。 本格的な秋の到来である。 私は、ある青年に会うために、歩みを進めていた。 そこで私は、青年の狂気を垣間見ることとなる。 殺人を犯した青年と、精…

なんでもない平穏な時間を切り取る。 自身への問いかけや生き方の選択肢などに思いをめぐらせたり、ふとまわりを見渡して観察したり、そんな私のエッセイ。

　僕と私が出会ったのは精神科の待合室。 　そこで出会った僕達は大学生になって、アパートの隣の部屋で暮らしていた。 　僕と私が抱えるのは、多分お互いを鏡にした、自分自身への自己…

精神科閉鎖病棟、保護室がわたしが行き着いた場所だった。そこで私は泣き叫んだ。お母さん！ ようやく結婚出来た33歳、厄年にうつ病は悪化していく。病みながら生きるわたしのエッセイ。

夏村木《なつむら　もく》、2021年7月で23歳、女。 2020年1月30日に精神科へ通い始め、2021年に入ってやっと『双極性障害』（躁うつ病ともいう）であると診断されました。…

　生きづらさを自分のせいにしながら無理矢理生きてきた白鳥栞は、二十六歳のある日、仕事を続けられなくなった。精神科に通いながら、彼女は生まれて初めて、目を背けてきた自分自身と向き合…

総合病院の精神科医として働く茅本信二の元にある日、霜崎和紀という一人の患者がやってきた。その男はなんと、自分のことを『ハーレム主人公』だと思い込んでいた！？ 霜崎の見ているラブコ…

　精神科医の”私”は、心に傷を負った子供たちが収容される病院に勤務している。 　”椿”・”菫”と名乗る2人の少女の担当となった”私”は、治療プログラムの傍、彼女たちと交流を重ねて…

「とにかく敏感で、生きずらさを感じてしまう人間が、この世界の５人に１人いる。」 —――そんな人達を、世間では「HSP」と呼ぶらしい。 この物語は、そんな特性を持った「私…

精神科医である私の元に、毎週月曜日の十二時に来院する彼は、毎回同じ罪の告白をし続ける。 そんな終わらない懺悔を繰り返す彼の精神は、やがてとある真実に辿り着く……。

私、山内温子40歳にして初の入院生活を送る。そこは隔離され閉ざされた山の中の精神科病院だった。 ９０日間のレポート！

『赤星病院conspiracy』を小説ではない告発文の形で。しかし反体制派の『週刊●●●』から返事はない。私は左翼に絶望する。

目が覚めると、私は精神科病院にいた。 ※連続短編の八作目です。…だったんですが七万字超えてしまったのでこれもうわかんねえな…